牟礼石匠の里公園の彫刻

四国 瀬戸内海 香川県高松市にある牟礼石匠の里公園の彫刻を見に行った際の様子です。駐車場から階段を上り日本庭園へ向かうと、森の中に多くの石彫作品が展示されていました。芝生広場、展望台からは高松市街や屋島が一望でき、散策路に沿って彫刻作品が並びます。八栗の麓、石匠の里の公園です。

さて、今回は 牟礼石匠の里公園の彫刻 について書いてみたいと思います。
東かがわのとらまる公園にはじまり、東讃には石彫作品がたくさんあるなあと思いながら西へ進んできました。
房前公園を見て、また別の日、牟礼石匠の里公園の彫刻を見に行きました。
これと言って新しい施設でも、話題でもないのだけれど、いつかこの公園のことを書けたらいいなあ、とは思っていました。
そして彫刻作品もじっくり見ているとなかなか面白いこともあったので、書いておきます。
もし高松市牟礼町の石匠の里公園や、そこにある石彫作品のことにご興味のある方の参考になれば幸いです。

目次

  1. 牟礼石匠の里公園の場所
  2. 牟礼石匠の里公園の駐車場
  3. 牟礼石匠の里公園の彫刻 日本庭園
  4. 牟礼石匠の里公園の彫刻 芝生広場
  5. 牟礼石匠の里公園の彫刻 展望台
  6. 石の民俗資料館前の彫刻

牟礼石匠の里公園の場所

まずは高松市牟礼石匠の里公園の場所から見て行きます。
石匠の里公園は、高松市文化財課(他には玉藻公園と国分寺史跡公園)が管理する市立公園なのですね。
香川県のやや東側にあります。

高松市牟礼石匠の里公園の場所
高松市牟礼石匠の里公園の場所

高松駅からは車で約30分。

高松市牟礼石匠の里公園の場所
高松市牟礼石匠の里公園の場所

西に屋島、東に八栗という場所で、ちょうど八栗ケーブルの南側にあります。
もう少し西側にはうどん本陣山田家さん。

高松市牟礼石匠の里公園の場所
高松市牟礼石匠の里公園の場所

南側(画像では下側)に駐車場があります。

高松市牟礼石匠の里公園の場所
高松市牟礼石匠の里公園の場所

結構広いように見えるのですが、人気があるのかいっぱいになっている印象があります。
上に資料館があるのですが、その横にも障がい者・妊婦用駐車場があります。

下の駐車場に着いたところから見て行きますね。

牟礼石匠の里公園の駐車場
牟礼石匠の里公園の駐車場

牟礼石匠の里公園の駐車場

石匠の里ともなると、駐車場にだって石彫やイラストが置いてあります。

牟礼石匠の里公園の駐車場の彫刻
牟礼石匠の里公園の駐車場の彫刻

一つは漫画家の植田まさしさんが描かれた那須与一。

牟礼石匠の里公園の駐車場の那須与一植田まさしイラスト
牟礼石匠の里公園の駐車場の那須与一植田まさしイラスト

経年で、少し色が落ちてきてしまっているけれど、上の展望台にも同じものがありました。
その隣には青・赤・黄色の原色の色づかい、アキホタタさん。

牟礼石匠の里公園の駐車場の彫刻アキホタタ
牟礼石匠の里公園の駐車場の彫刻アキホタタ

中に缶が挟まっているのも含めて作品なのだろうなあと思います。
作品の名前がわかったらいいのになあと思います。
この奥にお手洗いがあって、なぜか僕は結構このお手洗いを使っている気がします。
駐車場から公園へはこの大きな階段を上がります。

