夏の夕暮れ山田海岸 、と何となくタイトルをつけてみたけれど、別に夏はどこにでもあるし、香川では海岸もたくさんあります。
なので、別に山田海岸でなくてもいいのでは、という気もしますが、一度ここに夕方に訪れて、夕陽を眺めてみたいなあと思っていました。
今年の夏はどこにも出かけなかったので、ちょっと砂浜を歩いてきました。
瀬戸内海、東かがわ市の山田海岸や、その夕陽のことなんかにご興味がおありの方の参考になれば幸いです。
山田海岸の場所
まずは山田海岸の場所から見ていきますね。
山田海岸は四国瀬戸内海に面した香川県東かがわ市にあります。
googleさんの地図で、その場所を指定しても赤いピンが出ません。
山田海岸は海水浴場でもあるので、もしかして、と思い他の海水浴場も見てみたら、やはり同じでした。
車で直接行けないように、目的地のピン止めが出来ないようになっているのでしょうかね。
確かに、この場所に車で乗りこまれたら困るし、乗り込むと普通は砂に埋まりますね。
どうしてもgooglemapで目的地を指定したいということであれば、その隣にある「公衆トイレ・シャワー」や「ヤマダ(サップ&バーベキュー ・冬キャンプOK)」を選択することをお勧めします。
高松を出発したのが5時半を過ぎた頃だったと思います。
本当は国道11号を行こうかと思っていましたが、市内はちょうどラッシュの時間。
陽が沈む前に着きたいので、高松道を利用しました。
高松中央ICから津田東ICを経由していくと、30分くらいで近くまで来られました。
高速を下りてすぐの交差点で左折します。
途中まではベッセル大内に行く道と同じですね。
「大内」ですが、よく「おおうち」と間違えてしまいますが、「おおち」と読みます。
香川に来た頃、大内町の方に何度も言われたのを思い出します。
まあ、どう考えても「おおうち」と読みたくなりますが「おおち」です。
さらに地元の方と話していると、この辺は「馬篠」という地名で呼ばれることが多いです。
大内だと合併前の旧町名となるので、結構広い範囲を指しますが、「馬篠」だとこの辺り、という感じなのでしょうね。
道の途中、ベッセルおおちへ繋がる道を超え、右へカーブした後に、
やまだかいがん 北山 コミュニティセンター ←
という小さな看板がありました。
この道を左へ行くのですね。
わあ、この道細いけど下りて行っても大丈夫だろうか、と思いますが、僕は何とか大丈夫でした。
ほんの短い区間、一台のみ通れます、という道になっていますが、その奥は結構ゆとりがありました。
前に車が見えたら、お互いに譲り合って行ってください。
山田海岸のと駐車場
直進すると、突き当りに海岸があらわれます。
ちょうどその手前に 「公衆トイレ・シャワー」がありました。
ちょうど僕がと着した時にも、利用されている方がいましたので、もう帰り際、誰もいなくなったところで写真を撮りました。
なかなか海水浴場で 「公衆トイレ・シャワー」 を撮るのは難しいところですが、設備が「あります」というのと「ありません」というのでは、随分違うと思います。
この写真は陽が落ちた後、人がいなくなったところで撮ったので、少し暗いのですが、大体こんな感じ、ということでご覧ください。
海岸沿いに停めているかたもいたけれど、奥に駐車場があります。
正確に数えたわけではないのですが、15台くらいは停められそうな感じでした。
多くの方が来られる時には、手前の北山コミュニティセンターも臨時駐車場にされているのだそうですが、この時は閉まっていました。
バイクが数台、車も数台停まっていました。
駐車場の横には、「ヤマダ(サップ&バーベキュー ・冬キャンプOK)」もあります。
サップとあるので、サーフボードみたいなのの上に立って漕ぐあれですね。
この建物もお手洗いとなっていました。
砂浜にそって遊歩道やベンチが整備されていまして、水飲み場もありました。
よくよく見ていたら、テントを張ってキャンプをされている方も数組おられました。
山田海岸に到着したので、海岸を見てみますね。
夏の夕暮れ山田海岸 の突堤から
駐車場からスロープを歩いて海岸に出ます。
まだ数組の若い方が海辺にいて、楽しそうに遊んでいました。
まあ、泳いでいる方はさずがにいませんでしたので、写真を撮っても大丈夫そうです。
わあ、これはなかなか綺麗な景色です。
砂浜には、人はいませんでしたが、一つだけテントが建てられていていました。
日中は営業されていたのでしょうかね。
僕はどうしても全体の雰囲気を撮りたくて(こればかりはなんでかはよくわからないが)、砂浜には行かず、突堤で写真を撮ります。
奥さんも「海の見える海岸に行く」と言うと、一緒に来たのですが、砂浜の波が押し寄せる方へすたすたと歩いて行きました。
海の水に浸かったり、触ったりしたいのだそうですが、僕は見ているだけで十分という気持ちです。
