前回の四国八十八景花樹海テラスに続き、 朝焼けの花樹海と彫刻 のことを書いておこうと思います。
HOTEL花樹海 には、前日夕の方にチェックインしたので、景色と彫刻は明るいところで見たいなあと思っていました。
素敵な景色や彫刻がそこにあることを知っていて、見ることは出来ても、なかなか写真を撮ることは出来なかったで、今回はそれが出来てよかったです。
もし四国八十八景 花樹海テラスの朝焼けの様子や、花樹海の駐車場に置かれている彫刻作品、朝食会場の様子などにご興味がおありの方の参考になれば幸いです。
朝焼けの花樹海
前の夜にはご飯を食べて、お風呂に入ったら、もう僕は寝るだけです。
なので、少し早めに起きて、寝ている奥さんと子どもを起こさないようにそっと一人で窓から景色を眺めました。
もう随分明るくなってきていて、もうすぐ日の出という感じです。
普段からそんなに朝陽を見たいという気持ちはないのですが、前日の夜景がどんなふうに見えるのか気になっていました。
暗くてわからなかったのですが、真下は畑のようになっていたのですね。
そのまま眺めていてもよかったのですが、お風呂からでも見えるのでは、とそのまま大浴場へ。
何人か入っておられましたが、太陽が見える頃にはどなたもいなくなりました。
客室の数が多くないのと、客室に露天風呂がついているお部屋もあるので、混んでいなくて気持ちがよかったです。
一度お部屋に戻ってみると、まだまだ眠っていたそうだったので、僕だけテラスに行くことに。
もちろんテラスの眺望を見たい人もいれば、それより眠りたいと思う人もいるので、好きなように過ごせばよいのですが、僕は断然眺望を見る方です。
テラス前のドリンクコーナーも7時くらいから開いていました。
朝食が早めの方は朝食会場に向かっていましたが、僕はこちらへ。
足湯に浸かるだけ、という方もいるだろうから、タオルを置いているのですね。
もう随分経ちましたよ、という感じになりましたが、阿讃の山並みの奥から朝陽が昇って来るのが見えました。
普段は東側を見ることがない(若い頃住んでいたマンションが東向きで朝陽がとても眩しかった)ので、なかなか新鮮な感じです。
夜にはわからなかったのですが、JR高松駅へ続く線路がはっきりと見えました。
カタンカタンと時折列車が過ぎて行きます。
おお、これは面白い!
ずっと見ていられます。
並行して浜街道、丸亀街道の車の流れも見え、沖合にはフェリーも。
日中は飛行機も見えるだろうから、ここからだと乗り物がたくさん見えて楽しいですね。
いつだったか、お台場のホテルからモノレール、船、列車、飛行機が見えた時も楽しくてじっと眺めていたけれど、この花樹海テラスもなかなか面白いところです。
乗り物を上から眺めることが好きな方には、お勧めです。
ちなみに下のJR高松操車場からは花樹海はこんな感じに見えます。
夜にはわかりにくかったのですが、香東川から香西の街並みまで見渡せました。
見ていて一番面白かったのは、列車が高松駅に向かっていくところ。
夜は暗いところを走っていましたが、それは線路、レールが敷かれたところだったのですね。
明るいところで詳しい方が見れば、この列車は何、この列車は、となるのだろうと思います。
途中サンライズ瀬戸が入ってきたりして、賑やかな感じでした。
しばらくの間ここにいたい気持ちもありますが、他のところも見ていきますね。
朝焼けの花樹海と彫刻 エントランス
ロビーを抜け、エントランスから駐車場に出ました。
昨日もちらちらとは見ていたのですが、暗かったので翌朝に見たいなあと思っていました。
朝焼けの花樹海と彫刻 をエントランス広場から見てみます。
まず出入口すぐそばには親切な青鬼くん。
大島よしふみさん作の香川県観光のキャラクターですが、花樹海にもいました。
それぞれの場所で違うものを手にしているのですが、花樹海の親切な青鬼くんは手に「きび団子」を持っているのだそうです。
向かいには見慣れた三色、赤は太陽、黄色は月、青は地球(大地)のアキホタタさん。
「Fantasia・ん」のシリーズなのですね。
大浴場と駐車場にあるのだから、客室にもあるのでは、と思います。
隣には綺麗な黄色の紅葉が見えました。
その奥にちらりと見えているのが、ショーンさんの彫刻です。
石の民俗資料館で見たショーン・ブラウンさんの彫刻がありました。
この作品は見る人の希望や大志に対する自由の灯台を表現したものです。光源が彫刻の窓から放出される光によって鳥の翼のシルエットが引き立つ様になっています。
花樹海の説明版より
なるほど、夜に光っていたのはそういうことだったのですね。
夜に行かれる方は、是非光源にも注目して見てください。
彫刻もさることながら、その後ろで咲いているお花も綺麗でした。
帰り際にホテルの方に尋ねたら、秋に咲く桜だそうです。
さすが「花樹海」という感じで、お花や樹木も見て行ったらいろいろあるのでしょうね。
