雲辺寺紅葉ライトアップに行ったことを書いておこうと思います。
昨年から雲辺寺の紅葉の時期にライトアップをはじめた、というのは知っていたのですが、期間が短いのと、なかなか夜に雲辺寺にいくのも大変だなあ、と行けませんでした。
しかし、オハネフの宿や岸井うどんに行った際、「紅葉の時期を迎えます」なんて書いているものだから、「10月末に本当に紅葉しているの?」という疑問を解消するため、行ってみました。
雲辺寺紅葉ライトアップや、雲辺寺ロープウェイからの夜景などにご興味がある方の参考になれば幸いです。
目次
雲辺寺紅葉ライトアップはロープウェイで
さて、雲辺寺までの行き方ですが、香川県側から行くと、山麓までは車、そこからロープウエイという方法が最もスタンダードな方法です。
どうしてもJRとバスで行きたい、と言う方はオハネフの宿まで歩くで書いているので、そちらをおよみください。(ライトアップの時間にはバスはないので、オハネフの宿に泊まることになりますが)
他には、徳島県側から車で雲辺寺まで行くルートがあり、慣れた地元の方はこちらを利用する方が多いようです。
僕は道が細いので、ちょっとそっちは遠慮したいところ…。
そして、今回の紅葉ライトアップは、徳島県側の駐車場が17時で閉鎖する為、ロープウェイでのみ来場可能となっていました。
僕は高松から高速で大野原インターまで行き、そこから20分ほどで到着。約1時間です。
00分、20分、40分と20分ごとに雲辺寺ロープウェイは出ているので、18:40を目指して行きました。
わあ、オハネフの宿の夜景、はじめて見たけれどこちらも綺麗ですね!
思わず下に降りようとしましたが、奥さんに止められ「ロープウェイやで」と言われ山麓駅に…
わあ、夜に雲辺寺ロープウェイに乗るのもはじめてです。
何だか暗いだけでわくわくしますね。
夜の雲辺寺ロープウェイ山麓駅
もともと普段から上りの最終は17時。
紅葉のライトアップ期間は20時が最終でした。
中に入ると、若い方が一組待っていました。
窓口で切符を購入します。
大人は往復2200円、JAFの割引を使うと団体料金となり1960円、二人で3960円でした。クレジットが利用できます。(後から来る方ほとんどがクレジット払いでした)
まあ、高いか安いかで言うと安くはないですよね。5、6人で来られた方が「高いの!」と言われていましたが、全員で1万円超えるものね。
では、それで乗らないか、というとそういうことでもなくて、観光地のロープウェイと割り切って皆さん乗られていました。
僕は一番後方で動画を撮りたいので(うまく撮れず失敗したが)、先頭に並びます。
前方にゴンドラが着くと、40名くらいの方が降りてきました。
わあ、すごい、紅葉のライトアップ、人気があるのですね。
40分の数分前、3分くらい前に改札がありました。
わあ、暗い車内、はじめてで嬉しくなります。
この時間だと、さすがに乗る人は少ないか、と思いきや、20名くらいの方が乗車していました。
「お待たせしました」
の声とともにドアが閉まり、女性の係の方がアナウンス。
以前同じ観音寺の「天水分あめのみくまり」の店員さん同様、独特のアクセントがあります。
早口で淀みない喋り方なんだけれど、「ご注意ください」の「ください」のところなんかに特徴があります。高松の方とは、ちょっと違うアクセント。
いやあ、これは真似できないです、この話し方。
ふわっと一瞬浮くような感じになると、ロープウェイが動き出します。
頑張って動画撮ったのですが、暗いのとガラスに反射するので、なかなか上手く撮れませんでした。
雲辺寺ロープウェイ山頂駅
第一、第二、第三支柱を通過すると、約7分で山頂駅に到着です。
山頂駅から、観音寺の市街と、岡山笠岡と広島福山の辺り?が見えていました。
普段対岸は意識することはないのですが、海を越えた向こう側が良く見えました。
