直島カフェコンニチハのことを瀬戸芸春会期直島の最後に書いておきます。
直島に訪れた方は、宿泊や予約をした方以外はきっとランチに困るのでは?と思います。
結構たくさんのお店があり、そのうちどれか一つにでも、と考えていると、閉まっていたり、食事がなかったりということがあります。
もちろんコンビニや高松港で何か買って持って行っても良いのですが、そういう準備をしないで、少し遅い時間でも予約もなしで直島で食べられるランチはないか、ということに応える記事が今回の直島カフェコンニチハの記事です。
直島でランチで困った、という時には訪れてみてください。
目次
- ベネッセアートサイトから本村へ
- 直島港ターミナル直島カフェコンニチハ
- 直島カフェコンニチハ前で
- 直島カフェコンニチハの店内
- アカイトコーヒー
- 瀬戸芸2022直島 na23-B The Naoshima Plan 「住」
- 宮浦港からフェリーに乗船
- 高松港へ
ベネッセアートサイトから本村へ
杉本博司ギャラリー時の回廊から、琴弾地の砂浜前にある「つつじ荘」バス停へ向かい、本村方面へのバスに乗りました。
長い列が出来ていて、乗れるかなと思いましたが何とか乗れました。
乗車賃は現金のみで1回100円ですので、事前に小銭を持って乗車した方が良いです。
(僕はベネッセのミュージアムショップで買ってお釣りを200円作りました。)
ベネッセハウスのカフェ(レストランではない方)もオーダーストップ16時となっていたので、そこでもよかったのですが、奥さんも僕も歩いて戻るのは嫌だという気持ちでした。
そして、何よりカフェコンニチハに僕は行ってみたかったという気持ちもありました。
バスは五分ほどで本村地区へ到着し「直島ホール」というバス停に停まりました。
知らなかったのですが、瀬戸芸の期間中は臨時バスが出るのだそうです。
ここから宮浦港へ帰るのにも乗車しました。
ちょうど目の前が直島ホールです。
この日は葬儀があったようで、中の見学はできませんでした。
以前に観た際の画像を掲載しておきます。
まだ出来たばかりで、真新しいホールでした。
この日のように特別に事情がない時は、中に入って見学ができると思います。
本村周辺には、多くのカフェがあるように表示されます。
ちょうど家プロジェクトの近くなので、多くの方が行き交っていますが、お店によっては「CLOSE」となっていたり、売り切れ、という表示もありました。
直島ホールから、直島港ターミナルへ歩いて移動します。
大体5分くらいでしたが、この時間になると僕も奥さんも少し疲れてきてしまい、座って休みたい、という気持ちになりました。
直島港ターミナルから直島カフェコンニチハ
カフェは満席で、一組待っておられていたから、そこに奥さんは座り、僕は直島港ターミナルを見てきます。
たまごのつぶつぶみたいで、かわっていますよね。
僕が以前訪れた時(2016年)には、まだ建設中で、どのように利用されていくのかわかりませんでした。
中は待合所と自転車置き場になっているのですね。
雨風を凌げて、確かに一番使いやすい方法だと思います。
はじめて中に入りましたが、こんな感じになっていたのですね。
外からとはまた違った雰囲気です。
サンポートに建設中の県立体育館も、どんな感じになるのか楽しみですね。
直島カフェコンニチハ前で
直島港ターミナルを見たので、奥さんが待つ直島カフェコンニチハへ向かいます。
まだ混んでいて、さっきの一組の方も一緒に待っておられました。
わあ、カフェコンニチハ、ここにあったのですね。
一度訪れてみたいと思っていたのには理由があり、直島の人気マンガ家・イラストレーターまつざきしおりさんが、直島に移住するきっかけとなったカフェ、と聞いていたからです。
窓の外をぼーと眺めていたらしいので、できればその場所を見てみたい、というのが訪問の理由の一つです。(あとの理由は他に食べることがないから…)
以前この前を通った時、若い方を中心にとても混んでいて「何かあるのだろうなあ」と思っていましたが、ここだったのですね。
細い路地の軒先に、ベンチがあるので、そこに腰掛けて順番を待ちます。
僕らの後にも待つ方がいました。
そうですよね、この時間(二時半すぎ)になると、他のカフェはランチをもうやっていないもの。
10分ほど待つと、先に一組入りました。
もう10分くらいかな、と思っていたら、ちょうど入れ替わりの時間だったようで、すぐに中へ通されました。
引き戸を入ると、玄関で靴を脱ぎ、上がります。
ずっと歩きで足が疲れていたので、靴を脱げるとほっとしますね。
そして、案内されたのが、窓際の席!
