分身ロボットカフェDAWNに行ったことを書いておこうと思います。
東京への旅、ランチをどこにしようかな、と考えていて、そう言えば、と思いついたのが分身ロボットカフェDAWN(https://dawn2021.orylab.com/)です。
初めて体験することがたくさんで、とても良いカフェ体験ができました。
東京観光で訪れようと考えている方の参考になれば幸いです。
目次
- 分身ロボットカフェDAWNとは?
- 分身ロボットカフェDAWNの場所
- 分身ロボットカフェDAWNの外観
- DAWNの店内・受付
- DAWN店内の様子
- 分身ロボットOriHime
- 分身ロボットカフェDAWNでランチ
- テーブルでOriHimeと会話
- デザート
- OriHime操作体験
分身ロボットカフェDAWNとは?
もう出来てしばらく経つので、今更という感じもしますが、ご存知ない方もいると思うので、ご紹介しておきます。
『分身ロボットカフェ DAWN ver.β』とは、株式会社オリィ研究所が運営する、さまざまな理由で外出することが困難な方々が分身ロボット『OriHime』&『OriHime-D』を遠隔操作しサービスを提供している常設実験カフェです。
私たちはテクノロジーによって、人々の新しい社会参加の形の実現を目指しています。
ぜひ、少し先の未来を体験しに来てください!
分身ロボットカフェ DAWN 2021 - BUNSHIN ROBOT CAFE DAWNの公式サイトより引用
分身ロボットカフェDAWNは、ロボット研究者の吉藤オリィさん、本名吉藤健太朗さんが、2021年に設立したカフェです。
外出困難な方が「OriHime(オリヒメ)」というロボットを使って、カフェの接客を行っています。
テレビのドキュメンタリーや本(教科書にも載っている)などで、何度か拝見し、一度実際に体験してみたいなあと思っていました。
(ちなみに、吉藤オリィさん、一時紫雲出山近く、香川・三豊の詫間高専にいていたそうで、少し香川繋がりがあります。)
分身ロボットカフェDAWNの場所
カフェの場所は東京・日本橋にあります。

よく行くか行かないか、という点では、あまり行かない場所です。
どちらかというとオフィス街っぽいところです。

[住所]〒103-0023 東京都中央区日本橋本町3-8-3 日本橋ライフサイエンスビルディング3 (1F)
電話番号:03-3527-2136
最寄り駅は新日本橋、小伝馬町、三越前、神田などが近いです。
[最寄駅]
東京メトロ日比谷線 : 小伝馬町駅 徒歩4分
JR総武線 : 新日本橋駅 5番出口すぐ
東京メトロ銀座線 : 三越前駅 徒歩7分
JR山手線 : 神田駅 徒歩10分
僕は小伝馬町から行ったのですが、最初反対側を向いて行ってしまいました。
似たようなビル、交差点が続くので、初めてだとわかりにくいです。

初めて行くと、なかなか苦労するかもしれませんが、ここに住んでいたり、働いている人以外は、誰でも皆同じようなものなので、頑張って探して行ってみてください。
分身ロボットカフェDAWNの外観
お店のあるビルの角には「分身ロボットカフェDAWN」の看板がありました。


こちらがカフェの入口。
DAWNは、「夜明け」です。
「dôn」ドーン、ダーン、ドとダの間の発音、日本語では表現し難いですね。

店内に入ってみます。
DAWNの店内・受付
お店に入ると、早速ロボットが挨拶してくれます。
「ハロー、こんにちは。こちらが受付です」

思い込みというのは強いもので、最初は奥にいる店員さんが、マイクで喋っていると思ってしまいました。
しかし、よく見ていると、前のロボットが身振り手振りを交えて挨拶してくれていました。
他の方も、最初は半信半疑、それはちょっと衝撃的ですよね。
奥に店員さんはいますが、それぞれお料理の準備をしていますので、受付は、ロボットの方がされています。
「日本語は大丈夫ですか?」
「はい」
「予約はされていますか?」
「いいえ、していません」
「それでは、奥でご注文をどうぞ!」
という感じの流れです。

AIではなく、ロボットの向こうに人がいて、その場の状況を把握しながら受付されていました。
すぐに入って来た次のお客さんは海外の方。
「ハロー!」
と英語で案内していました。
わあ、これはすごい、なんかよくわからないけど、すごい!

次に驚いたのは、ほぼ満席で、その大半が海外のお客さんであったことです。
ホテルを除いて、日本国内の他の観光地でも、半々くらいはあったとしても、ほぼというのは初めてかもしれません。
分身ロボットカフェ、海外の方に人気があるのですね。
DAWN店内の様子
受付はカウンターにいる店員さんがしてくれました。
完全キャッシュレスで、ワンドリンク付で大人一人2500円(春季期間料金3/20~5/6、それ以外は2200円)です。
この日は3名で行き、ランチを一緒に注文しました。
レシートが要る場合には、メールかSMSで送ってくれます。

レシートのSMS送信、電話番号をタブレットに入れると送られてきました。
店内では、様々な言語で、OriHime(ロボット)との会話が行われていました。
そして、テーブルの間をOriHime-Dが行き来しています。


店内で体験できることは6つでした。
・OriHime-Dによる配膳
・OriHime操作体験
・ハンドジェスチャーカプセルトイ
・テレバリスタ
・車椅子試乗体験
・店舗限定物販エリア