山頂駅には大きな温度計があり9度を示していました。
季節によるのかもしれませんが、平野部とは概ね10度位差があるようです。
この日の夕方、20度位だったから、10度くらいかな、とコートを着ていきました。
山頂駅を出ると、すぐに香川県と徳島県の県境があります。
雲辺寺の紅葉ライトアップは徳島県側にありますので、ここからは「となりにかがわさん」。
わあ、暗い中ですが、微かに光があって、皆さんそこに集まっていくように歩いています。
写真を撮っている方がたくさんおられ、五百羅漢さんの前で、いろんなポーズをとっていました。
僕はしないけれど、なかなか楽しそうですね。
雲辺寺紅葉ライトアップされた参道
事前にインスタで見ていたのと、何度か行ったことがあるので、ライトアップ期間中の歩ける範囲はわかっていました。
地図にするとこんな感じです。
確かに、エリアを広げると迷ったり、帰れなくなったりする可能性があるから、ちょうど良い広さです。
わあ、本当に紅葉がはじまっていて、もう随分進んでいる木もあります。
まだ緑が残っていたから、今朝(10/31)朝刊の地元紙によると、2023年シーズン雲辺寺紅葉の一番の見頃は11月上旬だそうです。
いやあ、でも日中は半袖で過ごすくらいなのに、ここではこんなに季節が進んでいるとは、本当に驚きです。
東北や北信越、北関東の紅葉と時期が同じくらい。
大師堂の拝殿が青くライトアップされ、なかなか綺麗でした。
雲辺寺紅葉ライトアップ 仁王門周辺
そのまま坂を下ると仁王門の周辺に出ます。
なるべく入らないように、と思いましたが、写真や動画を撮っている方がたくさんおられました。
「巨鼇山雲辺寺(きょごうざんうんぺんじ)」とあります。
その横には仁王門。
仁王門の向かいには「なごりもみじ」と呼ばれるモミジの木があります。
「なごり」というくらいなので、遅く色づくのか、まだ緑の葉が多かったです。
大師堂周辺
仁王門から、階段を上り大師堂へ向かいます。
階段の途中で写真を撮る方や、上から撮る方もいましたので、気をつかって少し待ってみましたが、僕も上らないといけないので、すたすたと上ります。
わあ、厄除不動にも照明が当たり、浮かび上がるように見えます。
背景の紅葉も綺麗で、見ることができてよかったです。
先ほどの坂でどこに行ったかわからなかった奥さんと、ここで合流。
「振り向くと月が綺麗だ」
というので、見ていると、
わあ、本当だ。ずっと雲に隠れていて気が付かなったのですが、時折明るく照らしています。
なかなか幻想的な雰囲気でした。
なるべく月を見れたらなあ、と皆さん思うようで、月が出ると「わあ、月が出た!」と、皆さん撮り始めるのですが、すぐに雲に隠れてしまいます。
僕も少しの間、上を見上げていたけれど、なかなかうまく撮れませんでした。
まあ、それは写真の上手な方にお任せします。
大師堂の拝殿でお参りをし、そろそろと時間を見ます。
奥さんも「もうだいたい見たので戻ろう」というので、ロープウェイへ戻ります。
20時が最終と聞いていたので、その1本前、19:40に乗ることにしました。
ロープウェイ山頂駅には、すでに数組の方が待たれていました。
何となく最後だと不安だものね。
時間が来ると、改札があり、再びゴンドラへ。
再びふんわりと麓へ降りていきます。
山麓駅に近づくと、ブルートレイン、オハネフの宿がちらっと見えました。
やはり、この場所にあるということが、価値がありなあと思いました。
山麓駅に下りてくると、月はくっきり出ていました。
はじめて来ましたが、雲辺寺の紅葉は素敵な雰囲気でよかったです。
今年は終了してしまいましたが、昼間の鮮やかな紅葉をロープウェイから眺めるのも素晴らしいと思うので、是非訪れてみてください。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。