さて、今回は琴弾八幡宮木乃鳥居のことを書いておこうと思います。
ちょうど桜の時期だったので、お花見も兼ねて見に行ってきました。
西讃、観音寺を代表する桜の名所で、多くに皆さんがお花見を楽しまれていました。
琴弾公園の桜や、琴弾八幡宮木乃鳥居のことにご興味がおありの方の参考になれば幸いです。
目次
- 琴弾八幡宮木乃鳥居の場所
- 有明浜海水浴場
- 道の駅ことひき
- 琴弾公園の桜林
- 琴弾公園 音楽堂広場の桜
- 琴柱池周辺
- 問答橋周辺
- 琴弾公園 問答石
- 琴弾八幡宮の大鳥居
- 琴弾八幡宮木乃鳥居の手前に随神門
- 琴弾八幡宮木乃鳥居 までの石段
- 琴弾八幡宮木乃鳥居
- 琴弾八幡宮木乃鳥居 から社殿までの石段
- 琴弾八幡宮木乃鳥居 の奥に高灯篭
- KOTOHIKI COFFEE
- 天空の鳥居コーヒー
琴弾八幡宮木乃鳥居の場所
まずは場所から。
香川県観音寺市にあるのですが、琴弾公園、琴弾八幡宮、銭形砂絵、観音寺、神恵院、有明浜などがあるところです。
香川県の中でも西の方で、燧灘に面している海辺です。
奥さんも一緒に来たので、この日は高松から高速を利用しました。
下の道より15分~20分くらい早く着く気がします。
さぬき豊中インターで降り、観音寺市街へ。
琴弾公園に近づくにつれ、車や人が増えてきました。
観音寺桜の名所の一つなので、多くの方がお花見に来ていました。
地元の方は路肩に停めていますが、僕は駐車場へ。
普段はそんなに混みあっていませんが、この日はさすがに満車で、5分ほど待っていたら停められました。
グラウンドは駐車場になっていませんでしたので、それもあるのでしょうね。
車から降りて、有明浜を見に行きます。
有明浜海水浴場
駐車場から海の方へ向かって5分くらい歩くと砂浜に出ます。
わあ、よく晴れていて気持ちの良い日差しです。
春なので、少し霞んでいますが、正面には伊吹島。
北側は仁尾の父母ヶ浜や詫間の紫雲出山の方面です。
ぽつりぽつりと人がいました。
写真は撮っていませんが、この駐車場から天空の鳥居、高屋神社へのバスが出ていました。
なるほど、ここに車を停めてバスに乗れるのですね。
道の駅ことひき
駐車場の混雑同様、道路も車や人の往来で混雑していましたが、まずは道の駅ことひき周辺を目指します。(特に何があるということでもないが)
中にトイレと観光案内所のようなところがあるので、そこで地図を一つ貰いました。
キャラクターの顔パネルがあったので写真を撮りました。
(キャラクターが何であるかはよく知りません)
普段はそんなに人が多い場所ではないのですが、桜が綺麗に咲いているので、たくさんの人が訪れていました。
琴弾公園の桜林
道の駅ことひきからさらに進むと桜林が見えてきました。
芝生の広場では、桜の木の下にシートを敷きお花見されている方が大勢いました。
ここ2年間こうした風景を見ていなかったので、少しずつ元に戻ってきているなあと思います。
道路を挟んで向かい側に「音楽堂」というステージになっている場所がありましたので、そちらを見てみます。
車の往来があるので、十分気を付けて行ってください。
琴弾公園 音楽堂広場の桜
一応タイトルには「音楽堂広場」としましたが、正確な名前かどうかはわかりません。
しかし、少し広場のようになっていて、皆さん思い思いにお花見を楽しまれていました。
5人から10人くらいのグループの方が多いかな、という印象です。
ご家族もしくはお友達同士で、という感じでした。
その奥には池がありました。
池の名前は琴柱池というのですね。
琴柱池周辺
池と言っても、そんなに大きな池ではありません。