牟礼石匠の里公園の駐車場から上がる階段
牟礼石匠の里公園の駐車場から上がる階段

階段を上がって行くと、屋島の南側が見渡せます。

牟礼石匠の里公園階段からの眺望
牟礼石匠の里公園階段からの眺望

この奥の建物が石の民俗資料館になっていて、その手前に芝生の広場。

牟礼石匠の里公園の入口
牟礼石匠の里公園の入口

僕が訪れた時期にちょうど「石の里のアーティストたち 「テーマ庵治石」 Part20」が開催されていて、その作品は並んでいました。(この内容はまた次回に書きます)

牟礼石匠の里公園
牟礼石匠の里公園

入口には特に読まれているとは思えない注意事項、

石匠の里公園の案内板
石匠の里公園の案内板

経年により薄くなってしまったステンレスの案内板がありました。

石匠の里公園の案内板
石匠の里公園の案内板

なかなかこれでは全体がわからないから、いただいた石匠の里公園のリーフレット(これも貴重だ…)を掲載しておきますね。

石匠の里公園のリーフレット
石匠の里公園のリーフレット

石匠の里公園は平成7年ごろに開園したそうだから、その際に作成されたものだと思います。
一つずつの作品の場所と名前があって、当時20か所石彫が展示されていたようです。
これを見ると、全部見てみたくなりますよね。
僕は見てみたい、という訳で一つ一つ見て行くことにしました。

牟礼石匠の里公園の彫刻 日本庭園

石匠の里公園に日本庭園なんかあっただろうか、と言われるかもしれませんが、たぶん「日本庭園」です。

石匠の里公園日本庭園
石匠の里公園日本庭園

芝生広場や遊具のある方の反対側、山側の散策路の方を「日本庭園」としているようです。

馬の見つめる方向へ進みます。

石匠の里公園階段付近の馬の石彫
石匠の里公園階段付近の馬の石彫
石匠の里公園の彫刻 時空・21 石井厚生
石匠の里公園の彫刻 時空・21 石井厚生

この場所から見ると、散策路が塞がれているように見えるかもしれませんが、大丈夫です。

石匠の里公園の彫刻⑫ 時空・21 石井厚生
石匠の里公園の彫刻⑫ 時空・21 石井厚生

「時空・21」石井厚生氏の作品です。
その隣にも一つ展示されていました。

石匠の里公園の彫刻 時空・21 石井厚生そばの石彫
石匠の里公園の彫刻 時空・21 石井厚生そばの石彫

これが何かはわかりませんが、展示されていたので、掲載しておきます。

森の傍に一つの石碑か?と思っていると、こちらも展示作品の一つでした。
中嶋万須夫氏の「立て横」 。

石匠の里公園の彫刻⑧ 立て横 中嶋 万須夫
石匠の里公園の彫刻⑧ 立て横 中嶋 万須夫
石匠の里公園の彫刻⑧ 立て横 中嶋 万須夫
石匠の里公園の彫刻⑧ 立て横 中嶋 万須夫

なかなか見過ごしてしまいそうな場所にありますが、いったいどうやってあそこへ置いたのだろうと、少し考えてしまいました。
でも、近づけないから、何かの守り神や入口の道標のようでもあり、なかなか感じが良いですね。

なるほど、きっと、ここには本来水が流れて、石と植物の調和した日本庭園であるわけですね。

石匠の里公園の日本庭園
石匠の里公園の日本庭園

節水しすぎなのか、せっかくの水路に水が流れていない公園が多すぎるなあと思います。
水があれば、全く違う景色になるのに勿体ないなあと思います。

散策路は少し階段がありますが、ゆっくり登れる感じの勾配です。

石匠の里公園の日本庭園の散策路
石匠の里公園の日本庭園の散策路

手入れがされていない、ということもないのですが、行く人が少ないのだろうな、という感じはあります。

石匠の里公園の日本庭園の散策路
石匠の里公園の日本庭園の散策路

こちらの石彫は半分草木に埋もれてしまっていました。

石匠の里公園の彫刻 Table du Repos アンドレ・ラブー
石匠の里公園の彫刻 Table du Repos アンドレ・ラブー

「Table du Repos」アンドレ・ラブー氏の作品。
自然に任せる、というコンセプトがあるなら仕方がないですが、もう近くに寄りがたい感じになっていますので、是非整備をお願いしたいところです。

