さて、今回は さぬきまるごと恵方巻セブン のことを書いておこうと思います。
節分は随分前に過ぎてしまったし、特に書かなくてもという気もするのですが、2月になると「さぬきまるごと恵方巻」のことをどうしても書き残しておきたくなります。
毎年どんな恵方巻が出るのか、どこで売っているのかなんて楽しみにしているのは、そんなにたくさんの方ではないかもしれませんが、10年以上新しい恵方巻を生み出し、県内の産品を盛り上げている「さぬき絵まるごと恵方巻」のことや、2022年の新商品「 さぬきまるごと恵方巻セブン」のことにご興味のある方の参考になれば幸いです。
これまでのさぬきまるごと恵方巻
別にそれほどこだわっているわけではないのですが、「さぬきまるごと恵方巻の歩み」みたいなものを記事の冒頭でまとめるのが面白いので、書いておきます。
香川県は、一年を通じて温暖な瀬戸内海式気候のもと、県花・県木のオリーブ、県魚のハマチや瀬戸の地魚、オリーブ牛などの畜産物、高品質なさぬき讃フルーツといった、全国に誇れる香川ならではの食や食材が数多く存在します。
コンセプト|「かがわの食」Happyプロジェクトより引用
そういった香川の食の魅力を地元の方々に知ってもらうため、平成23年度に「さぬきうまいもんプロジェクト実行委員会」を設立し、県産食材を使った料理を提供する食のアンテナショップ「さぬきダイニング」や、学校の生徒や児童を対象に県産食材を学ぶ「うまいもん出前講座」、県産品の欧風産直市「さぬきマルシェinサンポート」の開催等、様々な食の魅力を発信する事業を実施してきました。
現在は「かがわの食」Happyプロジェクト実行委員会ですが、元々は「さぬきうまいもんプロジェクト」という名前だったのですね。
恵方巻、マリンと種類も増えていくのですが、2013年、2014年頃は、一部の店舗やイベントで販売していまして、買いたいと思ってもなかなか手に入れられない恵方巻でした。
それが2015年(ハーフ&ハーフ登場)から三越やマルナカ、イオンなどでも予約販売を行うようになり、僕も買って食べられるようになりました。
2016年には、オリーブ牛の入ったプレミアム。
ホテルパールガーデンで予約して取りに行きました。
2017年にはベジタブル、
2018年には「オリーブ豚」と「さぬきさーもん」が登場しました。
もうそろそろこの辺りでネタ切れではないか、と心配していましたが、その翌年2019年は、オリーブ。
2020年は「海の幸」。マリンと何が違うのか、と最初は思いましたが海の幸が人気なのでしょうね。
そして昨年は「讃岐らしさ」と、ついに恵方巻がお弁当になるという…
こうやって振り返ると、毎年いろんなチャレンジをしながら作られているのだなあと思います。
2022年はセブン
さて、そして今年2022年の恵方巻です。
毎年大体年明け、成人の日あたりに新しい恵方巻のラインナップが公開され、新聞やニュースで取り上げられます。
今年は七つの食材をそれぞれに巻いたさぬきまるごとさぬきまるごと恵方巻“七”セブンだそうです。
わあ、太巻き寿司が食べにくい、というお年寄りや子どもにも配慮したのでしょうかね。
これまでは食材に変化をつけていましたが、昨年からは提供する形、サイズに変化を加えてきています。
しかし、チラシを見ながら、一つ大きな変化があることに気が付きました。
昨年まで参加して取り扱いされていたゆめタウン、マルナカ、イオンがやめている…。
それぞれ自社の恵方巻も取り扱っていたのですが、頑張って予約販売されていたのに、残念です。
高松三越はまだ受け付けていたので、そこで、とも思ったのですが、セブンの販売がありません。
どしうようかな、と思っていたのですが、そう思っている間に時間が経ち予約が出来なくなってしまってはいけませんので、セブンを取り扱っているお店に電話して予約しました。
電話の受付時間や引き渡しの時間が2/3当日の2時間と短いのですが、料理屋さんなので仕方がないところです。
仕込みの時間だろうか、と思いながら電話すると受け付けてくれました。
四季の味じんで恵方巻受け取り
大工町にある「四季の味じん」さん。
ちょうど新しくできたくるりん駐車場へ抜ける大工町の一方通行の角でした。
当日はまん延防止重点措置の期間中だったので、お店は閉められていたようです。