しかし、小さな朱い橋がかかっていて、何となく風情があります。
この橋にも名前が付いていて、問答橋というのだそうです。
もう少しあとで「問答」の意味を解説しますね。
よく晴れた青い空と赤い橋が水面に映り、桜の白やピンクと混ざって華やかな雰囲気です。
橋を渡ってみますね。
問答橋周辺
問答橋を渡ると、四阿があり、綺麗な桜が咲いていました。
ソメイヨシノではないのですが、八重桜みたいな種類なのでしょうかね。
こちらの桜は人気があるのか、順番待ちのように皆さん代わる代わる写真を撮られていました。
もう一つ奥に橋があるので、そこから対岸へ戻ります。
小学校入学式の前だったので、新入生なのか真新しいランドセルを背負って記念撮影されている方もいました。
確かに、春っぽくて記念になりますね。
琴弾公園 問答石
さて、琴柱池の向かいには、問答石という石がありました。
遠くから見てもよくわかる結構大きな石です。
公園園道の山側に注連縄のかかった大きな岩がある。日証上人がその舟の主と問答をしたところにあった石なので、問答石というと伝えられている。
琴弾八幡宮 | 特集 | 観光スポット - ピックアップ解説 | かんおんじ観光ガイドより引用
なるほど、この地を訪れた八幡大菩薩と問答した場所が、この石の辺りだったということなのですね。
確かに、この場所を訪れたら、去るのが惜しい気持ちになりますね。
そのお隣には宮本秋四郎之像がありました。
宮本さん、元県議、元町長の方なのですね。
よくよく見ると一匹のネコが足元に…。
いや、もう一匹…。
「何しているの?」
と問答してみましたが、お昼寝の時間なのか全く見向きもされない感じでした…。
琴弾八幡宮の大鳥居
元の道をもう少し進みます。
今年の春もいくつか桜を見に行きましたが、はじめて露店を見ました。
植木市もありましたが、例年はもっと賑やかなのでしょうね。
案内図にあるように、以前見た銭形や琴弾八幡宮社殿の他にも、他にも八十八ヶ所の霊場が二か所もあります。
あれもこれも、となってしまいますので、今回は 琴弾八幡宮木乃鳥居 に集中しますね。
ちょうど太陽の向きと大きな鳥居の向きが重なってしまい、見にくい写真で申し訳ないです。
他の時間には来られないから、太陽の向きだけは仕方がないところです。
琴弾八幡宮木乃鳥居の手前に随神門
境内に入っていくと、たくさんの社や案内板がありますが、一つずつ見て行くと終わらないので、少しずつ見て行きます。(たくさんありすぎて、という感じ)
「源平屋島合戦の由来」というタイトルで、説明版がありました。
大洲からの兵をここで説得して味方に引き入れた、という内容でした。
なるほど、それで義経が「鳥居」を奉納したということなのですね。
石段が続くその手前の石の鳥居も大きいです。
こちらは1653年に丸亀藩主の山崎氏が寄進した大鳥居なのだそうです。
これもなかなか古く、趣のある鳥居です。
その奥にはたくさんの石碑と隋神門。
この随神門もとても立派な造りです。
琴弾八幡宮木乃鳥居 までの石段
大鳥居や随神門を抜けると、その先には長い階段が続いていました。
石段が社殿まで381段とありました。
奥さんは疲れて来たのか「行くの?階段、登るの?」と言っていましたが登ります。
石段を上る途中、いくつかの社がありました。
石段下の賑やかな場所とは違い、静かな雰囲気の石段です。
全く人がいない、ということはなく、一人、また一人と上ってくる方と下りてくる方がいました。
ずっと石段が続くので休み休み行ってください。
琴弾八幡宮木乃鳥居
石段の途中に鳥居がいくつか見えてきました。
下から行くと奥の二つ目の鳥居が 琴弾八幡宮木乃鳥居 です。
