チームラボ栗林公園光の祭

2020年1月から3月に開催されたチームラボ栗林公園光の祭に行った際の様子を書いています。最終日に行きましたが、大行列ができていて、若い方を中心に人気がありました。

男木島の水仙に続き、今回は チームラボ栗林公園光の祭 に行ったことを書いておきます。
なかなか世界が大変な最中にお出かけの記事を書くというのは、そこそこ勇気が必要なことかもしれません。
しかしながら、恐らくこれは一時のことで、しばらくすれば皆さん何事もなかったかのようになるだろうから、落ち着いていつも通り、やりたいことをすることにしました。
チームラボ栗林公園光の祭 のイベントは、本当は3月8日までだったのですが、急遽1日をもって終わってしまったので、残念ながらこの記事を見たから行きたい、と思っても行くことはできません。
もしその内容がどんなものであったのかに、もしご興味がおありでしたら、どうぞお読みください。
※記事全体の文字数は約4917字です

栗林公園が大混雑

年明けくらいに、チームラボが栗林公園に来るってよ、というニュースがありました。
2018年の冬に高知城で観たので、もういいんのではないか、とも思ったのですが、栗林公園だし、はじめての開催だし、行ってみる、ということなりました。
イベント自体が始まったのは、1月25日だったのですが、まだ寒い時期だし、お隣の国の方が多くいらっしゃる予定の期間だったので、前売りだけ買って、暖かくなったら3月の初めにでも行こうかな、という予定でした。
(結構皆さんそう思っていたと思います)

なので、もし1日までということでなければ、もう少し余裕を持って行ったはずですが、当たり前ですが、お終いとなった後には行けませんし、次回はいつあるのかなんてこともわかりません。
一応家族三人分の券を買っていましたが、奥さんは行く、子どもは行かない、と意見が分かれまして、僕と奥さんだけで行くことになりました。
時間は18時過ぎに周発します。
何となくいつも混まないような道に、速度の遅い車がたくさんいて「あれ?」と思っていたのですが、栗林公園周辺は大変混雑していまして、コインパーキングもおおむね「満」の表示です。

限られた中ですが、栗林公園から遠ざかれば空いているところもあったので(徒歩15分)、停めて栗林公園に向かいます。
普段なら春秋のライトアップの時に入れる「北門」へ向かいますが、残念ながら閉門…。
人の波が東門へ向かっています。
ムムム、これは大混雑の予感…。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園北門は閉鎖

普段入場している東門も閉じられていまして、お土産屋さん「栗林庵」の隣にチケット売り場のテントが設けられていました。
高知城の時に前売券と当日券に金額差があったので、今回は事前にコンビニで購入しましたので、ここは通り過ぎます。
しかし、そのテントの奥には、香川では見たことのない大行列が出来ていました。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園の駐車場は大行列

僕が見る限り、列は栗林庵から始まり駐車場の入口のところで折り返し、九十九折になっていました。
年末に行ったUSJみたいだね、どうする?と奥さんに尋ねましたが、何となく列に並んでしまうと、その列からは離れにくいものです。
まあ、子どもが来たくないと言ったのは、正解だったかもしれません。
暗闇の中進む大行列はこんな感じ。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園の行列

ちょうどいい具合にぼやっとした写真になっていますが、マスク姿の皆さんが並んでおられます。(僕も同じではあるが)

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園の行列

出口が見えるのですが、圧倒的に入る方が多い感じで、これはなかなか進まないよな、という雰囲気でした。
1時間とちょっとした頃合いに、公園の中へ入ります。
いつもはここから出てくるのですが、反対に入るようになっています。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園

ここから入ることもなければ、ここを逆に歩くこともないのになあ、と思っていると空から雨が…。
もうあと少しで中に入れますが、一応奥さんに尋ねます
「どうする行く?」
「行く」

池に浮かぶ球体

入場口では園内のマップを配布していました。
これがあれば、大体安心です。
なるほど、南湖の周辺と、旧日暮亭の辺りでされているのですね。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園のマップ

しかし、これはまた細い道を選んだものだ、と思いながら進みます。

チームラボ 栗林公園 光の祭
栗林公園は、国の特別名勝に指定された江戸初期(17世紀)の回遊式庭園(日本庭園)です。16世紀後半に築庭されたことに始まるといわれ、1630年代以降、大名庭園として拡大、修築を積み重ね、100年以上経た1745年に完成しました。 庭園は造られた当初から松で構成され、まるで盆栽のような松は、約300年に渡って手入れされてきました。
チームラボは、「Digitized Nature」というアートプロジェクトを行っています。非物質的であるデジタルテクノロジーによって、自然を破壊することなく「自然そのものが自然のままアートになる」というプロジェクトです。
人間は、自分の人生より長い時間を認知できないのではないか、つまり、長い時間の連続性に対する認知の境界があるのではないかと考えています。 長い年月をかけて自然がつくる形や、長く続いてきた人と自然との営みによる造形、その形こそが、長い時間を知覚できる形そのものであると考え、それらを使うことで、長い時間の連続性に対する認知の境界に対する模索をしたいと思っています。
「チームラボ 栗林公園 光の祭」では、一歩一景といわれる変化に富む美しい栗林公園を、人々の存在によって変化するインタラクティブな光のアート空間に変えます。

