今回は 中国料理桃煌 について書いておこうと思います。
クレメントというのがどういう意味なのか、本当はよく知りません。
パパっと検索すると「おおらかな」とか「温和な」という意味が出てくるから、きっとそういう感じなのだろうと思います。
高松港の近くにクレメント高松というホテルがあって、今回はそこで中国料理を食べたことを書こうと思います。
もともとクレメントはANA系列のホテルでしたが、その後変わって、JRホテル、阪急阪神第一ホテルの系列となりました。
今回書こうとしている桃煌というホテル内のレストランも、もとは他のANA系列の中華「花梨」という名で営業されていました。
その後「中国料理」という、店名というより、そのままという店の名前の時期があり、現在の「桃煌」という店名に移り変わっています。
僕もそんなに頻繁に訪れているわけではないけれど、ちょっと豪華な食事がしたいよね、という時に時々利用します。
外食する時、意見があわないのですが(最後はくじ引きで決めるほど)、奥さんと子どもも好きな様で、意見があうというところも気に入っています。
夏休みだから、どこかへお出かけして観光したいのですが、今年はどうもそんな気分にならなかったので、お盆の前後で行ってきました。
特に中華に詳しいわけでもないのですが、JRクレメントホテル高松の駐車場のことや、ホテル内のレストラン桃煌のことなんかに、もしご興味がおありでしたら、どうぞお読みください。
クレメント地下駐車場
まずは場所から見ていきますね。
JR高松駅、コトデン高松築港、高松港から、それぞれ目の前なので、場所がわかりにくいということはありません。
しかし駐車場について昔から複雑です。
JRの系列だから列車で来てね、ということなのかもしれませんが、高松にお住いのほとんどのかがわさんたちは車で来られているはずです。
以前はホテルの目の前に平面の使い勝手の良い駐車場が一つありました。
googleさんのマップには、以前の名残の姿がありますが、今はホテルが建ってしまって駐車場はありません。
ここに停めてそのままホテルの入口からレストランで食事、という流れがクレメントへは行きやすかったのですが、今はもうありません。
とても便利な場所で、使い勝手もよかったので、満車のことも多かったです。
まあ、新しいホテルが建ってしまっているので、そんなことを言って仕方がないのですが、その次に現実的な駐車場は地下となります。
図にするとこんな感じですが、恐らく全くわからないと思いますので、少しずつ書いていきますね。
まずは、ホテル北側に車寄せのエントランスがありまして、そこから入って行きます。
車寄せを過ぎ、小さなホテル地下駐車場入口から下に行くと、最初のゲートがありますので、駐車券を取ります。(ここまでは僕は雲絵展をしているので写真を撮れない…)
全く停めることがことができないか、というとそういうこともなくて、宿泊の方がチェックアウトされた後のお昼時などに停められることもありますが、ほぼいつも満車です。
まあ、そしてとても狭い駐車場ですので、できれば僕は空いていても停めたくない…。
この日も満車だったので、さらに先のゲートに向かいます。
クレメントの駐車場は、隣の高松駅前地下広場の駐車場と繋がっておりまして、先ほどの駐車券を再度入れますとと、ゲートが開きます。
これはなかなか書くのが難しいところですが、このゲートを通って駅前広場地下駐車場へ停めた際、レストランの利用だけでは駐車料金のサービスを受けられないことがありました。
現在(2020年8月)は、レストランで一定の食事をすれば、2時間無料のサービス券をくれます。
駐車場から出る際には、ホテル側に戻る必要はなくて、駅前広場地下駐車場からそのまま出口のゲートにサービス券を通し、出ることができます。
いろいろあって、以前は裏技的な扱い?だったこの方式が、今はクレメントのレストラン利用の際には、最も便利な方法だと思います。
はじめて訪れる方には、車の出し方だけではなく、人がどのようにこの地下駐車場から出るのかを書いておいた方が良いと思います。
先ほど車が出入りしていた車路については、その横に歩道があればホテルの地下入口に入って行けるのですが(この通路もなかなか味のある写真があってよい)、「人は通らないで」とあるので、高松駅前広場地下駐車場のエレベータを利用して上に上がります。
この向きで入り、2階へ上がりますが、出る時には反対側に出ることになります。
乗った後に振り向くと、また振り向かなくてはならないので、注意です。
高松駅前広場地下駐車場からあがるエレベータ
エレベータから下りると、左はシンブルタワーへ、右はホテルへの入口になっています。
ステーキのお店は後から出来ましたが、桃煌以外は出来た当初からそのままの店名と思います。
それぞれ美味しいお店ですが、僕らは桃煌がお気に入りです。
入ると右の壁に大きくて綺麗な絵画が飾ってあります。
田村能里子さんという方の「風のきらめき」という作品だそうです。
フォトスポットという説明が出来ていました。
そうか、海外からのお客さん向けに設置されたのですね。
先に進みます。
以前はこの入り口から入っても、ブライダルのお店があったため入れず、一度階段を降りてエスカレータで行かかなければいけませんでした。
どうかな、まっすぐ行けるかな?
入れました。
ブライダルショップと奥には宴会場が並んでいいます。
この日も○○学会とか、同窓会とかの案内がありました。
エスカレータでいつも横目に見ていたのですが、高松市の濱野年宏さんの「重々無尽-はじまり」という作品が掲げられています。
館内には、他にもいろいろあるのだろうけれど、レストランの予約の時間が迫っていますので、長くなった駐車場のことについては、このくらいにしておこうと思います。
こんな風に書くと、とても面倒な駐車場のようにも思えるけれど、慣れてしまうと普通なので、是非何度か行って試してみてください。
※ホテルのサービスが変わることもあるので、是非ご自身でお確かめください。
中国料理桃煌
ちょうどフロントの真上に和食、ステーキ、中華のレストランがあります。
僕はこの日あらかじめウェブで予約して行きました。
ランチタとディナーの時間で、何度か満席で入れないことがありました。(コロナ前)
それほど広くないから、宿泊のお客さんが多いと、満席になることもあるようです。
ウェブで予約しようとすると、他にも情報が入ってきてしまいます。
この時期、政府の進めるキャンペーンと県の四国在住者限定の補助がありまして、両方重複して適用できますよ、ということになっていました。
宿泊プランには、今回僕らが予約した「うまいもんコース」の宿泊プランもありました。
重複してキャンペーンが適用できるか、一度電話して聞いてみました。
「両方適用になります。適用の方法は、フロントで一度に精算する方法と、後からキャッシュバックする方法で、金額が変わります」
そうだよね、それで変わるよね…。
金額だけ計算すると、三名で朝夕食付きで一泊しても、食事だけしてもそれほど変わりませんでした。お部屋も空いていました。
しかし、奥さんと子どもは、「自宅が一番落ち着く」とのこと。
それはそうですね。
僕はクレメントに自分が停まる機会なんて、これを除いてないだろうから、興味はあったけれど、コースが三人分になって子どもが食べれないというのもあって、泊るのはやめました。
他の宿泊の方との接触もあるしね。
しかし、この機会に高松に来られ、泊っても大丈夫という方は、どうぞそのプランをご利用ください。随分お得です。
大体いつもこの入り口にはお店の方が立っていて、案内をしてくれていますので、実はなかなか撮りにくいお店の前です。
時間は夕方の時間だったので、店内におられたのは一組だけ。
衝立の向こうには、4人掛けのテーブルがいくつかあります。
写真の奥の方は、個室となっています。
でも変わらず、この半円のソファの奥の席が、一番落ち着いています。
大人二人は予約した通りうまいもんコース、子どもはチャーハンにしました。
飲み物は奥さんは梅スカッシュみたいのにして、子どもはコーラにしていました。
車でなければビール飲みたいところですが、ビール飲むとお腹がいっぱいになりますので、僕は冷たいお茶をお願いしました。
先にチャーハン。
時々チャーハンの具が変わっていて、この日はアスパラが入っていました。
子どもはアスパラが少し苦手なので、よけながら食べていました。
取り分け用の小皿も出してくれるので、少しずつ取り分けて味見しました。
ご飯の感じとか味付けとか、しょっぱくなく、薄くもなく、とても美味しいチャーハンです。
コースを頼んでおいてあれですが、これと五目スープそば、飲茶の点心、玉子スープなども美味しいです。
僕は詳しく知らないのですが、広東料理の料理長がいたという話を聞いたことがあって、そうかあ、これは美味しいなあと思ったことがあります。
うまいもんコース
香川県にはさぬきダイニング認定店という仕組みがあり、香川県の食材を使ったメニューを提供しているお店を認証しているというものです。
桃煌もその一つになっていて、今回頼んだうまいもんコースが、香川県の食材を使ったコースの一つとなっています。
まずは前菜の盛り合わせ、イカと中華クラゲ、チャーシューに大豆でした。
「+2000円でスープはフカヒレの姿煮に変更できる」となるので、姿煮が良い方はそうしてください。
フカヒレ自体が美味しいのかそうでないのかよくわかりませんが、スープは美味しいです。
香川県の葱を使ったパイと大根餅でしたが、ふんわりとした食感で、甘めのチリソースとよく合いました。
見るからに辛そうな立派な唐辛子ですが、
「唐辛子は風味付けですので、よけてお召がりください」
とのこと。
試しに一つ二つ唐辛子をかじってみたけれど、確かに、ピンとくる辛さでした。
その辛い風味をまとったオリーブ地鶏も、柔らかくて美味しいです。
一つ上のコースになると、オリーブ牛になるのですが、夏にはちょうど良い感じ。
さぬきのめざめに代表される香川県産のアスパラと、瀬戸内海のスズキの煮込み。
老酒風味というのがどんな味か想像できませんでしたが、紹興酒のコクが深い感じの風味でした。
最後はレモンの冷麺。
はじめて食べたけれど、さっぱりしていて食べやすかったです。
僕はデザートは好んで食べないので、子どもと分けました。
子どもはアイスも頼んでいまして、たっぷりのバニラアイスが出てきます。
もうお店がなくなってしまったけれど、丸亀町にパパスカフェがあって、そこのバニラアイスとここのバニラアイスが美味しかった記憶があります。
子どもが小さい時に、ちょっと少なくしてくれたりした思い出が。
大きくなったので、減らさずに一人前を食べられるようになってよかったです。
食べ終わる頃、ジャスミンティを運んできてくれます。
このお茶もとても美味しいので、たくさん飲んでみたいところですが、お腹は既にいっぱいです。
大体70分くらいで食べ終わりました。
季節によってコースの料理も変わるので、またメニューを見ながら食べに行ってみたいと思います。
お会計を終えて、一度外に出ると、暑さの中にも海の涼しい風が吹いてきました。
ちょうど日没前の夕焼けの良い時間でした。
この付近にも、フクロウの彫刻があったような…。
ありました、森の王様。
坂本英之氏の石像で、実は深夜になるとこの中のフクロウはいなくなり…、なんて考えてしまいます。
東かがわのとらまる公園にも作品があるそうなので、見てみたいです。
フクロウの見つめる先には、海水の池があり、波が時折押し寄せてきます。
クレメントの名の通り、穏やかで温和な瀬戸内の夕景でした。
なかなか月に何度も訪れるようなお店ではないけれど、記念日や何かのお祝いの席などにお勧めです。
今はどうかわからないけれど、個人的にはお昼よりも夜の方が好きです。
宿泊などで行かれる機会がありましたら、どうぞ召し上がってみてください。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。