雲辺寺山麓のブルートレイン のことは、以前にも書いていて、また同じような内容になるかもしれません。
しかし、前回は雲辺寺ロープウェイ山麓駅の駐車場に車両が運び込まれた、というところまでだったので、その後綺麗に塗装されましたよ、ということを今回は書いておきたいと思います。
雲辺寺山麓のブルートレイン やその下にある五郷山公園のことなんかにご興味のある方の参考になれば幸いです。
雲辺寺山麓のブルートレイン の場所
まずは場所から見ていきますね。
雲辺寺という四国霊場八十八か所の札所があるのですが、そこへ行く為のロープウエイの駅が山麓にあります。
その雲辺寺ロープウェイ山麓駐車場にブルートレインがあります。
香川県の西の方です。
車で行くと、高松から雲辺寺ロープウェイ山麓駅のブルートレインまでは約一時間半。
ブルートレインを見に行くのだから列車で、という方もいるかもしれませんが、JR観音寺駅と雲辺寺ロープウェイ山麓駅を結ぶバスは、2021年10月現在休止されているとのことです。
土日祝だけ運行していたのですが、残念です。
国道377号線を西へ向かい、「雲辺寺」の看板がある交差点で左折します。
萩原寺を超え、山道を10分ほど登ると雲辺寺ロープウェイ山麓駅の駐車場へ到着です。
第一駐車場と第二駐車場があり、ブルートレインがあるのは海側の第二駐車場です。
第一駐車場に車を停め、第二駐車場へ向かうところから、見て行きますね。
雲辺寺山麓のブルートレイン は第二駐車場に
第一駐車場の隅に、海側を見渡せるベンチがあって、そこの正面にブルートレインがあります。
前回も曇りだったので、今回は青空の日(高松は晴れていた)と思って出かけたのですが、観音寺はこの日も曇りでした。
一組鳥を観察されている方がいました。
階段があるので、下に降りて行きます。
なかなか写真ではわかり難いですが、ブルートレインの奥に森、市街地、瀬戸内海と続いているので、この辺からずっと眺めていても良いんだけれど、という気持ちになります。
遠くからだと車両が重なって一つに見えていましたが、近づくと二つあるのがわかります。
近づいて見てみると、前回よりも塗装が直されていて、綺麗になっているのがわかります。
そのうち走り出してもおかしくないほど。
なは
鉄道全般やブルートレインに詳しいわけではないので、解説はできませんが、以前にも引用した内容を載せておきます。
特急「なは」は1968(昭和43) 年、大阪から西鹿児島(現鹿児島中央)間で運転を開始した。 都市名を列車名とする特急の場合、ほとんどが始終着駅に関係しているものだが、この「なは」は、当時アメリカの統治下にあった沖縄の本土復帰を願って名付けられた。鉄道のない沖縄を走行することはなかったが、鹿児島港から船に乗り継ぐことで沖縄へのアクセスの一端を 担っていた。
懐かしの特急:JR西日本 のHPより引用
大阪から鹿児島まで行っていた寝台列車なのですね。
綺麗な塗装を、青空の下で、と思っていたのですが、雲辺寺の山の方から次々と雲が…。
まあ、これは仕方がないところです。
下地が剥き出しになっていた部分も塗られ、往時の姿を取り戻したという感じがしますね。
このドアが開いて中に入れるようになるのでしょうかね。
上に窓のようなところが見えるので、客室から空が見えるのでしょうか。
雲辺寺の方向を向いているから、夜には星空がきれいだろうなあと思います。
写真ではお伝えしきれませんが、ちょうど秋のはじまり、萩が咲いている頃だったので、虫の音や鳥のさえずりが辺りに響いていました。
瀬戸
そのお隣、海側には「瀬戸」。
「なは」はプレートを大きく撮ったのに、こちらは忘れてしまいました。
白い波打つ海辺、という感じのデザインなのですね。
こちらも、塗装が施され、綺麗になっていました。
何とか「瀬戸」の解説を探してみるのですが、なかなかこれというのがありません。
サンライズ瀬戸がその後継としてまだ運行されているからでしょうかね。
奥の「なは」は山側、「瀬戸」は海側にあります。
こちらは屋根に窓はありません。
ここから中に入って行くのでしょうかね。
「B寝台」というプレートがありました。
ちょうど瀬戸の外側が北を向いていて、その先には瀬戸内海が見えます。
なるほど、山を見る方と海を見る方で分けているのですね。
周囲には萩の花が満開でした。
確か岸井さんは蘭も育てておられる(だからうどん屋もビニールハウス)と聞いたことがあるので、お花も楽しめると良いですね。
行き先が「観音寺」になっています。
ぐるりと反対の方へもまわってみますね。
ふと列車を眺めていて思ったのですが、ここにブルートレインがあると、何だか銀河鉄道みたいですよね。
夜になると走り出して山の彼方へ行ってしまうのでは、と思うほど。
奥に見えるのが雲辺寺ロープウェイ山麓駅の屋根です。
ここに来る時には午後が多いからか、なかなか晴れの天気に来られません。
(繰り返しになりますが、高松はこの日は晴れていました)
最終的にこちらは「オハネフの宿」として完全修復を目指しておられます。
もう終了しましたが、10/20まで3回目のCFを行っていました。
[なは]オハネフ25 2209 .206の完全修復したい!
