さて、今回は瀬戸芸2022瀬居島のお話を書いておこうと思います。
厳密にいうと、今回の瀬居島は瀬戸内国際芸術祭の関連行事、瀬居島アートプロジェクト2022 by 神戸芸術工科大学が開催されている島です。
島といても、沙弥島同様車で行ける場所なので、沙弥島、与島と同様、車で行きやすい島です。
しかし、訪れてみたら、結構ワイルドな作品だったので、瀬居島への行き方や、巡り方などを書いておこうと思います。
瀬戸芸2022瀬居島のことや、瀬居島アートプロジェクトのことにご興味がある方の参考になれば幸いです。
瀬居島の場所
まずは瀬居島の場所から見て行きます。
香川県の真ん中より少し西側、瀬戸大橋の近くにあります。
もう少し先に行けば沙弥島、瀬戸大橋を渡れば与島です。
「番の州」と呼ばれる工場地域の一角で、坂出市の沙弥島の東側、三菱ケミカルと四電発電所の奥にあります。
重要な施設なので、普段関係者以外はこちらに来ることはありません。
工場と発電所の間に、一本まっすぐな道があります。
全部埋立で、これが埋められる前は沙弥島も瀬居島も「島」だったのだなあ、という感じです。
今回のアートフェスタ開催期間中は、臨時駐車場が用意されていました。
瀬戸芸2022瀬居島の臨時駐車場
フラッグを頼りに車で進むと、臨時駐車場の入口がありました。
左折で入るのですが、ちょうどUターンするような感じで入ります。
尋ねたら、週末や土日は結構いっぱいになって、奥の方を開放するのだとか。
案内所が設置されていました。
特に検温などはここではありませんでしたが、各作品のうち屋内の展示については、入る前に検温、消毒を行いました。
もしはじめて訪れるなら、必ず立ち寄って地図やパンフレットを貰うことをお勧めします。
僕は全ての作品が無料で鑑賞可能なこと、「山越え」の道があること、分散している作品のうち一か所地図が違うこと、大体島一周2~3時間かかることなどを教えてもらいました。
ムムム、山越え、予想外にワイルドでした。
西側海岸沿いの作品
今回はどんな雰囲気かを書いているので、作品の紹介はしません。
駐車場を出ると、こんな道を奥まで行くと、最初の作品がありました。
ここら辺までは予想できる内容だったのですが、例の「山越え」のところが…。
ここかな?もしかして、この山超えるのかな?という雰囲気で皆さん一度立ち止まっていました。
まさかアート作品を観に来て、山の中に入っていくとは、あまり想像していませんよね。
僕がこれまで訪れた瀬戸芸作品の中では、大島のリングワンデルングや、豊島の風のささやきなどが比較的ワイルドな道でしたが、今回はそれを上回っていました。
瀬戸芸2022瀬居島山越えの道
最初は階段があったりして、これなら行けるかな、という感じだったのですが…、
この作品は十数カ所に渡り、展示されている作品で、一つずつ見て行くとなると、ここから更に脇道に入る必要がありました。
この辺りは伊吹島の各所に散らばり、実行委員会の方も全容を把握出来ていなかったインスタレーションに似ていました。
本当に行けるのだろうか、と躊躇う気持ちになりますが、僕は行ってきました。
そして、作品は音や景色も楽しめるつくりになっていたので、行けてとてもよかったです。
しかしながら、虫や植物が体にあたり、歩く場所が狭いところもあったので、シューズや長袖が必須です。
虫よけなどがあった方がよいかもしれません。
瀬戸芸2022瀬居島山を越えて
山を越えていくと、集落が見えてきます。
ここからは、比較的島らしいというか、狭いけれど歩ける、という道が続きます。
しかし、階段や急な坂もあったので、小さい子は注意が必要です。
最後は集落を抜けて、海沿いの道を歩きます。
疲れていたら、ここをバス利用されたらいいですよ、とアドバイスいただきましたが、僕は歩きました。
本島や直島を歩いたのを思い出すような、そんな道でした。
1kmくらい歩くと、最後の作品の旧幼稚園に到着しました。
ここもボタンを使ったなかなか壮大な作品で、とてもよかったです。
そういうところは、なかなかないので、瀬戸芸のエッセンスが凝縮された島と作品だった、と言えるかもしれません。
開催期間は沙弥島、与島同様、春会期の終了5/18までです。
もし、近くまで来られたら、是非立ち寄ってみてください。
良い旅を!