瀬戸芸2022夏会期の新作宇野港のことを書いておこうと思います。
高松市美術館の翌日、夏会期、お盆の混雑や暑さを避け、少し落ち着いてから出かけました。
午後からの予定しか組めなかったので、夕方の様子ですが、瀬戸芸2022夏会期の新作宇野港にご興味がある方の参考になれば幸いです。
【INDEX】
高松から宇野港へ
高松から宇野港へ直接向かうカーフェリーが運休となったのが2019年。
その後宇野港へ行くのは今回の瀬戸芸夏会期がはじめてです。
直島を経由したり、小豆島を経由すればフェリーでも行けますが、やはり車で瀬戸大橋を渡りました。
高速を降りると海岸沿いの道を走ります。
山を超えて行く道もありましたが、行ったことがないので海沿いの道を行きました。
(帰りは山の道にしました)
瀬戸内国際芸術祭2022の宇野港周辺の作品はこんな感じで散らばっています。
春会期に新作としてできた3つの作品は屋内のもので、時間が10時から19時までです。
17時くらいに終わってしまうところも多いから、19時までだと直島からの帰りなどでも少し余裕がありますね。
車で競輪場から先に行くべきでした
しかし、僕が今回最も失敗したのは、un14の競輪場の近くの作品です。
宇野港周辺の駐車場は一度止めると時間に関係なく「一日500円」というところが多く、一度入れて出すと、また500円かかります。
車で行く場合には、先に競輪場の作品だけ行った方が良いです。
結局僕と奥さんは暗くなる道を20分以上歩きましたが、歩いていて楽しい感じではありませんでした。(僕一人であればそう思えたかもしれませんが、少なくとも奥さんは楽しくなさそうに見えました)
宇野港の駐車場
それを知らずに、僕は宇野港の駐車場に車を停めました。
一応瀬戸芸のガイドブックに載っていて、看板のあるところに停めましたが、周辺にはいくつも有料駐車場はありましたので、好きなところに停めてください。
着いた時間が17時頃で、その時間には結構車がいっぱいでした。
直島のフェリーが着くと、そこからたくさんの人が出て来たから、ここに停めて直島に行っていたのでしょうね。
どの作品から訪れても良いのですが、屋内の有料3作品は時間が限られていますので、先に見ることにしました。
JR宇野駅に案内所があって、そこが検温スポットになっていました。
検温していなければ、各作品の受付でもしてくれますが、先にしておいた方がスムーズには入れますよね。
また案内所には現地で作成されたマップがあるので、それももらいました。
マップを見ると、なるほどJR宇野駅から西へ行く道沿いに3作品が並んでいるのですね。
これはなかなかわかりやすくて行きやすいです。
瀬戸芸2022夏会期の新作宇野港 屋内の作品
手前の時間屋さんに数組入って行ったので、先に一つ奥の作品から。
道沿いから住宅地の路地を一つ入って行きます。
前回瀬戸芸2019の際には、宇野でこうした家屋の作品はなかったので、少し新鮮な気がしました。
続いて少し戻った向かいの時間屋。
瀬戸芸の青いフラッグがなければ、作品がある時がつかずに通り過ぎてしまいそうです。
砂のように塩が上から落ちてきていました。
テレビなどでも何度か見かけましたが、想像通りの楽しい作品でした。
奥さんはお土産にと、塩を瓶に詰めて持ち帰りました。塩なんだけれどね。
次はもう少し西側の病院だった建物の作品です。
わあ、今回も建物が結構大きい!
ムニール・ファトミさん、粟島の小学校の作品の方ですね!
本当に思い出のある作品ですが、とてもその後印象に残ったので、今回も楽しみにしていました。
受付で少し会話をして入ります。
「好きな方は何度も来られて…」と言っていました。
いやあ、この方の作品と建物、僕は好きです。
ちょうど夏の夕陽が古い建物の中庭から差し込んで、古いものを浮かびあがらせます。
プロジェクターはヨーロッパの古い建物の解体を移し、その音が響いています。
実際にこの場所は解体されていないのに、解体されているような、その中で指先から力が抜けていくような、不思議な雰囲気がありました。
宇野港周辺では、この作品がお勧めです。
瀬戸芸2022夏会期の新作宇野港周辺の作品
1時間ほど見て、ちょっと疲れたねと近くの和菓子屋でどら焼を買って食べました。
そこから再びJRの駅前へ。
小沢さんの自転車は、港からこの場所に移ってきたのですね。
その前を通り過ぎ、ホテルや温浴施設がある方へ向かいます。
この左側に綺麗なホテルが出来ていました。
右側の芝生広場を回り込むと、夏会期からの新作です。
※2022年9月の台風14号により「本州から見た四国」は破損し、10月に撤去されることになりました。残念ですが、仕方がないところです。
この時点で相当陽が傾いていまして、何とか明るいうちに競輪のもうひと作品をと歩きます。(今回はこれが失敗したところ…)
「徒歩約20分」とありましたが、もう少しかかるかもしれません。
作者の金氏徹平さんの作品は、前回も屋島のややわかりにくいところでしたが、今回もややわかりにくいところです。
わかりにくいというよりも、あまり行くことがないという表現が似合うかもしれません。
場所は競輪場の遊具広場のようなところです。
僕が見る限りは3つ。
何とか薄らと陽のあるうちに来られましたが、これは車で来るべき作品です。
元来た道を港へ戻ると、もう真っ暗に。
どうしようかと思っていましたが、たぶんここに二回目来ることはないかも、と巡ることにしました。
宇野のチヌとコチヌ、奥さんははじめてだそうで、見たかったのだそう。
ライトがついているので、わかりやすかったです。
そのまま東の方へ。
最後の作品は車を駐車場から出して、車で行きました。
玉野市役所の南側で、郵便局の北側の道の公園です。
(二回訪れたことがあるので、すぐに分かりましたが、はじめてだと難しいかもしれません)
17時頃に歩き始め、この写真が19時半頃。
ちょうど2時間半歩き、宇野港周辺の作品を観ました。
新作が多くて、見応えがありますし、車で行きやすいからお勧めです。
是非訪れてみてください。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。