そこがいいなあ、と思っていたので、とても幸運でした。
直島カフェコンニチハの店内
店内は満席、前後にお客さんがいて、ちょっとカメラを向けられるような広さではありませんでしたので、注文して、飲み物が来て落ち着いたところで撮りました。
わあ、これはいつかコミックで見た通りですね。
隣のお客さんが帰ったので、メニューを撮りました。
本日の気まぐれごはん「Aクリームチーズリゾット、Bコンニチハカレー、Cミートソースドリア」となっていました。
奥さんはA、僕はBにしました。
ごはんにはサラダとスープがつきますが、ドリンクは別です。
こちらがクリームチーズリゾット、
そして、コンニチハカレーです。
他に食べたことがない、というほどではないのですが、普通に美味しくいただきました。
若い方にはお腹が空いていたら、ちょうどよいだろうなあというメニューです。
そして何より、窓から直島沖の海(北側)や港を見ながら食事ができるので、それがとてもよかったです。
ベネッセハウスの海の方角は南を向いているから四国、こちらは北向きなので本州岡山を向いています。
普段見慣れない海辺の景色なので、これはこれで新鮮でした。
行き交う観光客や自転車に乗る方を見ながら、なるほど、これを見ていたら直島に来てみたいと思うの気持ちも理解できました。
こじんまりとしたカフェですが、時間が遅くなっても食事をさせてくれる、素敵なカフェでした。
人気のお店なので並んでいるかもしれませんが、是非訪れてみてください。
アカイトコーヒー
ご飯はたべたものの、本村地区にある家プロジェクトを見る元気がなく、この日はそのまま宮浦港へ戻ることにしました。
先ほどの直島ホールのバス停に行くと、ちょうどバスが来る時間に。
バス停に行きかけると、高齢の女性が、
「見たんな、ここ見たんな?」というので、
「宮浦港へ帰るところです」と答えると、
「若いんやから歩けるで!港まで歩こう!」と言っていました。
まあ、確かにそんな距離もないのだけれど、この日はもう随分歩いたので、そのままバスに乗ります。
今回は直島の美術館を中心に訪れたのですが、結局直島を一周することになりました。
行きたいところが分散しているので、日帰りだと予定を立てたり、どのくらい見られるかを予測するのはとても難しいです。
朝から晩まで、ずっと作品を追いかければ一日でも見られるかもしれませんが、何となく時間に追われ、味気ない気持ちになるかもしれません。
何回かに分けて行くのが良いとは思いますが、なかなか瀬戸芸期間中に複数回来られないんですよね…。
そう考えると直島をまわるのが、一番難しいかもしれません。
宮浦港から高松行のフェリーに乗る前に、僕はどうしてもアカイトコーヒーに寄りたいと思っていました。
特に理由というほどのものはないのですが、直島に来たらそこでコーヒー飲みたいということだけです。
外から見ていたら、特にそんな様子はなかったのですが、
内側へ来ると、とてもたくさんのお客さんで大混雑でした。
瀬戸芸の週末は、本当に多くの方が訪れていて、大賑わいという感じでした。
中庭のような席が出来ていて(確かにこうしないと間に合わない)、そこでコーヒー飲んでいる方もいました。
焙煎室があり、その隣の窓口で注文、精算する方式に変わっていました。
しばらくその様子がわからず、眺めていたのですが「注文してから店内へどうぞ」ということでした。
ご夫婦で次々にコーヒーを作られては出し、作られては出し、という作業を繰り返しておられましたので、やや申し訳ない感じに。
しかし、せっかくなので、コーヒーをいただいて帰ります。
僕はこれまでこんなに大賑わいのアカイトコーヒーに来たことがなかったので、その人気ぶりにとても驚きました。
きっと皆さん同じようにコーヒーが美味しいと思って来られているのだろうなと思います。
奥さんが片付けて運んでくれたので、
「おお忙しいで、今日は大変ですね」
「おかげさまで!今日は一日こんな感じですみません。ありがたいことですけど」
とおしゃっていました。
コーヒー、いつものように美味しくいただきました。