木乃鳥居なので、木製の鳥居だと思いますが、遠くから見ると屋根がついているように見えます。
なるほど、木乃鳥居を覆うように屋根がついているのですね。
神馬「望月」とこの木乃鳥居を奉納したということです。
わあ、確かに木は古いので、800年以上前に奉納されたと言われれば、そうなのだろうなあと思います。
香川で源平合戦と言えば屋島や牟礼とばかり思っていましたが、義経縁の物が残されているのは知りませんでした。
琴弾八幡宮木乃鳥居 から社殿までの石段
僕はもう一つ奥の方を見に行きたいのですが、奥さんはもう上りたくないとのこと。
ここで待っているというので、僕だけ先に進みます。
木乃鳥居を超えた後も、途中にはいくつもの社がありました。
そして鳥居をくぐり、少し平坦な場所まで来ました。
ちょうど上の写真右側が社殿になるのですが、何となく雰囲気のよい参道です。
この石段を上ると、以前訪れた社殿になるのですね。
琴弾八幡宮木乃鳥居 の奥に高灯篭
今回訪れてみたかったのは、社殿の反対側にある大きな灯篭です。
少し斜面を下るように歩いて行きます。
石もないし、枯葉と土の道なので、滑らないようにお気をつけください。
少し行くと、大きな灯篭が見えてきました。
おお、これは大きい。
ちょうど下の四角形の入口が1メートルほどなので、地面からは5m位の高さです。
そして、その向こうには観音寺市街と観音寺港が一望できました。
かつては、ここに灯りがついて、港の船に、市内に琴弾八幡宮の場所を示していたのでしょうね。
外から見たのではわからなかったところですが、是非訪れてみてください。
KOTOHIKI COFFEE
先ほどの木乃鳥居まで戻ると「おそいー!」と奥さんが待っていました。
石段、降りる時も慎重に、と思っていたら数匹の猫がいました。
疲れたからどこかで休憩したい、というので、先ほどの道の駅ことひきまで戻りました。
観音寺郷土資料館の建物がカフェになっているのですね。
「まだ大丈夫ですか?」と尋ねると「どうぞ」とのこと。
大忙しの週末をもうすぐ終えようとしていて、店内は少し落ち着いた雰囲気になっていました。
「今日は忙しかったんじゃないですか?」
「そうなんですよ、今日は多かったです」
日めくりのカレンダーも、昨日の日付のままだったので、それを替えるのを忘れるほど忙しかった一日だったのでしょうね。
天空の鳥居コーヒー
店内に入り、僕は天空の鳥居コーヒー、奥さんはぜんざいと瀬戸の夕陽というコーヒーにしました。
この日は「ブレンドが切れていて」と言っていましたので、ブレンドがなくなるほど忙しい日だったようです。
天空の鳥居、高屋神社がある七宝山からの湧き水で淹れているのだそうです。
こちらが天空の鳥居コーヒー。
奥さんはぜんざいと、
瀬戸の夕陽コーヒー。
天空の鳥居コーヒー、驚くほどすっきり、あっさりしていて飲みやすかったです。
コクや苦みが好きな人は物足りないかもしれませんが、酸味やあっさりとしたコーヒーがお好きな方には、とてもお勧めです。
また訪れた際には、同じものを飲んでみたいです。
店内にお客さんがいなくなり、幾人かアイスクリームやコーヒーを買いに来たら、オーダーストップの時間になりました。
なかなか感じのよい、雰囲気の良いお店だったので、また訪れてみたいです。
さて、これで琴弾八幡宮木乃鳥居のお話は終わりです。
琴弾公園は全体が広いので、次回は霊場の観音寺や神恵院の方へも行ってみたいと思いました。
桜の時期、混雑するけれど、桜が綺麗なのが印象的な琴弾公園でした。
是非、機会があれば、訪れてみてください。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。