チームラボ 栗林公園 光の祭 | teamLab / チームラボより引用

大抵何を言っているかよくわからないところですが、日本庭園をライトアップします、ということを書いているようです。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園

僕は出来れば立ち止まって景色を観察したいのですが、
「立ち止まらずお進みください!」
と、係の方に怒鳴られる(本当にそんな感じ)ので、進みます。
1時間以上待って、何を怒られなければ…、とも思いますが、毎度運営もいっぱいいっぱい(チームラボはいつもだね)。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園 水面に立ち続ける呼応する生命 / Autonomous Resonating Life on the Water

ちょうど南湖の水面には、球状のオブジェが浮いて光っていました。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園 水面に立ち続ける呼応する生命 / Autonomous Resonating Life on the Water

何がということはなくて、まあ、色が変わるのは確かに珍しい感じ。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園 水面に立ち続ける呼応する生命 / Autonomous Resonating Life on the Water
チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園 水面に立ち続ける呼応する生命 / Autonomous Resonating Life on the Water

まあ何が楽しいということもなくて、これは雰囲気ですね、雰囲気。
タマゴのような球体に触れると色が変わるのか、皆さん触れていました。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園 水面に立ち続ける呼応する生命 / Autonomous Resonating Life on the Water
チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園 水面に立ち続ける呼応する生命 / Autonomous Resonating Life on the Water

僕はその光に照らされて人のシルエットが浮かぶのが楽しいところです。
じっと観察してても、特に皆さんが何をしているのかわかりませんが、何となく淡い光に包まれて、戯れている、という感じでした。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園 呼応する木々 / Resonating Trees

木々のライトアップは、昨年の紅葉や桜の季節のライトアップと、大差がなかったところです。
普段からこうした景色に見慣れていなければ、きっと素敵な景色に見えるだろうけれど、春秋にもこうなるよね、という感じは否めないところ。

掬月亭周辺

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園 浮遊する、呼応する球体 / Floating, Resonating Spheres

しかし、掬月亭の周辺に来ると、少し開けた場所になっていて、やや宙に浮いた球がありました。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園 浮遊する、呼応する球体 / Floating, Resonating Spheres

もう少し僕が若くて無邪気であったら、きっとボンボンと叩いてみるところですが、十分に大人になっているので、眺めるだけ。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園 浮遊する、呼応する球体 / Floating, Resonating Spheres

奥さんはバンバン触っていました。
触ってみたくなるよね、と言っていました。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園 浮遊する、呼応する球体 / Floating, Resonating Spheres

掬月亭の向かいにある涵翠池かんすいちには、ブロック状のオブジェ、ランプが並べてありました。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園 浮遊する呼応するランプ – ワンストローク / Floating Resonating Lamps – One Stroke
チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園

普段あまりスポットライトの当たらないところも、綺麗にライトアップされていました。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園

池の奥の広場、ちょうど桶樋滝おけどいのたきの手前には、少しサイズの大きな球体が置かれていました。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園 自立しつつも呼応する生命 / Autonomous Resonating Life
チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園 自立しつつも呼応する生命 / Autonomous Resonating Life

自分たちの背丈より随分大きかったので、2mくらいの高さがあっただろうと思います。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園 自立しつつも呼応する生命の森 / Forest of Autonomous Resonating Life

若干ですが、ここは荒れ気味となっていて、皆さんストレスが溜まっていたのか、押し合いの様相を呈していました。
ちょっと中に入ってみたけれど、すぐに出てきました。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園 増殖する生命の石壁 – 紫雲山 / Ever Blossoming Life Rock Wall – Mt. Shiun
チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園

桶樋滝には、キラキラとしたプロジェクションマッピングが投影されていて、赤壁がカラフルに彩られていました。
この奥は特に何もない、ということなので、出口に向かいます。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園 浮遊する呼応するランプ – ワンストローク / Floating Resonating Lamps – One Stroke
チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園

楓岸の細い道ですが、この辺りは混雑しているということはなくて、すたすた歩くことができました。
小さい子は足元が暗いから、コロンコロンと転んでいました。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園

吹上亭の前から飛来峰へ登っている方もいましたが、奥さんは「もう出よう」というので、そうします。

チームラボ栗林公園
チームラボ栗林公園
チームラボ 栗林公園 光の祭 teamLab: Digitized Ritsurin Garden(2020年3月)

全体的に綺麗なイルミネーションのイベントでしたが、残念ながら人が多すぎました。
急に今日で終わり、としたらそうなるよね。
20時半頃外に出ましたが、まだ行列は半分くらい残っていました。

ちなみに子どもの分の前売りチケット(セブン・イレブン)が使用できずに残ってしまいました。運営事務局(087-831-4449)に電話で尋ねたら、
「来週9日~31日までの間にセブンイレブンの窓口で払い戻しします」
とのことでした。

若い方には、人気があるようなので、夜型の観光、イベントとしてまた開催してくれたらいいなあと思います。 あんまり何度もという感じではなさそうですが、次回は是非玉藻公園や丸亀城なんかであったら、良いですね。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただきありがとうございます。

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