朝焼けの花樹海と彫刻 駐車場
朝焼けの花樹海と彫刻 を次は駐車場へ。
駐車場の奥にも大きな顔の彫刻がありました。
朝早い時間には車がすぐそばにあったので近づいて撮ることしかできませんでしたが、どこかで見たことがあるような…。
おお、これは源平の里むれの房前公園で見た佐藤幸子さんの作品なのですね。
帰り際に車がなくなってから見ると、左右に一対の作品となっていました。
僕には、こちら(上の写真)が男に見えました。
エントランスロビーの前には大きな「赤玉石」。
魔除けの石だそうで、大きくてつやつやです。
駐車場の脇には鳥居と小さな社がありました。
周辺をずっと散策したらまたいろいろな発見があって気持ちがよいのだろうなあと思います。
しかし、朝食の時間が近づいていたので、一度お部屋に戻ります。
南側にも出入口がありました。
そこから入ると立派な書が展示されていました。
それぞれに説明があって、ふむふむと読んでいると時間があっという間に過ぎていきました。
駐車場やロビーの彫刻や書は、宿泊以外の法要、宴席でも見られるので、是非訪れた際にはご覧ください。
花樹海の朝食
部屋に戻り、朝食の会場へ向かいます。
客室から一度ロビーへ上がり、別のエレベータを使って降りて行きます。
ああ、そういえばこの雰囲気は来たことがある、と思い出しました。
二度ほど利用したことがあって、一度目は結婚前、二度目は子どもの百日祝いだったように思います。
その際には和室だったので、大きなコンベンションホールに入るのははじめてです。
広いホールにぽつり、ぽつりとお客さんがいるので写真は撮りませんでしたが、時間(遅め)もあるのか、ゆったりしていました。
観光地のホテルや旅館だと、大体人で多くて並んだりするけれど、そんな感じでなくてよかったです。
ごはんやパン、味噌汁、オムレツなどのコーナーと、下がドリンクのコーナー。
お部屋ごとに朝食のお膳が用意されていました。
わあ、すごい、朝から食べきれるだろうか、と思いましたが、大丈夫でした。
橙色の器には、ヒジキ煮、まんばのけんちゃん、そしてしょうゆ豆。
ああ、そうそう、はじめて花樹海でお料理をいただいた際にも、同じようなお料理が出てきて、この変わった豆は何だろうと思っていました。
タコの煮もの、ハイスキーのコンニャク、鯵の三杯、イカのお造りなど、香川を代表する郷土料理は、こうした朝食で提供されているのですね。
僕は干物は子どもの頃からよく食べていたし、朝食に出ても何の違和感もないのですが、奥さんは「干物はほとんど食べない」と思っているだろうなあと思いながら食べました。(もちろん美味しかったです)
三人の意見が一致したのはウインナーがなかったね、というところです。
しかし、全て美味しくいただき、ちょうど良い朝食でした。
コンベンションホールからの眺望
もう眺望は良いのではないか、と僕も思うのですが、コンベンションホールからの眺望はこの後見ることがあるかどうかわかりませんので、載せておきますね。
(もちろん太陽の位置とフロアが違うだけで、見た感じは同じです)
先ほどに比べて、随分東の空の青が増してきました。
普段僕らがよく知る高松の秋の朝という感じです。
僕はブログに掲載する写真のほとんどが午後から夕方の写真なので、朝や午前中の写真は珍しいなあと思いながら撮りました。
霞んでしまって瀬戸内海の向こう側は見渡せませんでしたが、小豆島が見えるのだろうなあと思います。
15時間ほどの短い時間でしたが、美術品などの展示や美味しい香川の郷土料理をたくさん食べられてよかったです。
そして何よりも四国八十八景の夜景と、 朝焼けの花樹海と彫刻 を見られたのが、よかったです。
喜代美山荘 花樹海
住所:香川県高松市西宝町3-5-10
TEL:087-861-5580
FAX:087-834-9912
予約すれば高松駅から無料で送迎もしてくれのですね。
無料送迎【ご予約制】
交通アクセス | 【公式サイト】香川に宿泊するなら|旅館「喜代美山荘 花樹海」より引用
無料送迎もご予約制で運行しております。
場所 JR高松駅 駅前広場横
路線バスターミナル13番~15番
時間 お迎え時 15:00、16:00、17:00、18:00、19:00
※常時運行しておりませんの御注意下さいませ。
※翌朝、高松駅へのお送りもご用意しております。
※御宿泊当日、1時間前迄に御予約下さい。
精算を終え、お土産を買い(花樹海オリジナルのお菓子、奥さんも子どもも気に入って美味しかったので買っていた)、帰る頃バスが出てました。
なかなか人気の宿なので、すぐに予約が埋まってしまいますが、もし高松に来られ泊まるられことがありましたら、是非利用してみて下さい。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。