さて、今回はことでん 栗林公園駅から瓦町駅 のことを書いてみようと思います。
特にこれと言ってそこに何かあるわけでもないのですが、栗林公園の梅林を見た帰り道、ことでんに乗りました。
ことでん栗林公園駅や、そこから瓦町駅へ行く様子のことなどにご興味のある方の参考になれば幸いです。
目次
栗林公園から栗林公園駅へ
栗林公園から東へ400mほど行くと琴平電気鉄道、ことでん栗林公園駅があります。
これはなかなか言葉で表現するのは難しいけれど、栗林公園周辺には三つの駅があります。
生まれた時からここに住んでいる方は、それぞれ当たり前だろうと思うかもしれませんが、高松に来たばかりの頃、とても不思議な場所にあるのだなあと思いました。
まず驚いたのは、それぞれ栗林公園からあまり近くないところ。
栗林公園駅は東に400m離れているし、JRの栗林公園北口駅も200m位あります。(そもそもあまりこの駅は山のすぐそばで馴染みがなく、どこにあるのかわからないほど)
JR栗林駅というのがあるけれど、これは「栗林」とあるけれど、栗林公園から離れた藤塚町にあるのですが、「栗林駅」となっています。
何となく栗林駅が最寄り駅な気がしてしまうのですが、全くそうではないので混乱してしまいました。(もう今は随分慣れましたが)
しかも、栗林公園北口駅と栗林駅はJR、栗林公園駅が琴平電鉄だと言われても、最初はなかなか理解しにくいですよね。
そして今回はその栗林公園駅を目指します。
入った時には横断歩道を使ったので、帰りは東門を出て地下通路を通りました。
地下通路、高松には結構たくさんあって、これも一つ記事が書けるくらいですが、今回は駅を目指します。
栗林公園駅
僕はこの記事を書くまで気が付かなったのですが、この栗林公園から栗林公園駅へ続く道は、途中まで県道160号線なのですね。
なんでこの道のことを書くかというと、この道沿い、駅に近づいたあたりの北側にことでんの本社があります。
ずっとタクシーのりばだと思っていましたが、ここが本社だったのですね。
向かい側には病院があるのですが、その反対側の奥の方なので、あまり気が付かず通り過ぎていました。
そこから少し東、踏切が見えるところに三角形の屋根の駅舎が見てきます。
2004年にこの駅舎が出来たのですが、その前にはスーパーがあったらしく、道路沿いに自転車が並んでいた記憶があります。
今はすっきりしていますが、この通りはもうちょっとごちゃごちゃとした印象がありました。
僕が訪れた時間帯には、それほど人は多くなかったのですが、高校が近くにあるので、朝夕のラッシュ時には混雑しています。
中に入っていきますね。
僕は地図に徒歩約5分と書いたのだけれど、ここでの看板は約10分となっていました。
確かに信号などを考えればそのくらいかもしれません。
栗林公園駅の改札口
駅舎に入り、券売機で切符を購入します。
ことでんにはIruCaイルカというICカードがあるのですが、乗ることがあっても一年に一度くらいなので持っていません。
頻繁に乗る方や定期券を持っている方は持っているのでしょうね。
今日は瓦町まで乗るので、大人190円です。
よくよく考えてみたら、20年以上高松に住んでいて栗林公園駅からことでんに乗るのははじめてのようなきがします。
栗林公園駅のりば
前の方が切符を購入していて、改札で出していましたが特に駅員さんは何もしなかったので、改札ということはないのだと思います。
切符を買ったらそのまま乗り場へ入ります。
ことでんは多くが無人駅になっているのですが、どうやって乗ったら良いんだろうかと、最初は戸惑いますよね。
栗林公園駅では切符を買ったら、そのまま乗ればよいのだと思います。
1番の「のりば」が今日向かう瓦町、高松築港方面です。
踏切を渡った向かい側(これもなかなか僕はスリルを感じる)が、一宮・滝宮・琴電琴平方面となっています。
ちょうど電車が入ってくると、遮断機が下りてきて横断できないようになるのですね。
5分ほど前に電車は行ってしまったので、乗り場には一人二人という感じでした。
北側を向くと、この進行方向は瓦町方面です。
普段この踏切は車でよく通るのですが、こうして横から眺めることはありません。
なかなか普段とは違う不思議な感じがしますね。
反対側南側は、次の三条駅方面。
花の宮の踏切、上ノ町の踏切が見えました。
ここからしばらく南へは直進するのですね。
ホームの一番端から眺めると、やはりホームが長いなあと思います。
ことでん栗林公園駅から瓦町駅へ
そろそろ電車が来る頃なので、のりばの中央へ戻ります。
ランプがついて、前駅三条を出たことを知らせてくれます。
どの駅にもあるのでしょうかね。
プシュッっと音を立ててことでん電車が入ってきました。
最初の静かな感じを思うと、結構乗降する方が多いです。
一番先頭に行ってカメラを構えます。
知っている方がいたらこまるなあなんて思いながらですので、小さい子がいたらやめようと思っていました。
比較的乗客が少なくてよかったです。
瓦町駅まで
ひと駅なので、ほんの数分ですが、見てみますね。
栗林公園を発車すると、電車は緩やかに左へカーブします。
ことでんの線路が少し高い位置になっていて、ちょいちょいと線路の下を細い道が通っています。
すぐにJR高徳線の高架と交差している場所が見えてきました。
高徳線とことでんの線路が交わる場所が市内では二か所あると思うのですが、下から見上げるとことが出来るのはここだけです。
下から歩道、ことでん、JRの順に重なっています。
高架を過ぎると、前方からの電車とすれ違いました。
踏切を幾つか超えると再び左へカーブしていきます。
そして、魚屋さんの踏切を超えると、瓦町の駅が見えてきました。
コトコトことでん
瓦町のホームが見えてきました。
瓦町駅へ到着です。
僕は何度か瓦町の駅で下車したことがありますが、降りてすぐに二階の改札へ上がる為、ここから発車する電車を見送ったことはありません。
ですが、今回はここの発車のメロディを聞くのも一つの目的だったので、少し待ってみます。
車掌さんがちらっとこちらを見て中に入ると、メロディが流れました。
「タタタタタタタ、タン、タタタタタタタ、タン、ピッピ―」と笛が鳴りました。
なるほど、これがくるりの「コトコトことでん」なのですね。
わあ、これはいいですね!
はじめて聞きましたが、高松の駅が出てきて、おっとりした感じで、ことでんにぴったりです。
帰りに瓦町のエスカレータを見ると、こんな張り紙が…。
瓦町フラッグが出来て以降、何とか運転を続けていたエスカレータですが、ここが止まると、相当に苦しいというサインです。
明日からまた栗林公園の春のライトアップが始まります。
また来月はいよいよ瀬戸芸も開幕します。
もしどこかにお出かけの際には、是非電車に乗ってお出かけしてみてください。
コトコトことでんに乗って。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。