屋根や内装を整備し、覆いをつけたらいよいよ完成になるでしょうかね。
岸井さん、お土産うどんの販売も始められていました。
四国遍路の駅・岸井うどん
うどんに、ブルートレインに、と大忙しのようですが、多くの方が訪れ賑わう場所になると良いですね。
天空のブランコのある雲辺寺ロープウェイでは、以前行っていた往復1000円で乗車できるキャンペーンが再び実施されていますので、秋の紅葉シーズンに、是非訪れてみてください。
来て みて Go かんおんじ。~かんおんじ宿泊等促進キャンペーン~について
今回は、「令和3年10月15日(金曜日)から令和4年2月14日(月曜日)まで」だそうです。
この先もこの辺りがどんな雰囲気に変わっていくのか、楽しみですね。
五郷山公園はどこに?
本当はこの記事を五郷山公園だけの記事にしようと思っていたのですが、現地に行ってみたら、それはさすがに無理だったので、ここに書いておきます。
この次に行く萩原寺と一緒に、とも思いましたが、それはそれで単独の方が、という感じ。
豊稔池のゆる抜きを見る時に、いつも井関池をどこから別の場所から眺めることが出来ないだろうか、と思っていました。
毎回道路沿いで撮るのですが、全体がわからないので、もう少し見渡せる場所がないだろうか、と探していました。
いつも行く道とは反対側に、五郷山公園という場所があると知り、一度訪ねてみましたが「ここ?」という場所で何が何やらわからずに帰ってきました。
その後もう一度調べ、地元の方(わたうさぎさん、教えてくださりありがとうございました!)にお聞きするなどして、再度訪ねてみました。
五郷山公園の場所はこの辺りです。
何だ、googlemapにも載っているじゃないか、わかりやすいじゃないか、と思われるでしょ?
しかし、実際には結構見つけにくい場所でした。
雲辺寺ロープウェイ山麓駅から北へ下る道がありますが、その途中です。
車で行ったら、ついつい通り過ぎてしまいそうな東屋のある駐車場ですが、ここが五郷山公園の駐車場になっているようです。
車が7,8台は停められそうな感じです。
東屋の向こうはお手洗いになっているのですね。
階段があるので、行ってみようと思いますが、上って行ったら何があるのかわからないと行きにくいですよね…。
草木も手入れされていて、何かあるような感じがするのですが…
ムムム、低い草木のトンネルとなっていまして、この道は蜘蛛の巣がないかどうかを十分に確かめなければなりません。
そして何より、この先に何があるのかわからないので、行ってよいものかどうかもわかりません…。
仕方がないので、もう一つのまわりこむ道を行くことにしました。
五郷山公園展望所
下に見えるのが雲辺寺から下りてくる車道で、その上に歩道がありました。
こうして写真で見ると、多少狭いものの、通れそうな気がするのですが、こちらも蜘蛛の巣にご注意、という感じでした。
一応僕も上着を来てきたので、払いながら進みます。
ええと、「公園」となっていますが、小さい子などにはちょっと不向きな感じです。
奥さんが一緒だったら、絶対に入らない、という感じ。
周囲には樹木があるから、昔は整備されて歩きやすい公園の歩道だったのかもしれませんが、しばらく誰も訪れない間に、木々などが散乱してしまっている、そんな印象です。
がさごそ、パタパタなどの鳥の羽ばたく音などに、驚きながら、進みます。
ぐるりとまわりこむように歩いて行くと、何やら屋根が見えました。
ちょっと木の影になっていますが、右上に東屋があるのがわかりますでしょうか?
下の石段を上ると、行けそうです。
おお、五郷山公園の展望所、噂には聞いていましたが、本当にあったのですね。
いざ、展望所から景色を見てみますが…
残念、木々に囲まれて井関池は見えませんでした。
何か石碑のようなものが一つ建っていました。
ちょっと石碑の近くにも寄れず、何が書いてあるのかも確認できませんでした。
おそらくちょっとだけ水面が見えているのが井関池だと思います。
こちらは大野原、豊浜の市街の方向。
どの向きも木が視界を塞いでしまっていて、見渡すことはできませんでした。
まあ、しかしながら五郷山公園があることはわかったし、どんな雰囲気の場所なのかもわかったので、それはよかったです。
もしかしたら、井関池の方から来ると、また違った感じなのでしょうかね。
最後には、来る時に通るかどうか迷った草木のトンネルへ。
大丈夫でした、蜘蛛の巣ありませんでした。
まわりこんで歩くより、こちらの方がずっとよかったです。
まあ、これも行ってみたからわかることです。
じゃらんを見ると、桜の名所とあるのですが、春の時期には綺麗に桜が咲いているのでしょうかね。
この後は萩原寺へ寄りましたが、そのお話はまた次回に。
よい季節なので、是非お近くに来られた際には、立ち寄ってみてください。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。