屋島ちょうちんカフェ というタイトルにしましたが、瀬戸芸2022の作品や屋島山上に新しくできた施設「やしまーる」のことを書いておきます。
先週の金曜、土曜と、この記事を書いた今週の金曜と土曜(つまり今日と明日)の4日間屋島ちょうちんカフェがオープンしていました。
香川大学の学生の皆さんが行う 屋島ちょうちんカフェ や、瀬戸芸の作品「同じ月を見た日」、屋島山上の新しい施設「やしまーる」のことなどに、ご興味のある方の参考になれば幸いです。
屋島ちょうちんカフェ は5回目
2016年~2019年にかけて、夏になると屋島山上には屋島ちょうちんカフェがオープンしていました。
2017年に開催された時に訪れ、キーマカレーをいただきました。
2018年、2019年にはまだれいがん茶屋が前の建物の時代に行われていましたが、なかなかの盛況ぶりでした。
しかし、コロナがあって2020年、2021年はお休みでしたので、今回は3年ぶり5回目の開催となるのだそうです。
訪れたのは7時過ぎ。
もう随分辺りは暗くなっていて、屋島山上の駐車場も8割ほど埋まっているという感じです。
南嶺の歩道を歩いていると、遠くから「ドドーン、パラパラ」という音が聞こえてきました。
どこかで花火があるのでしょうかね。
屋島山上れいがん茶屋が、今回もちょうちんカフェの会場となっていました。
わあ、暗いからわからなかったのですが、結構人がたくさんいます。
ちょうちんカフェの周囲が明るくなっているので、そこに皆さん引き寄せられていくような感じです。
新しくなったれいがん茶屋でちょうちんカフェが行われるのは、今回がはじめてです。
ちょうちんカフェはなかったけれど、「TERASU」テラスかがわさんはいろいろなところに出されていまして、県庁のライトアップとか栗林公園のライトアップの際にもお見かけしました。
今回はキーマカレーなどのフードメニューはなく、ドリンクとスイーツのみでした。
僕が訪れた19時過ぎには、スイーツ(三ブタのサンドイッチボックス、チョコとワッフル、たっぷりフルーツサンド)は売り切れていて、「レモネードのレモンの輪切りもない」とのこと。
僕はアイスコーヒー、奥さんはレモンの輪切りのない瀬戸内レモネードにしました。何か食べたい方は、どうぞお早めに。(レモンがないので写真は撮らなかったです)
テーブルや椅子を片付け、段差に座るスタイルでしたが、確かにこれなら長時間居座る方も少ないかもしれません。
「カメラや三脚で長時間のご利用はお控えください」とありましたから、そういう方が結構多くいるのでしょうね。
およそ15分ほど、夜景とちょうちんの景色を楽しみました。
4日間しか開かないのは、本当に勿体ないけれど、学生さんの都合を考えるとちょうど良いのかもしれません。
外に出ると、室内よりも多くの方がいました。
いやあ、すごい人!と思っていたら、海の向こうの花火を見ていたのですね。
女木の奥だから、直島のあたりかな、と思っていました。
(後から見たら直島の火まつりの花火でした)
屋島からこんな風に見られるのですね。
他にもいくつか一つ市内で花火が上がっていました。
今週もどこかの花火が上がるのでしょうかね。
外側にもちょうちんがぶら下がっていました。
奥の建物では、ソフトクリームの販売、提灯づくりのワークショップが行われていました。
以前子どもの夏休みの工作にしましたが、可愛らしいし出来栄えも良いし、丁度良いのですよね。
外にもたくさんの方が見に来ていました。
尋ねたら、もう当初にちょうちんカフェに携わった方は皆卒業されてしまい、今回は以前を知らない学生ばかりでスタートしたのだそうです。
なるほど、4年で卒業してしまうものね。
そう考えると、先生や卒業生とともに、こうして以前参加したことのある方たちが、2022年のちょうちんカフェがどんな雰囲気だったのか、書いておくと次に繋がりますね。
屋島の夜景とちょちんと花火、十分に満足できました。
と、普段は記事が終わるところなのですが、今年はもう少し続きがあります。
(しかも続きが長い…)
同じ月を見た日
この日はあいにくの曇り空で、月は見えなかったのですが、屋島には綺麗なお月さま。
瀬戸芸の夏会期からの新作プロジェクト「同じ月を見た日」が展示されています。