石匠の里公園の彫刻 Table du Repos アンドレ・ラブー
石匠の里公園の彫刻 Table du Repos アンドレ・ラブー

やっぱり、近づいて触れてみたいですよね。

石匠の里公園の日本庭園の散策路
石匠の里公園の日本庭園の散策路

僕が訪れた時には、紅葉が始まりかけていて、中を歩くととても気持ちがよかったです。
それぞれの地域の特色もあるとは思いますが、盆栽や園芸業の盛んな高松市の公園なのだから、もう少し手入れをされてはどうかな、と日本庭園については思います。

石匠の里公園の日本庭園の散策路
石匠の里公園の日本庭園の散策路

ここはまず初めに水を流してみては?と思うところ。
木々の間から木漏れ日があって、なかなか良い散策路です。

石匠の里公園の日本庭園の散策路
石匠の里公園の日本庭園の散策路

一番上には、石で(それはそうだ)作られた立派な放水口がありました。

石匠の里公園の日本庭園放水口
石匠の里公園の日本庭園放水口
石匠の里公園の日本庭園放水口
石匠の里公園の日本庭園放水口

僕は過去に何度か石匠の里公園を訪れていますが、水が流れているのを見たことはありませんが、是非流してみてください。

牟礼石匠の里公園
牟礼石匠の里公園

少し下には、 ミロスラブ・メイラ氏の「 THE STAR MAN」。

石匠の里公園の彫刻 THE STAR MAN ミロスラブ メイラー
石匠の里公園の彫刻 THE STAR MAN ミロスラブ・メイラ

目立たない場所にありますが、なかなか大きくて雰囲気のある石像です。

石匠の里公園の彫刻 THE STAR MAN ミロスラブ メイラー
石匠の里公園の彫刻 THE STAR MAN ミロスラブ・メイラー

一段下の芝生の場所には「曙」 。
楊英風氏によるもので、本人のサインがありました。

石匠の里公園の彫刻 曙 楊英風
石匠の里公園の彫刻 曙 楊英風
石匠の里公園の彫刻 曙 楊英風
石匠の里公園の彫刻 曙 楊英風

楊英風氏、台湾のアーティストなのですね。

少し下に高橋清氏の波のイメージがありました。

石匠の里公園の彫刻 波のイメージ 高橋 清
石匠の里公園の彫刻 波のイメージ 高橋 清

普通の公園はもうこの位石彫作品があれば十分というところなのでしょうけれど、まだ半分以上あります…。

牟礼石匠の里公園の彫刻 芝生広場

日本庭園の次は芝生広場を見て行きます。

石匠の里公園芝生広場
石匠の里公園芝生広場

石の民俗資料館へ上る手前には立方体の意思が置いてありますが、○○石という名前と産地が記されています。

石匠の里公園 石の民俗資料館
石匠の里公園 石の民俗資料館
石匠の里公園 石の民俗資料館へ続く階段
石匠の里公園 石の民俗資料館へ続く階段

さすが石の民俗資料館、という感じ。

こちらも何気なく撮ったものですが、手前の方には名前がありまして、「アン・ツー・ゴの家内」というのだそうです。
アン・ツー・ゴ

石匠の里公園 アン・ツー・ゴの家内
石匠の里公園 アン・ツー・ゴの家内
石匠の里公園イメージキャラクターアン・ツー・ゴ
石匠の里公園イメージキャラクターアン・ツー・ゴ