瀬戸芸の期間中は、普段とは違う人数の方が訪れるので、時間帯によって飲食店の方はとても大変だろうなと思います。
他にもカフェはたくさんあるだろうけれど、アカイトコーヒーには美味しいコーヒーでがありますので、直島を訪れた際にはまた立ち寄ってみたいです。
ごちそうさまでした。
瀬戸芸2022直島 na23-B The Naoshima Plan 「住」
アカイトコーヒーから、そのままフェリーに乗るには少し時間がありました。
(30分ほど)
フェリー乗り場で列が出来ていて、煽られるように皆さん並んでいましたが、早くに並んでも特に意味はないので、もう一つ作品を観ることにしました。
アカイトコーヒーから歩いて2分ほどで、The Naoshima Plan 「住」に到着です。
春会期でしたので、まだ着工して間もないという感じで、全体像はわかりませんでした。
無料で見学できるということもあってか、多くの方が見に来ていました。
僕も含めそれほど建築に興味がある、という風には見えないけれど。
これから建築が進み、どんな感じになっていっても、今の姿は見られないだろうから中を歩いて見てみました。
奥さんと二人で「何だかここが一番混んでるね」と言い合いましたが、まさにそんな感じでした。
僕はゆっくりここで見学していましたが、奥さんは興味が薄かったのか、もう一つの宮浦ギャラリー六区の作品を見に行っていました。
僕はまた今度行くので、ここは行きませんでした。
宮浦港からフェリーに乗船
さて、そうしているうちに、高松行フェリーの時間が迫っていました。
17時が最終なので、約6時間の滞在でしたが、もっと長い時間いたような気分です。
ちなみに、高速旅客船は19:25が最終なので、もう少し長く滞在できます。
乗船券の販売は一時間前から販売するそうです。(まあ、ここまで滞在したら、万が一乗船できなかったら本当に困りますが、宇野行がもう少し後に続いて出ています)
長く伸びたフェリーの列がなくなった頃、フェリーに乗船します。
(混んでいても、二人なら席に座れないということもそうそうありません)
概ね乗船したところで、写真を撮り、フェリーへ。
何か学生さんの団体がおられたのか、フラッグを持った方が見送りをしていました。
公式ツアーとかでしょうかね。
この便が出ると、少し直島は静かな感じになるのだろうと思います。
普段から生活をされる方々は、ほっとするだろうなあ。
良く歩いて疲れたけれど、直島の瀬戸芸巡りは楽しかったです。
もう一度来たいとは思っているのですが、この後はいつでも混みあう気がするので、タイミングが難しいです。
高松港へ
直島を離れ、フェリーはしばらく瀬戸内海を南へ向かいます。
西に夕陽が海面と大槌島を照らすのをしばらく眺めていました。
きっと夏や秋には、もう少し金色になるのですが、初夏のこの日は雲が少し出ていました。
霞んだその奥には瀬戸大橋がちらりと見えています。
「あれ、あそこに瀬戸大橋が見える!」と言ってみたくなりますよね、僕もです。
そのうちフェリーは向きを変え、四国の陸地沿いを東へ進みます。
僕は北東側の豊島や男木島を眺めていたのですが、そこには見慣れたフェリーが一隻。
ちょっと小さくてわかりにくいのですが、男木島に向かっているめおん2だと思います。
この日与島でイベントがあったとかで、めおん2が使用されて、その帰りだったのではないかと思います。
雲の中に陽が隠れると、何とも言えない海の色になりました。
一度下の客席に戻り、高松港が見えたところで再びデッキへ。
約50分の短い航路ですが、毎回夕景が綺麗で楽しく乗船できました。
さて、長々と書いていた瀬戸芸の春会期直島の記事もこれで終わりです。
本当は春会期のみだった瀬居島の記事が残っているのですが、まあ、これも少しずつ書くことにします。
夏会期がはじまり、また大勢の方が来場されると思いますが、どうぞご無理をされず、安心して楽しめる旅程を組んでください。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。