今回は大阪府にあるユニバーサルスタジオジャパンに行き、 ホグワーツ魔法学校 を見て来たことを書いてみようと思います。
若い頃、これまでに何度か行ったことがあって、その後にはUSJに行きたいという気持ちにはならなかったのですが、子どもが11歳の誕生日を迎えるにあたり、ホグワーツ魔法学校へ入学させてみたい、ということで行ってみました。
人気のあるテーマパークなので、詳しい解説というよりもこんな感じで行ってきました、という雰囲気が書き残せたらよいなあと思います。
もしUSJや、そこにある、ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリーポッターのことなんかにご興味がおありでしたら、どうぞお読みください。
記事中の金額は全て2019年12月現在の価格です。
また記事の文字数は全部で9395字あります。
- 高松からUSJへ
- リーベルホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
- ホグワーツ魔法学校へ
- ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニーへ
- レストラン三本の箒 スリーブルームスティックス
- その他のアトラクション
高松からUSJへ
四国の中でも徳島や香川は意外と関西に近く、進学や就職の際には大阪の方へという方が結構おられます。
そして、香川県高松市から関西方面に行くルートはいくつかあり、これを選ぶのも楽しいところです。
今回検討したのは主に4ルート。
特に順番があるわけではないけれど、
①岡山経由でJR マリンライナーと山陽新幹線
②フェリーで高松東港から神戸港 ジャンボフェリー
③淡路島経由で明石海峡大橋 車
④フェリーで徳島港から和歌山港へ 南海フェリー
等があります。
僕はCO2の排出量が少ない岡山経由の鉄道がよいと主張したのですが、今回は家族三人で行くので、乗り物に酔いたくないからと、車で行くことになりました。
早くて安くて便利なのですが、味気ないというか、面白味の少ないルートです。
出発したのはお昼前だったので、淡路SAで一旦休憩です。
お腹が空いたというので、軽く食事をしました。
特に何が、ということもない食事でしたが、食べておくと元気が出ますね。
車の運転は得意ではないので、なるべく安全そうな道を選んで行きました。
阪神高速3号神戸線を通り、海老江JCというところから阪神高速道路2号淀川左岸線の正連寺川ICで降りました。本当は出られなくてその先の舞洲まで行ってしまい、折り返してきましたが、降りた、ということにしておきます。
高速を出たら、すぐにUSJが見えてきますが、この日はホテルを予約しているので、先に車を置いてチェックイン。
どこに泊まろうかいつも迷うのですが、今回は2019年11月に新しくできた「リーベルホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」にしました。
途中で少し渋滞したけれど、昼食を食べる時間も含めて約3時間で到着です。
リーベルホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
本当は正面玄関からなんか入っていなくて、2階の駐車場へ停めました。
駐車場代は2500円。
料金 1泊:2,500円(12時~翌12時)
時間外料金:300円/30分※ご到着日の12時以前や、ご出発日の12時以降も駐車は可能ですが、上記時間外料金がかかります。
ACCESS 【公式】リーベルホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパンより引用
近隣の駐車場も大体同じようなものでしたが、翌日の16時過ぎまで停めたため、2400円追加で支払いました。駐車場代は合計4900円。
テーマパークに隣接しているから駐車場代が高いのは仕方がないところです。
チェックインを済ませお部屋に荷物を持っていきます。
大きなホテルですが、エレベータが2か所4基ずつあったので、滞在中混雑したりということがなかったのもよかったです。
ベッドサイドにタッチパネルがあって、ライトやエアコンを操作できました。
はじめて見たので、未来が来たなあという感じ。
シャワーブースのみのスタンダードかバスルームのあるスーペリアか迷ったのですが、スーペリアにしました。
後で書きますがスパがあって、全員そこを利用したため、バスルームを使用しませんでした。
シャワーのみでもよかったところ。
新しいから当たり前と言えばそうなのですが、綺麗で使いやすかったです。
窓からは目の前にミニオンパークの建物(裏側)やフライングダイナソーが見えました。きゃあきゃあという声もよく聞こえます。
そしてその奥には、ホグワーツ城が見えました。
ムムム、早く行ってみたい!
リーベルホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン は、USJのオフィシャルホテルになっているようで、1階にはチケットカウンターやグッズストアもありました。
奥さんがエクスプレスパスについて聞いてくれというので、チケットカウンターで尋ねると、4つのライドに並ばず乗れるパスが、入場チケットとは別にこの日は一人15000円超とのこと。
ハリーポッターのエリアに入れないことを心配していましたが、以前と違い、普段の日は入れますよ、というのでエクスプレスパスは買いませんでした。
15000円だと先ほど買った1.5日の入場チケットより高いけれど、買う人いるのかね、海外のお金持ちとかが買うのではとか、これは利益がでるね、なんて盛り上がりました。 (後でエクスプレスパスの列に並んでいる人見たら、本当にそんな感じでした)
他には申し分のないホテルでしたが、一つだけ注意が必要なのはUSJの入場口が遠いところです。
電車で一駅ですが、歩くと約15分ほどかかりました。
僕は歩くのは好きで、奥さんと子どもは疲れた帰りにぶつぶつ言っていましたが、子どもは電車に乗りたくないらしく、終始徒歩で往復していました。
シャトルバスやタクシーなんかも見当たらず、歩くのが苦手な方には敬遠されるかもしれません。
逆にZepp OSAKA Baysideに行くには、他のホテルに比べて近いので、よいかもしれません。
ホグワーツ魔法学校
さて、USJに入って行きますが、この日は今にも雨が降って来そうな天気で(その後降って来た)、急いで目的のエリアへ向かいます。
事前にローソンでチケットを購入していたので、並ばずに入場できました。
手荷物の検査があり、QRコードを機会にかざすとゲートから入れます。
久しぶりに来たので、何となく懐かしい感じがしました。
十数年ぶりだったようで、場所やアトラクションもほとんど忘れていました。
地図を見るよりも聞いた方が早かったので「ハリーポッターはどこですか」と尋ねると、「正面の突き当りを右です」と教えてくれました。
おお、ここが入口ですか。
出てくる人、入ってくる人がひっきりなしに往来していて、すごい人です。
日本の方が半分、アジア等海外からの方が半分という感じです。
驚いたのは、イスラム系の方がとても多かったことです。
ハリーポッター、世界中で人気があるのですね
そんな海外からのお客さんとともに、魔法界を目指します。
そう、そう、そういえば映画も多国籍な感じになっていましたので、ますます魔法界に行くよ、という雰囲気です。
BGMが徐々に盛り上がり、離れたところにそれっぽい建物が見えてきます。
そういえば見たことのある車が木にぶつかっていて、これも皆さんに大人気でした。
記念写真を撮る行列が出来ていました。
そしてやってきましたエントランス。
特に雪が降る気温でもないし、寒くもないのですが、雪が屋根に積もった感じになっています。
奥にはホグワーツ城が少し見えていて、本で想像し、映画で観たような魔法界の世界が広がっていました。
これには、皆さん大興奮で、記念写真を何枚も撮っていました。
僕もこれには少し心揺さぶられました。
はじめてシンデレラ城を見た時のような、ホグワーツ城って、魔法界って本当にあったんだ、という感じ。
エントランスのすぐ横には、ホグワーツ特急が到着していまして、しばらく見ていたら、蒸気をブシューと出していました。
ホグズミード村(←こんな村の名前を書くことがあろうとは…)、を抜けていくと、パフォーマンスをする一団が!
炎のゴブレットに出てきた「三大魔法学校対抗試合」のダームストラング、ボーバトンの生徒の皆さんがいました。
見かけた時には、ちょうど終わったところでショーは見られなかったのですが、何となく素敵な雰囲気ですよね。
そして到着しました、ホグワーツ城。
もうすぐにでも中に入りたいところですが、その前に揃えておかねばならないものがあります。
まずは魔法学校に入学するための杖とローブ。
オリバンダーの店では魔法を使うための杖を買います。
店員さんに、
「11歳の誕生日を迎えるので、魔法学校に入学します。是非杖選びを手伝ってください」
と伝えると、
「それはおめでとうございます!杖が使う人を選びます。誰か好きなキャラクターはいますか?」
「ハーマイオニー…」
「ハーマイオニー・グレンジャーの杖はこちらです。ぶどうの木、ドラゴンの心臓で作られた杖です」
という映画の中のようなやり取りが続きますが、お会計4900円(税込)というところで、現実に戻ります。
さらにグラドラグス魔法ファッション店でローブとマフラーを見に行きます。
「お好きな色や寮がありますか?」
「グリフィンドール…」
「グリフィンドール、 勇気あるものが住まう寮 、きっとお似合いですよ」
とXSサイズを着させてくれました。
