瀬戸内国際芸術祭2022 紙の作品鑑賞パスポートについて。
よくよく考えてみると、お出かけするばかりがブログではないので、思いついたことを書いておこうと思います。
これまで2010年から3年毎に、香川、岡山両県の島を会場に瀬戸内国際芸術祭、Setouchi Triennaleが開催されてきました。
今年2022年も2010，2013，2016，2019に続き5回目の開催年となります。
開催が決まり、会場や参加アーティストも決まり、先日は感染対策も決まったところです。
僕もそれなりに楽しみにしていて、早く行ってみたいなあと思っているのですが、一つ二ついつもと違うところが…。
作品を見るための作品鑑賞パスポートというのがあって、前回までは前売券（引換券）が前年の秋に発売されていました。
今年はデジパスだそうで、オンラインで購入してそのままコードを読むという仕組みになっていました。
確かに接触を避けるため、それでも良いのだけれど、いくつか不安なところが…。
・スマホを自宅に忘れたら
・スマホやアプリが壊れたら
・バッテリーがなくなったら
・アプリをいちいち起動しないといけない
などなどと想像してしまいます。
（まあ、はっきり言うといろいろ信頼していない。）
実際には紙のパスポートだって自宅に忘れ（2回ある）、無くし（2枚）たことがあるので、たいして変わらないのですが、スマホを出し入れするよりは軽いです。
そしてやっぱりディスプレイに表示されたスタンプではなくて、リアルな体験として現場に置いてあるインクの付いたスタンプを押したいし、押してほしいんですよね…。
そしてデジタルだと会期が終わればそのままアンインストールですが、紙はガイドに挟んで置いておけます。
もちろん置いてあったからと言って、それを年中眺めたりするわけではないのですが、やっぱり、あのキャビネットには、瀬戸芸に行ったパスポートがある、と思うだけで安心するのですよね。
というわけで、瀬戸芸の事務局に紙のパスポートは販売されないのか、電話で聞いてみました。
瀬戸芸2022 紙のパスポートの販売は？
紙のパスポート（引換券）ですが、4/1以降販売の予定だそうです。
よかった、紙の販売もあるのですね。
大手コンビニ（セブンなど）や旅行代理店（JTBなど）、JRでも取り扱うかも、と言っていました。
前売りは春会期前日4/13（水）まで販売なので、4/1からだと日が少ないので注意です。
また、4/1からと言っても、4/1に販売が始まるかは取り扱い各社の判断だそうなので、ご注意ください、とのことでした。
3シーズンパスポートの前売りを購入予定の方は、4/1以降確認してみてください。
なかなか忙しいスケジュールですが、楽しみですね。
その後、プレスリリースも出ていましたのでご覧ください。
プレスリリース 2022.03.22
瀬戸内国際芸術祭 2022 各種チケットの先行販売について
そして、4/14に瀬戸芸2022が開幕したので、案内所でパスポートと引換えてきました。（ガイドも買った）
4/14以降は案内所などで直接買えるようになっていました。
態勢が整っていなかっただけなのでは、なんて言わない…。
便利かどうかは別として、これで瀬戸芸に行けるという感じになるのですよね。
そして、こういう写真も撮りたかった…。
どうぞ皆様、感染対策をばっちり行い、十分気を付けて瀬戸芸を楽しんでください！
3シーズンパスポート特典専用駐車場
訪れてみてわかることですが、これまで3シーズンパスポートで利用していた瀬戸芸の駐車場の場所に新県立体育館建設が始まっていて、場所が変わっていました。
そして、その特典利用について「3シーズンパスポート1つにつき1度」に変更されていました。
これまでは3シーズンのうち1つにつき2度だったのだけれど、1度に減っていましたのでご注意ください。
詳しくは 瀬戸内国際芸術祭2022 パスポート購入者専用駐車場 でも書きました。
瀬戸内国際芸術祭2022 作品鑑賞パスポート 紙かデジタルか？
沙弥島と女木島へ行ってきましたが、デジタルパスポートの方は見かけませんでした。
ほとんどの来場者が紙のパスポート。
以前までと違うところは、屋内の作品に入る際にパスポート背面のバーコードを読み取るところです。
もしスマホアプリだと、写真を撮りたいけれどパスポートも出さないといけない、ということになるのでは、という心配がありましたがまさにそんな感じです。
3シーズンパスポートは専用駐車場を1度利用できるので、春夏秋と行く方は瀬戸内国際芸術祭2022 紙の3シーズン作品鑑賞パスポート（一般5000円）がお勧めです。
旅行で来たけれど、一度見たらしばらく来ない（それも寂しいが）方はワンシーズン（一般4200円）、デイチケット（一般1800円）でもいいかと思います。
一度観たら、きっと夏と秋も来たくなるけれど。
瀬戸内国際芸術祭2022-紙の作品鑑賞パスポートの特典
さらに僕が実際に経験した3シーズンパスポートの主な特典、メリットを掲載しておきます。
（意外にもガイドにもパスポートにも明示されていないので）
行けば行くほどお得感が増す仕組みになっていますが、その分だけ交通費などがかかります。
他にもあったら順次追加していきますね。
- グッズショップで、瀬戸芸公式グッズ5％オフ（1度のみ、僕はガイドを買いました）
- 犬島精錬所美術館、犬島家プロジェクトの入館料が無料（参考：大人15以上2100円）
- 直島ベネッセハウスミュージアムの入館料が無料（参考大人1300円）
僕は前売り4000円で購入したので、駐車場利用（1200円程度）とあわせると、既にその額を超えました。 - 高松市美術館の「みる誕生 鴻池朋子展」の入館料が大人1000円が団体料金の800円に割引されました。
- 小豆島福田の福武ハウス「アジアギャラリー『時代の風景・時代の肖像＋＋＋』」の入入館料が無料
- 二十四の瞳映画村瀬戸内国際芸術祭作品鑑賞パスポート提示で入村料が大人890円が700円に割引。
- 四国村の入場料1600円が1000円に割引。
- 香川県立ミュージアムの特別展入場料が1200円から1000円に割引。
紙のパスポートの注意点
紙の3シーズンパスポートを利用して思ったことですが、最初に訪れた沙弥島で、背表紙の半分を切り取って入れました。（確か来場者の情報取得とか何か意味があったのですが、今となっては不明）
その時は何も思わなかったのですが、困ったのは、パスポートを出すたびに半分下の記載事項が見えてしまうのですよね…。
僕は見えても構わないけれど、見たくない人、見せたくない人もいるのでは、という感じです。
これまでにはなかった紙のパスポートで注意するべき点ですので、ご留意ください。
あとは、今までとそれほど変わりません。
巡るうちに気が付いたことですが、高松港の「tk02」はどこを探しても作品がありません。
案内所に尋ねたら「間違いで印刷していて作品はありません」との回答でした。
そこだけ空欄になるのが正しいスタンプ、これもまた珍しいですね。