こことサンポートのシンボルタワー、愛知でも展示があるのだそうです。
この感じだと、どうしても月の前で写真を撮りたくなりますよね。
その気持ちはわかります。
しかしながら、とても大勢の方がこの月を見ていて、その前に立つと顔が映りますので、行かれる方、人物を入れて写真を撮る方は十分にご注意ください。
もし間違って立っていても、係の方がいるから、もう少し前に行ってください、という感じで声掛けされていました。
お疲れ様です、と係の方に声をかけ、スタンプの設置場所を尋ねます。(暗くてわかりにくい)
ちょうちんカフェのテラス席の横にありました。
ポスターを一枚くれました。
これが半分で、もう半分は愛知だそうです。
そして、もう一か所、屋島山上には紹介しておかなければいけない施設があります
やしまーるの夜景
ここ数年作り続けていた屋島山上観光拠点施設、愛称やしまーるがこの夏にオープンしました。
そして、それ自体が作品として紹介されています。
確かに、変わった建築デザインですよね。
れいがん茶屋も同じ方がデザインしているから、全体が馴染むようになっているのだとか。
わあ、すごい!人気なのですね。
見ているより入った方が面白いだろうから、エントランスに向かいます。
高松市の施設なので、入場料などは要りません。
受付で、検温と消毒、この日はちょうちんの貸し出しをしていました。
何と言っても中はとても涼しいです。
真夏や真冬、ここは休憩するのには、ちょうどよい場所ですね。
ぐるりと囲むように回廊で巡れるようになっているのですね。
エントランスのすぐ隣にはお手洗いもありました。
これまでは屋外のトイレしかなかったので、新しくて明るいお手洗いができて、本当によかった、と奥さんも言っていました。
虫が来ないお手洗いの登場がこれほど待ち望まれていた場所はない、という感じ。
屋島や高松の文化を紹介するコーナーもありました。
広いスペースではないし、ただの回廊の一部なのですが、「これ」と決めずにいろんな場面で活用できるのでは、と思います。
いろいろ使い方も含めて考えてください、というところがこの施設のポイントだろうと思います。
途中、外に出られる扉もありますので、屋外にも出られます。
明るくないとわかりませんが、階段があるので、ミニステージにもなるのでは、と思います。
そして屋外ならマルシェや食べ物が出来るのではと思います。
ちょうちんも飾ってありました。
(閉館の際に全て片付けていたのが大変そうでしたが、あるとないとでは、印象が違います)
展示の仕方を工夫すれば、もっといろんな可能性が広がりますよね。
石灯りや彫刻、絵画などもできると思います。
回廊自体も歩いているだけで、僕は何となく楽しいです。
徐々に上へと歩いて行くところなんかは、空中庭園へ行くみたいで、とても楽しい気持ちになりました。
僕が訪れた時には閉まっていましたが、小さなカフェもあるようです。
ベーグル食べたい、と奥さんは言っていました。
午前中から営業しているのだそうです。
何がある、ということでもないから「何だこれ?」と思う人がいても不思議ではないのですが、僕はこの施設の意図を少し理解できました。
・冷暖房がある
・明るいお手洗いがある。
・屋根がある(雨風凌げる)
・曲線の変わったデザインの建物
・虫がいない
思いついたのはこんな感じです。
今まで屋島山上にあるようで、なかったところを補っている施設です。
最後に一番奥の景色の見えるテラスに行ってみますね。
ここが一番人気のようで、多くの方が夜景を楽しみ、写真を撮っていました。
ちょうちんカフェに瀬戸芸の作品、綺麗な夜景に花火、新しい観光施設と、盛りだくさんな屋島山上は、とても賑わっていました。
8時半が過ぎると、カフェの灯りが消え、少しずつ人が減り始めました。
そうか、学生さんはバスで帰るのですね。
あっと気が付いて、周囲にひとがいなくなるのは嫌だなあ、と帰り道で思いました。
夏の夕暮れのひと時、屋島にちょうちんカフェがあって、本当によかったなあと思います。
今日、明日迄、是非機会があれば訪れてみてください。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。