むろと廃校水族館に行ったことを書いておこうと思います。
桂浜を見て、高知市内で一泊し、その後に室戸に来ました。
以前2021年の春にも室戸に来ているのですが、その時に見逃してしまった場所がいくつかあり、それを見に行きます。
むろと廃校水族館の館内や水槽の様子などにご興味のある方の参考になれば幸いです。
目次
- むろと廃校水族館の場所
- むろと廃校水族館の駐車場
- むろと廃校水族館館内
- 廃校水族館 2Fの水槽
- ウミガメの水槽
- 魚が密集する水槽
- 廃校水族館3階の水槽
- サメの標本もたくさん
- 淡水魚の水槽
- 底知れぬ海の仲間たちコーナー
- 屋外プール水槽
むろと廃校水族館の場所
はじめて訪れる場所なので、むろと廃校水族館がどこにあるのか見て行きますね。
高知市から東へ、車で約2時間、室戸岬の東側にあります。
高松からだと、ちょうど南側にあり、高知経由の西回りか、徳島経由の東回りかいつも迷います。
関西方面から来られる方は徳島の方から来られると思いますが、僕は何となく慣れた高知道経由を利用します。
高速代がかかるけれど、感覚的にはこちらの方が交通量が少なくて安心な感じがします。
キラメッセ室戸でお昼を食べたので、そこから約20分ほどの場所です。
室戸市、本当に大きいですよね。
学生時代と社会人になってから、幾人か室戸出身という方がいましたが、よく聞いてみると二人とも東洋町だった、ということがありました。
「室戸」の方が場所がわかりやすいのでしょうね。
国道55号を走ると「むろと廃校水族館」の看板が見えてきました。
まあ、特に僕が言うこともないのだけれど、交通安全ワンポイントアドバイス。
ここを左折するとすぐに交差点があります。
道路の色が変わっているから、これは交差点で事故多い場所だ、と気が付き、一時停止。
すると目の前を軽トラがビューと横切っていきました。
なかなか左折してすぐの交差点なので、わかりにくいけれど、観光客は55号から入り、地元の方はこの旧道を使うだろうから、是非この交差点では一時停止して、慌てず行ってください。
室戸市に限らず、四国は高齢ドライバーが多いので、駐車場まであと一歩、というところで事故しないように、どうぞお気を付けください。
むろと廃校水族館の駐車場
交差点を過ぎると中に駐車場があります。
もともと小学校のグラウンドだった場所が駐車場になっていました。
平日なのですが、夏休みだからなのか、次々に車が入ってきます。
わあ、とても人気の水族館なのですね。
車いすマークの駐車場のすぐ前がエントランスでした。
屋外のトイレ(先に行きたいときありますよね)は、右の建物の反対側へまわりこんだところにありました。
もともと室戸市立椎名小学校だった場所と建物を改装して、水族館にしたのですね。
むろと廃校水族館館内
ちょうど皆さん同じタイミングだったのか、キラメッセ室戸のレストランで見かけたご家族なども来ていて、入場口は大混雑!
僕はそんなに人は多くないのでは、なんて勝手に想像していましたが、賑やかでした。
【入館料】 大人(高校生以上)600円 子供(小・中学生)300円 未就学児は無料
未就学児無料なのですね!
小さい子が多いなあ、という印象だったのですが、立ち寄りやすいですね。
もともと学校なので、いろんな資料が残っており、展示されていました。
人体模型、あるとは聞いたことがありましたが、学校の授業で見たことはない気がします。
わあ、昔の学校の階段ですね。
四国の小学校に通ったわけではないのですが、何となく誰でも自分の通った学校を思い出す感じです。
木造の校舎だと、あまり郷愁は感じないのだけれど、コンクリートの学校には郷愁を感じます。
そうそう、防火扉こんな感じで、訓練の時に動かすのだけれど、違う場所みたいになるのですよね。
右側の手洗い場は「タッチプール」になっていました。
イセエビ!触ってみなよ!となかなか言えない迫力です。
ヒトデなど、小さい子がきゃあきゃあ言いながら楽しく触っていました。
高さもちょうどいいですね。
わあ、そのまま教室!と思っていたら、奥さんが「瀬戸芸の作品に似ている」と呟いていました。そういえば、粟島にも廃校を利用した作品がありました。
この場所は講習会などで利用されているから、完全に「過ぎ去って」いるわけではないのですが、そうやって考えると廃校になった校舎も様々に形を変えていて、面白いなあと思います。
廃校水族館 2Fの水槽
跳び箱だ!と思って近づくと…
裏側が水槽になっていました。跳び箱水槽にはアカハライモリがいました。
飼育員さんがお世話をする都度、跳び箱を開けると思うと楽しいですよね。
毎日の仕事だろうから、人生の中で、こんなにも跳び箱を持つことになるとは、想像していないはずです。
2Fの水槽はお部屋を暗くして、照明がついていました。
見やすいのだけれど、一つ困ったのは反射で映り込みがあるところです。
横からの画像(多くはビデオのキャプチャ)になりますが、ご了承ください。
大きなパイプにミノカサゴやウツボ?(にしては大きい!)などがいました。
と、思ったら、ウツボによく似たモヨウモンガラドオシというウミヘビの仲間でした。
いやあ、よく似ていますね。
ウミガメの水槽
その隣には、ウミガメの丸い水槽。
奥には小さいウミガメの水槽がありました。
10㎝くらいの小さなウミガメの赤ちゃんがいました。
このくらい小さいのを見るのははじめてかもしれません。
小さい子が「可愛い!」と言っていたのですが、僕も本当にそう思います。
こちらはゴンズイ。
小さい頃図鑑で見ていて、毒があると書いてあったから、それ以来ずっと怖い印象でした。
しかし、この日は小さいサイズで玉になっていて、綺麗でした。
こちらはゾウリエビ?。
イセエビも間近で見ると動きが面白くて、ずっと見ていたい気持ちになります。
鍋にすると美味しいクエ。クエ鍋、何度かいただきましたが、美味しいんですよね。
食卓に出るような身近なお魚が多く(室戸でとれるのだからそれはそうだ)、それを近くで見ることができてよかったです。
魚が密集する水槽
隣の部屋へ移動すると、魚の密集!