戸を開けるとすぐに恵方巻を受け取ることができました。
今回お願いしたのはまるごと恵方巻と「らしさ」、そして七セブン。
自宅に持ち帰っていただくことにします。
さぬきまるごと恵方巻
本来はパッケージの写真を撮っているのですが、撮ったつもりがSDカードを入れておらず、気が付いた時にはこの状態でした。
普段とはそう変わらないパッケージでした。
こちらがさぬきまるごと恵方巻”七”セブン
そしてこちらが「さぬきまるごと恵方巻」と「讃岐らしさ」です。
まずはこちらの二本を二つに切りました。
奥さんと僕で半分に分けます。
(子どもは別の野菜の入っていない恵方巻を買いました)
上の写真がさぬきまるごと恵方巻。
しょうゆ豆が入っています。
そしてこちらが「讃岐らしさ」。
オリーブ地鶏のそぼろ入り厚焼き玉子、えび平天、味付野菜、食感のよいレタスに、アクセントのいりこ白味噌を巻いた郷土の味。
さぬきまるごと恵方巻|「かがわの食」Happyプロジェクトより引用
<使用食材>
オリーブ地鶏、卵、イリコ、天ぷら、レタス、金時にんじん、ブロッコリー、椎茸、白味噌、海苔、米
えび平天が入っているので、違いが分かりやすいです。
セブンはまるかぶりというには少し小さいので、今年は讃岐まるごと恵方巻を半分、讃岐らしさを半分ずついただきます。
毎年書くことですが、さぬきまるごと恵方巻が一番美味しく思います。
そして今年は特に料理店で購入したので、つくりたてな感じというか、お米や食材が一段と美味しい気がしました。
まるごと恵方巻セブンの食材
そして、楽しみにしていたセブン。
一つずつ、どんな食材が入っていたのか、見ていきますね。
全部で7種類、いろんな味が楽しめるのも良いですね。
一本6cmくらいなので、細巻きのハーフサイズという感じでさっと食べられます。
まずはオリーブ地鶏の照り焼き。
オリーブ地鶏だけが入った巻きずしははじめてでしたが、これはこれで食べやすく、美味しかったです。
普段から売られていてもおかしくない気もしますが、この日にしか食べられない珍しさがありますね。
続いては卵の黄身味噌漬けだそうです。
鶏卵が盛んであることは知っていましたが、「黄身の味噌漬け」の巻き寿司を食べるのははじめてです。
オーソドックスな食材なのでしょうかね。
これは普通の玉子焼きでもよかったのでは、とも思いましたが、珍しい感じはありますね。
次は紅くるり大根。
正直に言うと、ここで食べるまで、この食材を僕は全く知りませんでした。
「紅くるり赤大根」と書いてあったので、漬物か何かと思っていました。
赤い色の大根だったのですね。
どんな味だろう、と食べてみましたが、これはこれで美味しかったです。
さぬきのめざめに代表されるアスパラガスは、辛子マヨネーズで巻かれていました。
アスパラだけをを巻いたのもはじめてでしたが、これもほぼ違和感がありませんでした。昔からずっと食べていたような、そんな気がします。
讃岐さーもんは味が予想できたので、奥さんが食べました。
普通に美味しいサーモンだったそうです。
まあ、これが一番オーソドックスな巻き寿司ですね。
ニシ貝はわさびマヨネーズ和えになっていました。
にし貝、香川県産のものだと結構珍しいと思います。
最後7番目は地ダコの煮つけです。
イイダコが少なくなってしまっているので、大丈夫だろうか、と思っていましたが、地ダコなら大丈夫そうです。
煮つけたタコが巻き寿司に合うかどうかは好みがあるとは思いますが、僕は美味しくいただきました。
2人で食べるには、ちょっと量が多かっただろうか、と思いましたが、食べきることができました。
毎年さぬきまるごと恵方巻を食べるたびに、香川県産で作られているのはすごいことだなあと思います。
セブンはとても食べやすかったので、中身の食材を変えて、子ども向けなんかにアレンジしたらいいですよね。
或いは海の幸だけのマリンセブンや、お肉メインの肉セブン、野菜のベジタブルセブンなど、ああ、これならあと10年はいけるなあと思いながらいただきました。
そしていつものことながら、もう恵方巻の季節は終わってしまっているので、また来年。
今年食べ逃した方も、是非また来年食べてみてください。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。