石匠の里公園のイメージキャラクターが「アン・ツー・ゴ」というのですね。
アン・ツー・ゴ名前の由来を知りたいところですが、わかりませんでした。

最初に示した地図には Cross・Cross/‘00」 久保 健史氏の 作品は掲載されていませんので、開園後しばらくしてから設置されたのでしょうね。 「

石匠の里公園の彫刻 Cross・Cross/‘00 久保 健史
石匠の里公園の彫刻 Cross・Cross/‘00 久保 健史
石匠の里公園の彫刻 Cross・Cross/‘00 久保 健史
石匠の里公園の彫刻 Cross・Cross/‘00 久保 健史

この広場は「ぼうけんのくに」となっていまして、なかなかアグレッシブな遊具などがあります。
少し斜面になっているので、それをそりで滑る、という遊びができます。
そりは石の民俗資料館で貸してくれます。

石匠の里公園 芝生の滑り台
石匠の里公園 芝生の滑り台

こう見るとそうでもないように思うのだけれど、上に行くとなかなかの急斜面です。
そのお隣に小林陸一郎氏の「旅人の碑」がありました。

石匠の里公園の彫刻 旅人の碑小林 陸一郎
石匠の里公園の彫刻 旅人の碑小林 陸一郎

ついつい上ってみたくなりますが、こちらは見るだけです。

その奥には大きな遊具があります。
以前はローラースライダーがあって、それも人気でした。

石匠の里公園の遊具
石匠の里公園の遊具

何度かここに来て子どもと遊んだのですが、この網のところが結構高くて怖いです。
見ていると何で?と思いますが、実際に自分がそこへ行くと常に落ちるような気分になるので、なるほど、ここは怖いなあというイメージがあります。

そして、元々はここに中岡慎太郎氏の「セレナード」がありました。
あの四角くて大きいの。

あじ竜王山公園 セレナード 中岡慎太郎 2019年1月

今は(2021年)あじ竜王山公園にありますが、その前はサンポート広場に、その前はここ石匠の里公園にあったのですね。
毎回見かけるたびに「どこかでこれ見たことあるよなあ」と思っていましたが、違う場所で同じものを見かけていたのですね。

石匠の里公園
石匠の里公園
石匠の里公園 散策路に各地の石
石匠の里公園 散策路に各地の石

そのまま少し下って行きますと、上の方へも散策路が見えました。
あの辺りにも行けるのでしょうかね。

石匠の里公園 散策路
石匠の里公園 散策路

散策路に沿って一つ展示されている作品がありました。

石匠の里公園の彫刻 春のポパイ 下次生一
石匠の里公園の彫刻 春のポパイ 下次生一
石匠の里公園の彫刻 春のポパイ 下次生一
石匠の里公園の彫刻 春のポパイ 下次生一

下次生一氏の「春のポパイ」とあります。
こちらも開園当初のリーフレットにはないので、後から設置されたのでしょうね。

石匠の里公園の彫刻 春のポパイ 下次生一
石匠の里公園の彫刻 春のポパイ 下次生一

全くの想像だけれど、セレナードがサンポートに移ったので、その代わりに設置されたとか、そういうことなのでしょうかね。

一度園外へ出ると、北の方角に採石場、大丁場が見えました。

石匠の里公園から見る大丁場
石匠の里公園から見る大丁場

障がい者・妊婦用駐車場はこちらから入って行くのですね

石匠の里公園北側の入口
石匠の里公園北側の入口

牟礼石匠の里公園の彫刻 展望台

石匠の里公園に展望台なんてあっただろか、というが最初の印象ですが、少し上った丘の上にあります。
そこへ行くには、先ほどの「草そり」のスタート地点の方へ行く必要があります。

石匠の里公園 展望台 体験学習広場
石匠の里公園 展望台 体験学習広場

その坂道の散策路に石彫が並んでいました。
訪れた際には、この作品が一対のものだとわからず、一つずつ撮っていましたが、 ペドロ・ラモス氏の「 TOURO JAVALI」とあります。