「かわいいね」なんて言っていると、すかさずマフラーも首に巻いてくれます。
ローブ14500円(税込)、マフラー4500円(税込)、普段着るものよりも随分高価な買い物ですが、魔法にかかったかのように購入してしまうのでした。
うん、きっとこれは魔法だ、そうに違いない…。
そして早速一度やっているのを見たかった(本当はやってみたかったけれど、子どもや若い方が多いからね…)、魔法の練習。
この日はクリスマスツリーに魔法がかけられる時期で、「ルーモス」と「ロコモーター」を教えてもらっていました。
杖の動かし方やタイミングがあるようで、何度やっても出来ない方もいました。
全体で8か所魔法の使える場所があったのですが、それはまた後程紹介します。
ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニーへ
アトラクションの名前が長くて、「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」ということなのですが、お城の中に乗り物があります。
とても人気があるのか、60分待ちでしたが、並んでみます。
並んでいると言っても、随時列は動いていて、ゆっくり歩くような感じでした。
入ってからわかるのだけれど、手荷物をロッカーに入れるので、それで意外とずるずると動くようです。
ホグワーツ城を眺めながら歩くので、僕は全く飽きることはありませんでした。
順番が来る頃には、日が暮れて城に灯りが点きました。
さて肝心のハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニーですが、結構激しいアトラクションでした。
箒に乗ったハリーやドラゴン、クィディッチ等々、おなじみのシーンに迷い込んだような気持ちになります。
子どもは最初「降りる!」と泣き叫んでいましたが、最後の方は楽しかったとのこと。
一方で余裕だった奥さんは「気分が悪い…」と顔面蒼白になっていました。
僕は面白かったですが、向き不向きがあるようです。
レストラン三本の箒 スリーブルームスティックス
ホグワーツ城綺麗だよ、と声をかけるも「…」と気分が悪そう。
座るところがない(あるが他の方が座っている)し、雨が降っているので、中に入ります。 レストラン「三本の箒 スリーブルームスティックス」へ。
レジに並んで注文し、料理を受け取るスタイルなのですが、人が並んでいなかったのですぐに決めなくてはいけない状況になりそうでした。
もちろんレジでゆっくり聞いてもよいのだけれど、三人のメニューについて「これは何?これは?」なんて聞いているのも申し訳ないので、手前のサンプルで5本ほど相談しました。
僕はすぐに決まったけれど、奥さんと子どもは結構悩んでいました。
奥さんは気分が悪く食欲がない、というので「ローストビーフサラダ」1500円(税込み)。
子どもは迷った末に「スモークチキン&ポークリブ」1950円(税込)にしました。
お野菜がトウモロコシだけなのが決め手だそうです。
よく見たら、映画の中でも同じようなのが出てきていました。
僕はフィッシュ&チップスにしました。
ただのタラのフライとポテトのフライをタルタルソースにつけて食べるのですが、雰囲気なのか美味しく感じました。
奥さんはほとんど手をつけなかったけれど、子どもは「美味しい、美味しい」と言ってたくさん食べてくれたので、それがよかったところです。
そうそう、その前に「バタービール」も飲んでみました。
キャラメルっぽい味で「甘いね、すごく甘いね」と言いながら飲みました。
一杯650円(税込み)。
なので、レストランではウーロン茶320円(税込)、ギリーウォター(ただのペットボトルの水)350円を購入しました。食事代は合計5870円。
物語の世界観に浸れる楽しいひと時でした。
時折ガシャンガシャンと食器の割れる音や、獣の吠える声が聴こえてきます。
一度リアルな「ガシャン!」が聴こえたので、振り返ると、店員さんが本当に食器を落としていました。
獣の吠える声はこちらのイノシシさんが動いていたようです。
僕はこのままここに閉園までいてもよかったのですが、明日もあるから、ということで他のエリアに移動しました。 それはそうだ、ハリーポッターだけではないものね。
出る前に、カエルチョコ1200円(税込)と百味ビーンズ(1800円)を買いました。
その他のアトラクション
雨が降る中で歩きだしましたが、夜になって、雨となると、さすがに人もまばらでした。
最初に目についたジョーズに行ってみます。
ああ、そういえばこんな感じだった、という内容でしたが、子どもは「びっくりするのはマジやめて」と言っていました。
ここはそういうのばかりなのだけれど。
途中で、「球を投げて積み木を3個崩す」と「コインを投げて更に乗せる」というゲームがありました。
1回1000円なので、どうする?と尋ねると「やってみる」とのこと。