欧米の方がやや多いかな、という印象ですが、僕ら以外で日本の方は1組か2組でした。
ほぼ英語でやり取りしているようです。
これは来てみてびっくり、すごいです。

分身ロボットOriHime
それぞれのテーブルには、着物を着たOriHimeがいます。

会話している時は、顔の瞳の部分がグリーンに光っています。
ピンクになっている時もありましたので、時折変わるのでしょうかね。
そうでない時にはグレーです。

大きさは、隣にiPadがあるので、ノートよりやや大きいくらいです。
店内を眺めつつ、「すごいね~」「感動だね」などと話していると、一台のOriHimeがテーブルにやってきました。

「こんにちは。ご来店ありがとうございます。お飲み物をお取りください」
という感じで会話ができます。
おでこのところにカメラが付いていて、それでこちらの様子が向こうでもわかるのだそうです。
操作するお店の方を「OriHimeパイロット」と呼ぶのだそうです。
今回は奈良にお住まいのOriHimeパイロットさん。
「どちらから来られたのですか?」
「今朝、四国、高松から来ました。奈良の上も飛んできましたよ」
何往復か会話をして、「ゆっくりして行ってくださいね」と戻って行きました。
わあ、これは初めての体験です。
まずは、OriHimeとの会話。
ファミレスとかに配膳ロボット(にゃんにゃんの声の)はあるけれど、毎回同じ声で、親しみはあるけど、体温を感じないのですよね。
それに比べてOriHimeには「人との会話」という「温かさ」のようなものを感じました。
そして、東京のお店で、香川の旅人が、奈良の店員と会話する、というとても不思議な感覚でした。
東京のお店だと、リアル店員さんは関東にお住まいの方が多いですよね。
でも、その場で奈良の天気とか聞いてしまいました。

OriHimeどうしでも会話をしていました。

分身ロボットカフェDAWNでランチ
「面白いね」「なかなかできない経験だね」と言いながら、食事をしました。
お食事はリアル店員さんが運んできてくれるのですが、「OriHimeじゃないんだ…」という気持ちになりました。
おお、この気持ちは、きっとOriHimeに接客してもらいたかったんだ、と気が付きます。(にゃんにゃんが初めての時もそんな心境だったかも)
普通のことなのに、ほんの少しの時間で心境の変化があったことに驚きます。
頼んだ料理は3つ、まずはベジタブルキーマカレー。

奥さんは少し辛め、と言っていました。
[中辛]という表示でしたが、僕にはそんなに辛さは気になりませんでした。
エビとアボカド‒バジルソースのサンドと、

B.C.C.B.‒ベーコン・キャベツ・チーズのサンド。

それぞれ美味しくいただきました。
テーブルでOriHimeと会話
食事を終えようかというタイミングで、僕らのテーブルのOriHimeの目が光りました。
「こんにちは。はじめまして~」

わあ、テーブルのOriHimeでも会話ができるのですね。
テーブルのOriHimeパイロットさんは神奈川の方でした。
5年程されている方で、お話や間の取り方もとても上手でした。
それぞれ聞きたかったことを尋ねてみました。
Q.海外の方が多い?
A.多いです。英語が苦手なので、翻訳アプリ使って会話しています。
Q.海外の方はどうやってここを調べて来るの?
A.SNSやYouTubeが多いです。
Q.どう見えてるの?
A.実際にタブレット画面を共有して見せてくれました。
僕らもテレビや本で見かけて来たことを伝えます。
今回のパイロットさんは、愛知県の小学校でも活躍中で、朝の登校時間に「おはよう!」と声掛けをされているのだそうです。
わあ、すごい、いろんなアイデアが出てきますね。
OriHimeのいろいろな動きも見せてくれました。

手を広げて、パタパタと振ると「拍手👏」のポーズ。
手で頭を抱えるようなとても愛らしい仕草は「困った」のポーズです。

これを見た時に、ふっと思い出したのはあのネコ型ロボット。
実際には、人が操作しているけれど、ドラえもんってこんな感じかもと思いました。
「これ、わかりますか?」

「なんでやねん」のつっこみポーズだそうです。
使うタイミングが難しいと言っていました。
確かに、関西の方とかだとうまいことできそうですね。
記念撮影をして会話はひと区切り。
とても良い体験でした。
デザート
OriHimeとの会話で、ややテンション高めになってしまったので、デザートをいただいてひと息つきます。
濃厚クリームチーズケーキ。
OriHimeのクッキーがついていました。

カシスのアイスと、バニラのアイス。


あまり目立たないようにされていましたが、リアル店員さんも大変だと思います。
実際には、いろんなお客さんが来るだろうし、荒天や通信機器のトラブルなど、カフェ業務をしながら対応する必要があります。
食事もデザートも美味しくいただきました。
OriHime操作体験
会計するカウンターの横に、OriHimeの操作体験コーナーがありました。

タブレットをタッチすることで、手を動かしたり、首を振ったりできる仕組みです。
先ほども思ったことですが、OriHimeは実物を見ると「ちっちゃくて可愛い」です。
今回お話したOriHimeパイロットさんは二人とも女性の方でしたが、男性だと、また違った雰囲気になるのでしょうかね。
普段、香川でもはじめて入るカフェでは、そんなに親しく話すことはありません。
2回、3回と行くと、ああ、また来てくれた、という感じで、店員さんと会話することがあります。
しかし、はじめて入った東京のカフェで、遠いところにいる方と実際に言葉を交わすというのは、なかなかできない体験で、よかったです。


大阪・関西万博や、デンマークにも出店したのだそうですが、今のところ常設は日本橋のみだそうです。
いつか、高松にも来てくれたらいいなあと思います。
その時には、今回お話したOriHimeパイロットさんと、またお話が出来たらいいなあと思います。
分身ロボットカフェDAWN、2026年で、今のところ最高のカフェ体験となりました。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。