イワシとボラだと思いますが、人影にすごい勢いで集まってきます。
「わあ、ポニョみたいだ」と奥さんが言っていました。
この横にエサのガチャがあって、それを欲しがっているみたいです。
「エサクレ、エサクレ、…」と密集しながら言われている気持ちになって、エサをあげてみました。
これもすごい勢いで飛びついてきまして、こんな様子を見たのははじめてでした。
エサがなくなって、水槽から離れると、スイスイ泳ぎはじめたので、また次のお客さんを待っているかのようでした。(次の方もあげてた)
フグ?と思っていたらハリセンボンでした。
長いウナギみたい、と思っていたらウミヘビなのだそうです。
ちょこんと頭を出していましたが、海の中ではお目にかかりたくない感じです。
こちらはオヤビッチャ。
キャプションを撮れていなかったのですが、カスザメだと思います。
一番奥の部屋にはアカエイが泳いでいて、目の前を何度も通り過ぎていきます。
大きな水族館だと、なかなかこの距離でじっくり見ることはできなから、知っている魚を近くで見られるというのも、人気なのだろうなあと思います。
そういえば、子どもが小さい頃に何度か水族館に連れていったのですが、中が暗くて「怖い!」とすぐに出てしまったことがあります。(美ら海水族館とか)
むろと廃校水族館は、つくりが学校だから、安心感があるし、奥も見渡せて開放的でした。
そういう点では、小さい子や、はじめて水族館に行く子にもおすすめです。
廃校水族館3階の水槽
2階から3階へ上がっていきます。
大きなワニなどの剥製がたくさんありました。
遠洋漁業が盛んだったので、いろんな生物が室戸には集まってきたのだそうです。
ペンギンとかあるのがすごいです。
校舎の廊下に水槽が並んでいましたが、動いている気配はありません。
サメの標本もたくさん
サメの標本がたくさんありました。
意外と昼間は大丈夫ですが、夜忘れ物を一人で取に来る、なんてことを考えると、ちょっと怖いです。(夏にはお化け屋敷やってたみたいです)
しかし、恐らく本物だろうと思われる骨格標本があり、じっくりと見ることができました。
なかなかじっくり、ゆっくり見る、という機会はないのですよね。
理科室は淡水魚の水槽
一つ先には、淡水魚の水槽がありました。
わあ、ここは理科室の雰囲気のままで、淡水魚を見るのにちょうど良いですね!
学校で魚をじっくり見るような気持ちになりました。
ちょうど以前ゲームで見ていたあつ森の水槽をリアルで見た、という感じです。
ブルーギルとウグイがいました。
こちらの水槽には、ウナギ。
大ウナギが隣の水槽にいました。
底知れぬ海の仲間たちコーナー
奥には「底知れぬ海の仲間たち」のコーナーがありました。
室戸沖では、深海魚もたくさんいるのですね。
「あつ森」で海に潜って獲る生物にカイロウドウケツというのがいまして、これかあ、と眺めました。
リュウグウノツカイの標本がありました。
もうこのまま三階は「あつ森水族館」とかにしてしまえば、という雰囲気でした。
ゲームで出てきた魚を見たい方は、是非むろと廃校水族館へ!という感じです。
一番奥の部屋には、図書室がありました。
屋外プール水槽
3階から再び2階に戻ります。
昔の器具が上手に展示してあって、奥さんはアートっぽいと言っていました。
言われてみれば、そんなかんじです。
何となく保健室っぽいですよね。
さて、屋外へのドアを開け、外へ出ます。
わあ、学校の屋外プールが水槽になっているのですね。
真下にサメが泳いでいます。
ここからの角度で見たことがないので、悠々と泳ぐ姿にちょっと感動です。
以外と横からは見たことがあったのですが、こうして上から見ることはなかったような気がします。
ハンマーヘッドシャーク、本当に背びれを出して泳ぐのですね。
同じプールにウミガメがいました。サメとカメが同じプールにいると、どきどきしますよね。
大体40分くらいいまして、十分に楽しめました。
アートっぽい雰囲気もあるし、きっと若い方がいろいろ企画して頑張ってやっているのだろうなあ、という感じもある楽しい水族館でした。
小さい子どものグループやご家族で来ると、きっと素敵な思い出になるでしょうね。
室戸の方へ来られた際には、是非立ち寄ってみてください。
次回は御厨人窟(みくろど)と室戸岬のお話を書くつもりです。
よろしければ、次回もご覧ください。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。