石匠の里公園の彫刻 TOURO JAVALI ペドロ・ラモス
石匠の里公園の彫刻 TOURO JAVALI ペドロ・ラモス

TOURO JAVALI、猪のことなのでしょうか。

石匠の里公園の彫刻 TOURO JAVALI ペドロ・ラモス
石匠の里公園の彫刻 TOURO JAVALI ペドロ・ラモス

最初はフクロウやネコの様にも見えていましたが、猪ではないか、と思うと猪にも見えてくるから、印象とは不思議なものです。
この背後から、本物が出てきても全く不思議ではありません…。

こちらは「黙示の夏(王と后)」山本明良氏の作品です。
何となく王と后という風に見えてきますので、作品名というは大事なところ。

石匠の里公園の彫刻 黙示の夏(王と后) 山本 明良
石匠の里公園の彫刻 黙示の夏(王と后) 山本 明良

その横に展望台に続く階段がありました。
いやあ、ここは知りませんでした。
僕は行ったことがなかったので、秘密の階段を見つけたような気持ちになります。

石匠の里公園展望台・体験学習広場への階段
石匠の里公園展望台・体験学習広場への階段

階段の一つ向こう側にも一つ展示されている作品があります。
ピエール・セカリー氏 「SACRED ROOM」。
「セカリー」としましたが、「セカリ」とされているサイトもありました。

石匠の里公園の彫刻 SACRED ROOM ピエール・セカリー
石匠の里公園の彫刻 SACRED ROOM ピエール・セカリー

階段を少し上がると、斜面に何か見えました。

石匠の里公園の彫刻 BLOWING WIND 江藤 薫
石匠の里公園の彫刻 BLOWING WIND 江藤 薫

この向きだと逆光だ、ともう一度下に行きますと、

石匠の里公園の彫刻 BLOWING WIND 江藤 薫
石匠の里公園の彫刻 BLOWING WIND 江藤 薫

見る角度で全く印象の違う江藤薫氏「BLOWING WIND」でした。

階段を上ると、たくさんのドングリが落ちていていました。

石匠の里公園展望台への階段
石匠の里公園展望台への階段

登り切った先には体験学習広場がありました。

石匠の里公園 体験学習広場
石匠の里公園 体験学習広場

なるほど、石切場の学習をするための広場なのですね。

石匠の里公園 体験学習広場
石匠の里公園 体験学習広場
石匠の里公園 体験学習広場
石匠の里公園 体験学習広場

いくつかの用具があったので、石材加工の説明しながら学習できるようになっているのでしょうね。

石匠の里公園 体験学習広場
石匠の里公園 体験学習広場
石匠の里公園 展望台 体験学習広場の看板
石匠の里公園 展望台 体験学習広場の看板

北と西を見渡せる展望台になっていました。
わあ、ここはなかなか景色のよいところです。
屋島全体が写真におさまるところはなかなかありません。

石匠の里公園の彫刻 展望台から見る屋島
石匠の里公園の彫刻 展望台から見る屋島
香川新五十景 石匠の里公園の彫刻 展望台
香川新五十景 石匠の里公園の彫刻 展望台

「香川新五十景」というのがあるそうで、その一つに石匠の里公園が選定されているのだそうです。
確かに、ここは眺めが良いですね。

香川新五十景 石匠の里公園の彫刻 展望台の眺望
香川新五十景 石匠の里公園の彫刻 展望台の眺望
香川新五十景 石匠の里公園の彫刻 展望台の眺望
香川新五十景 石匠の里公園の彫刻 展望台の眺望

源平の古戦場を東側から眺めることができます。
屋島を攻める源氏方になった気持ちです。

石匠の里公園の彫刻 展望台 植田まさしのイラスト
石匠の里公園の彫刻 展望台 植田まさしのイラスト

同じことを思う方がいたのか、ここにも那須与一のイラストがありました。
こちらはまだ色も綺麗に残っています。

石匠の里公園 展望台 第五回与一サミットの手形
石匠の里公園 展望台 第五回与一サミットの手形

与一サミットというのがあったのだそうで、手形が残っています。

北西の方向、海が見えますが、ちょうど男木島が見えるのですね。

石匠の里公園 展望台から男木島
石匠の里公園 展望台から男木島

最初は気が付かず、二回目で分かったのですが、ここから下って行く道があって、その傍に一つ作品が展示されています。
菊池満雄氏の「Reversing Stone」。

石匠の里公園の 展望台から下りる Reversing Stone 菊池 満雄
石匠の里公園の 展望台から下りる Reversing Stone 菊池 満雄

これはなかなか言葉では表現し難いのですが、石匠の里公園の中でも最もひっそりした場所にあります。

石匠の里公園の 展望台から下りる Reversing Stone 菊池 満雄
石匠の里公園の 展望台から下りる Reversing Stone 菊池 満雄

しかしながら、中から何かが生み出されそうな、面白いオブジェです。
ちょっとここにあるのは勿体ないかも、と思いつつ、20年以上ここにあることの意味を思います。
是非ここにも立ち寄ってみてください。

来た道を戻りながら、展望台の彫刻作品を見て行きます。
吉本豊氏の「響き」。
人の形や楽器の形がはっきりしているので、わかりやすいですね。

石匠の里公園の彫刻 展望台 響き 吉本 豊
石匠の里公園の彫刻 展望台 響き 吉本 豊

石の民俗資料館前の彫刻

賑やかな芝生広場を眼下に見ながら、石の民俗資料館の方へ歩いて行きます。

石匠の里公園 石の民俗資料館前
石匠の里公園 石の民俗資料館前

資料館の前には5つの小さな石彫がありました。
僕も詳しくは知らなかったのですが、「マケット」という小型の模型なのでしょうかね。

石匠の里公園 石の民俗資料館前 地表より 消えた森 井上 麦
石匠の里公園 石の民俗資料館前 地表より 消えた森 井上 麦

井上麦氏の「地表より」シリーズは、高松でいくつか見かけます。

玉藻公園 地表より-森 井上麦
玉藻公園 地表より-森 井上麦

玉藻公園やあじ竜王山公園にもあるので、馴染みがあります。
隣には 堤一彦氏「ORIGIN」とあります。

石匠の里公園の彫刻 ORIGIN 堤一彦
石匠の里公園の彫刻 ORIGIN 堤一彦

これは学校に設置されているのですね。

ORIGIN 堤一彦
ORIGIN 堤一彦

その隣は、 脇本浩志氏の「陽環」。

石匠の里公園の彫刻 陽環 脇本 浩志
石匠の里公園の彫刻 陽環 脇本 浩志

こちらは石匠の里公園から南へ数百メートルの御山公園にありました。

陽環 脇本 浩志 御山公園
陽環 脇本浩志 御山公園

「無題」 山崎康氏の作品も牟礼町内(羽間地区)にあるそうなのですが、まだ見に行けていません。

石匠の里公園の彫刻 無題 山崎 康
石匠の里公園の彫刻 無題 山崎 康

岩崎順一氏の「SeaⅡ」は牟礼の野上公園というところにあるそうですが、これもまだ見ていません。

石匠の里公園の彫刻 SeaⅡ 岩崎 順一
石匠の里公園の彫刻 SeaⅡ 岩崎 順一

この小さな作品群は、国民文化祭かがわ’97「石の彫刻コンクール展」優秀作品なのだそうです。
なるほど、それで各地に展示されているのですね。

石匠の里公園(2021年11月)

以上が牟礼石匠の里公園の野外で見られる彫刻作品でした。
なかなか見応えのある内容でしたが、ひとまわりするのには30分くらいで歩いて行けると思います。
石彫作品の入れ替わりはありながらも、大事にされてきたのがわかります。
是非お近くに来られた際には、立ち寄ってみてください。

さて、次回は石の民俗資料館と、開催されていた高松工芸ウィーク関連のイベントのことなんかを書こうと思います。
またよろしければご覧ください。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

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