ええと、そこにいると写真に全部入ってしまうのだけれど…。
ということを伝えるにも、傍に行かなくてはなりません。
波の音の他には何もなく、静かな海辺なのですが「そこにいると映る!」と大きな声で言ってはいけないような、そんな感じがありました。
海水浴場らしい、綺麗な砂浜が続きます。
穏やかな波打ち際から、西を見ると木々の陰にベッセルおおちの建物が見えました。
向こうの突堤にも若い方がいて、写真を撮っていました。
二人並んで、自撮りしているような感じ。
確かに、綺麗な海を背景に写真を撮りたくなる気持ちは、とてもよくわかります。
突堤から東側を見ると、奥には白鳥の方が見えました。
先月訪れた白鳥神社の奥のふるさと海岸が見えるのでは、と覗いてみましたが、岸に隠れてしまい見えませんでした。
西側にも少しだけ砂浜がありましたが、こちらは見るだけ。
沖合に消波ブロックがないからなのか、こちらの方は潮の流れが早い気がしました。
夏の夕暮れ山田海岸沖合の島
山田海岸からすぐ目の前に、小さな無人島が見えました。
丸亀島(女島・男島)というのですね。
龍神が住むといわれ地元に親しまれている丸亀島は、干潮時に女島と男島が陸続きになります。
絹島・丸亀島(女島・男島)|スポット・体験|香川県観光協会公式サイト – うどん県旅ネットより引用
時期限定でシーカヤックツアーやプレジャーボートツアーで見学できます。
山田海岸からは200~300m位でしょうかね。
山田海岸から島まで歩いて行けるのではなくて、対岸の島(女島)とその奥にある音児島がつながっている、ということなのですね。
そこに龍神の言い伝えがあるので、「ドラゴンロード」というのだそうです。
サップやシーカヤック、ボートなどで行くことができるのでしょうね。
ふと思い出したのですが、以前しろとり動物園を訪れた際に二つ小さな島が見えました。
写真を見ていると、なるほど、この小さな島が丸亀島なのだろうと思います。
こうして見ると、結構近くに見えますね。
突堤の先にはさぬき市の大串半島と、その向こうには小豆島。
こうして見ると、陸続きになっているようにも見えますね。
東讃の海岸、海水浴場は、湾に囲まれている上、北西を向いています。
なので、大串半島もゴルフ場側が見えるだけで、大串半島の展望台からはこちらは見えないのですよね。
見ている距離は近いのだけれど、実際に行くのは遠い、そんな感じがします。
夏の夕暮れ山田海岸 の夕陽
しばらくすると雲の下の太陽があらわれ、海に一筋の光が差しました。
ちょうど太陽の左に影になっていますが、そこにも小さな島があって、これが絹島というのだそうです。
瀬戸内海に浮かぶ小さな島々で国の天然記念物に指定されています。
絹島・丸亀島(女島・男島)|スポット・体験|香川県観光協会公式サイト – うどん県旅ネットより引用
特に絹島は玄武岩が柱状に重なった地質学上にも珍しい「絹島柱状節理」があります。
なるほど、こちらは天然記念物に指定されているのですね。
柱状節理、海岸からは見えず、反対側にあるようです。
ムムム、なるほど、これだと海に出て裏に回らなければ見えませんね。
洞窟のようなものもあるみたいなので、ボートなどで気軽に見られるようだといいなあと思います。
静かに夕陽を見ている間にも、沈んで行く感じがします。
一瞬一瞬、周りの景色が変わっていきます。
駐車場にいたグループの方も、夕陽を見に出て来られてきました。
それはそうですよね、こんな素敵な日没だもの。
見てみたいですよね。
もう日が沈むか沈まないか、というところで引き揚げることにしました。
お腹も空いて来たし、確かに、暗くなる前に帰ろうと思います。
昼間はきっと海水浴の方で賑わっていたのでしょうね。
まだ若い方が何名か砂浜にいました。
確かに夏のこんな感じだと、名残惜しいですよね。
津田の松原のような、大きな規模の海水浴場ではなのですが、きっと地元の方には親しまれている場所なのだろうなあと思いました。
駐車場があって、シャワーまで整備されているところというのは、なかなかないですよね。
景色を見るだけでも、十分に楽しめた夏の夕暮れ山田海岸でした。
ベッセルおおちが人気ということなので、すぐに温泉に入れるのもいいですよね。
山田海岸
・〒769-2520 香川県東かがわ市馬篠1527 JR丹生駅より車で5分
・0879-26-1276(東かがわ市地域創生課)
・駐車場 あり(無料)
・トイレ、シャワー(冷水・無料)あり
・更衣室なし
(例年海の家が7⽉海の⽇〜開設されるそうです、2021年はありませんでした)
季節によって日の沈む場所は違うのだろうから、また別の角度で楽しめるかもしれませんね。
お近くに来られた際には、是非立ち寄ってみてください。
それでは、今日はこの辺で。