スヌーピーもぬいぐるみが欲しかったそうです。
最初は皿に30枚のコインを投げました。(コインピッチ10)
目の前で別の方が乗せていたので、乗るのでは、なんて思っていたけれど、子どもと半分ずつ投げて、一枚も乗らず…。
残念賞でスヌーピーの缶バッジをもらいました。
その後にスポンジにくるまれたボールを7回投げます。(ブロックバスター1000)
三つ積まれた立方体ブロックを一回の投球で全て土台から落とせたらOKというルールでした。僕、子ども、奥さんと投げていきますが、当たる気配はありません。
両サイドで係の方が「チリン、チリン!」と鐘を鳴らしているので、それが「当たり」のように勘違いするけれど、実際には投げるたびに鳴らしているだけでした。
賑わいと集中力を乱す巧妙な仕組みではありましたが、力を抜いて投げた7球目。
スコンと積み木が倒れていきました。
こういうことがあると、また後々「あの時はできた!」みたいな気持ちになるので、微妙なところですが、スヌーピーのぬいぐるみ、持って帰れてよかったね。
奥さんは「ジュラシック・ザ・ライド」に乗りたいと言っていたけれど、まだ気分が回復せず、一度ショー形式のアトラクションを観ることにしました。
バックドラフト、こちらも昔のイメージそのままでした。
アトラクションを出ると、奥さんが回復してきたので、目の前のハピネスカフェへ入りました。
僕と子どもは要らなかったけれど、一人につき一つ以上の注文を、と言われたので、頼むことにしました。
奥さんはキーマカレープレート1800円(食べてしまって画像なし・税込)、子どもはミニオン・シュークリームセット900円(画像左・税込)、僕はよくわらないピンク色のフラッフィシュークリームセット900円(画像右・税込)で合計3600円でした。
本当はもっと混みあうのだろうけれど、すぐに乗れました。
ミニオン・ハチャメチャ・アイスとミニオン・ハチャメチャ・ライド。
ミニオン・ハチャメチャ・アイス 氷の上をすべるような乗り物でしたが、雨がパラパラと降っていましたが、子どもはなかなか楽しかったようです。
最後に、と向かった ミニオン・ハチャメチャ・ライド 。
きっと映像が動くやつだな、と思っていましたが、その通りでした。
先ほどハリーポッターで気分が悪くなった奥さんは用心して「激しいですか?乗れますか?」と係の方に尋ねていました。
「ハリーポッターほどは激しくないです。似ているのはスパイダーマンです。」
ムムム、スパイダーマン、結構激しいと思うけれど…。
グルー一家の指示のもと、ミニオンになるための訓練だそうで、確かに「ハチャメチャ」でした。
もう、だから乗らないと言ったのに、なんて奥さんは言っていましたが、この日の最後の訓練生として無事に乗ることができました。
ユニバーサル・クリスタル・ツリー
さて、もうホテルに戻ろうと帰っていると、遠くにぼんやりクリスマスツリーが見えました。
結構大きなツリーだったので、僕は見てみたかったのですが、奥さんと子どもは行かない、とのことでキャラメルポップコーン500円(税込)を食べていました。
確かギネス記録のツリーですよね。
「Most lights on an artificial Christmas tree / 人工クリスマスツリーに飾られた電飾の最多数」として、ギネス世界記録™認定。(59万1,840個、2019年10月28日現在)
「Largest Christmas snowflake ornament / 最大の雪の結晶型オーナメント」として、ギネス世界記録™認定。(3.196m、2019年10月28日現在)
ユニバーサル・クリスタル・ツリー | USJ より引用
なるほど、電飾が多いのと雪の結晶型オーナメントが最大という記録なのですね。
しばらく見ていたら色が変わりました。
雨が降っていたので、最初は魔法がかかったか、それともカメラが壊れたかと思いましたが、きっと光の加減でしょうね。
午後10時前、楽しかったUSJも閉園時間が近づいていました。
雨というのもあったけれど、夜の方がゆったりとした雰囲気でよかったです。
この後、僕はもしかしたらよるのUSJには来ないかもしれないから、これが最後かもしれません。
きっと、子どもはお友達なんかとこれからも来る機会があるのかもしれません。
その時に、この日の経験が活きればよいなあと思います。
この日はこのままホテルに帰り、休みました。
翌日はまた青空が見える晴れの日だったので、それはまた次の記事で書こうと思います。
どこまでも書いていても僕は構わないのですが、どこかで記事をひと区切りするにはここがよいかと思います。
後編はホグワーツ城のことなんかを書いていますので、よろしければ引き続きご覧ください。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただきありがとうございます。