岡山後楽園へ行ったお話を書いておこうと思います。
前回の岡山城へ行き、そのまま後楽園の南門へ向かいました。
はじめて来たので、どちらが正門なのかわからず、帰る時に正門から出て気が付きました。
おおよそ1時間、岡山後楽園の半分くらいを巡りましたが、岡山後楽園の事にご興味がある方の参考になれば幸いです。
目次
岡山城から岡山後楽園へ
岡山城を出ると、旭川にかかる橋が目の前にあります。
月見橋、というのだそうですが、そこを皆さん徒歩で渡って岡山後楽園へと向かっていました。
時折自転車の方や、ペットを連れて散歩されている方、ランニングをされている方などがいました。
観光客と地元の方が半々くらいという感じなのでしょうかね。
振り返ると、橋の間から岡山城が見えました。この橋から見た感じが、一番立派に見えました。
夜に月が出ていたら、きっともっと立派に見えるのだろうなあと思います。
橋を渡ると突き当りに出て、案内板などがありました。
日本三名園の一つに数えれれる岡山後楽園は「特別名勝」に指定されています。
ここを写真の右側に行くのですが、ちょうど左右に竹林があって、風が吹くとハラハラと葉が散って、なかなか清々しかったです。
しばらくここにいようか、と思うような木陰でしたが、入口は目の前です。
お茶屋さんがいくつかあって、皆さん食事をしたり、休憩したりしていました。
スワンボートの貸し出しもここでしているようでしたが、この日は川の流れが急なため、していませんでした。
岡山後楽園へ南門から
先ほど岡山城の入場券とセットで購入しているので、そのチケットを見せると入れました。
どんな感じなのか、わくわくしますね。
わあ、岡山後楽園の園内はとても広くて、一面緑が眩しいほどです。
これはなかなか素敵な庭園ですね。
ぐるっと見渡すと、向こう側に小さく人が歩いているのがわかります。
緑の芝生に池、青空、白い雲、そよぐ風、とても気持ちの良い場所ですね。
岡山後楽園へ さざなみ茶屋
入ってすぐ右側に池があり、そこにもお茶屋さんがありました。
入ってすぐに休憩というのも何だかなあとは思いますが、ずっと歩いて少し疲れてきたので。、ちょっと休憩したいね、と立ち寄ります。
「お団子食べる?」
「食べてみたい」
というので、一つ買ってみました。
奥さんはじんわりお醤油の焦げ目のついた団子を想像していたらしく(たぶん栗林公園のあれ)、一瞬「え?」という表情をしていましたが、これはこれで甘くて美味しかったそうです。
僕もソフトクリームを一つ買いました。
さざなみ茶屋の奥のところで座ってしばし休憩です。
「暑くなってきた」
「陽ざしが夏みたいだね」
何て言いながら、皆さん休憩されていました。
岡山城に比べて、海外の方より日本の方が多いような気がしました。
後述しますが、正門に近くなるにつれて、その比率が逆転していきました。
蘇鉄畑、花菖蒲畑
休憩後に、そのまま右側の道に沿って歩いて行きます。
少し先にソテツ畑がありました。
わあ、栗林公園にも立派なソテツがありますが、こちらのソテツも立派です。
大名庭園にソテツを植えるのが流行っていたのでしょうね。
ソテツ、今でも異国情緒というか、南国の雰囲気があります。
その先には川のような水の流れがあり、脇にはアジサイ。
まだほとんど開花しておらず、チラホラと咲き始めました、という程度でした。
その奥に、花菖蒲は今が盛りと咲いていました。
わあ、岡山後楽園にも、花菖蒲園があるのですね。
木々の間というのではなくて、広い場所の一角に突如現れる花菖蒲、という感じでした。
奥の方では結婚式の前撮りなのか、花嫁花婿さんとカメラマン一行が撮影をされていました。
確かに、ジューンブライドに花菖蒲、いいお天気でよかったですね。
わあ、こえはなかなか鮮やかな色で綺麗です。
これを見ていたら、栗林公園や坂出川津浄水場の花菖蒲園を思い出し、行ってみたくなりました。(そしてこの後に行きました)
花交の滝、花交の池
奥さんは平坦な道をそのまままっすぐに、僕は横道にそれてワイルドな方へ行き、奥で再び待ち合わせ、ということにしました。
少しワイルドで、人がいない方を僕は好みます。
水の流れがあるので、少し面白いのでは、という雰囲気だったのですよね。
誰もいないくなってしまいましたが、しばらく行くと水の音。
花交の滝、昔はこの辺りが榎と山桜の並木道だったのだそうです。
今は深い林のような静かな場所に、滝に水の流れる音が響きます。
最後は花交の池に着きました。
結構ドラマチックに景色が変わっていくので、そこが面白いところです。
向かいには茶祖堂という建物がありました。
わあ、なかなか雰囲気のよい茶堂ですね。
梅林、流店
道に沿って先に進むと、梅林がありました。
これはきっと春に来ると綺麗な梅の花が咲いているのだろうなあと思います。
ちょうど梅の実が生っていました。
梅の実の収穫行事があり、収穫した梅を使って加工品(「お庭そだち」だって)を園内で販売しているのだそうです。
先ほどの花菖蒲園の先に見えていた建物まできました。
ここは「流店」という場所で、屋根の下に水が流れています。日陰で涼しいので、皆さん気持ちよさそうに休憩されていました。
座ってみると、なかなか良い景色です。
これは確かに足を止めて休憩したくなりますね。
唯心山から
流店のちょうど裏側に築山があり、登れるようになっていました。
途中のお堂には、外国の男性が二人入っていて、座って瞑想していました。
確かに、それは正しい使い方なのかもしれませんが、そういう発想はなかった、と少し驚くところです。
ここから見ると、畑のようになっている場所がいくつかあるのがわかります。
広場というよりも、もう少し実用的な「畑」という様子でした。
もう一段上に行くと、展望所のようになっていました。
驚いたのは、ここには海外の方が多く来られていたところ。
フランス語を話されていたように思うので、フランスから来られたのでしょうかね。
確かに園内で目指すべき場所、ということでは、この場所が一番目立って、見晴らしも良いと思います。
よく晴れていたので、何を見ていても気持ちがよいのですが、いつまでも見ている訳にもいきません。
(ちょうど奥の鳥居の辺りに奥さんがうろうろしているのが見えた…)
唯心山、ツツジやサツキの時期には、また華やかななのでしょうね。
沢の池、慈眼堂
唯心山から下りて、両サイドの池を見ながら奥へと歩いて行きます。
沢の池というのだそうですが、池の中には小さな島がいくつかありました。
池の向かいには井田。
本当は奥のところまで行ってみたかったのですが、一度待ち合わせの場所に行かないといけません。
鳥居のところで奥さんと合流すると、ここに割った岩がある、というので、見てみました。
36に割って運び、元に戻したのだそうです。
一度割った岩をもとに戻すのは、なかなかすごいですよね。
この岩の上に観音様が祀られていました。
沢に池には鯉も泳いでいて、餌をあげている方がいました。
ここから南を見ると、ちょうど唯心山の向こうに正面に岡山城が見えました。
この景色を見ている人が多いなあ、と見ていると、ほぼ海外からのお客さんでした。
確かに、他ではあまり見られない日本庭園の美しさがありますね。
そろそろお昼を過ぎて、お腹も空いて来たので、今回はこの辺で出ることにしました。
約1時間、さらっと歩いたつもりでしたが、まだ半分ほどでした。
次回来る際には、正門から入り、今回見なかった半分を見て巡りたいなあと思います。
正門から出ると、再び旭川を渡る橋がありました。
ちょっと疲れていたけれど、頑張って歩いて「城下」の方へ向かいます。
特にどこに、ということも決めていなかったので、岡山天満屋のアフタヌーンティーでランチをいただきました。
アフタヌーンティーがなくなってから、次に行く機会があれば食べてみたいと思っていたのが、スコーンです。
昔食べた時には、とても美味しい記憶があったのですが、やはり美味しかったです。
クリームとブルーベリージャムが美味しいのでしょうかね。
週末ということもあってか、路面電車やバスもたくさんの方が乗っていましたし、人口が多いのもあるけれど、若い方が多いという印象を受けました。
そして海外の方が岡山にまで足を運んでいる(たぶん新幹線)のだ、ということに、また驚きました。
岡山城と岡山後楽園への旅、後楽園へは機会があればもう一度訪れてみたいです。
また次の機会を楽しみにしたいと思います。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。