紫雲出山アジサイロード が素敵な場所だと聞いていましたので、訪れました。
紫雲出山には、桜の時期に何度か来たけれど、その後多くの方で賑わうようになってしまい、交通規制があるため、しばらく足が遠のいてしまいました。
しかし、6月のアジサイの時期には特に交通規制はしていないというので、車で訪れました。
紫雲出山の場所や駐車場、 紫雲出山のアジサイロード について、ご興味のある方の参考になれば幸いです。
目次
紫雲出山の場所
紫雲出山は香川県の西側、三豊市荘内半島の先にあります。
高松から車で行くと、約1時間半ほどかかります。
高速を利用すると15分くらい早いかもしれませんが、今回は僕一人で行くので国道と県道を行きました。
鳥坂峠で右折し、三野、詫間の街を抜けて行きます。
昨年訪れた、讃岐十景汐木山荒魂神社の北側の道を通り、山を越え、仁尾の街から海沿いを走ります。
昨年中止となった仁尾八朔まつり、今年はどうなるのでしょうかね。
県道234号を走っていると、前に一つ高い山が見えてきました。
あれが紫雲出山でしょうかね。
紫雲出山の山頂に駐車場があるため、そこまで細い山道を上って行かねばなりません。
紫雲出山山頂駐車場
その手前に少し広いスペースがあって、公衆トイレや紫雲出山の看板などがあります。
時折下りて車もあれば、上って行く車もあります。
もちろんこの場所で写真を撮っている人はいないので、何だろう?という感じで見られます。
「紫雲出山の頂上へ10分」の下には見えにくいですが「瀬月内一の美、ここにあり」と確認できます。
瀬戸内一の美、なかなか「一」というのは勇気が要りますが、そういう気持ちなのでしょうね。
紫雲出山 (しうでやま)」とは
紫雲出山 | 三豊市観光交流局のHPより引用
香川県三豊市の荘内半島に位置する紫雲出山(標高352m)。
自然豊かな遊歩道を歩きながら山頂を目指せば、息をのむほど美しい瀬戸内海の風景が広がる紫雲出山。
山頂は、瀬戸内海を一望できる県内屈指の美観スポットです。
また、春には桜、初夏にはアジサイと四季折々の花が美しく山を彩ります。近年、Yahoo!JAPANの「日本が誇る桜の絶景15選」や
「死ぬまでに行きたい!世界の絶景 日本編(詩歩著書)」、米国ニューヨークタイムズ紙で掲載されたことで注目を集めています。
「海、山、人、豊かな理想郷。三豊市」の看板。
しかし、地図には海沿いの地域だけで、山沿いの地域が抜けているのでは?と思ってしまいます。
もっと南に徳島県境まで三豊市はあります。
ここから少し狭い山道が続きます。
この時期は、春と違い、前後から次々に車が来るような感じではなかったので、一度車を停め、写真を撮りました。
軽自動車ならばすれ違いえるけれど、ワンボックスとかだと難しい感じです。
カーブのところは少し余裕があるので、お互いに譲り合って往来してください。
僕も車に乗り始めた若葉マークの頃、この道を行ったけれど、なんて狭い道何だろうと思いました。
今はそうでもなくなって、停めて写真を撮れるのだから、やはり年月や経験がそれを変えたのだろうと思います。
この日、狭い道ですれ違った車は2台。
はじめて行く方は、どうぞお気をつけて。
慣れている方は、どうぞ不慣れな方に道を譲ってあげてください。
紫雲出山の山頂駐車場に到着です。
駐車場から第二展望台
車から降りると、駐車場の脇すぐのところにあじさいが咲いていました。
ちょうど車と近い位置なので、近づけないのが少しもったいない。
少し日当たりのよいところでは、もう花弁がしおれかかっているのもありました。
僕の中では、今回は 紫雲出山アジサイロード のことを書いて、次回は紫雲出山からの眺望について書こうと思っているので、今回は第二展望台の紹介だけ。
この周辺には、あじさいは見当たりませんでした。
紫雲出山アジサイロード へ
山頂の第一駐車場から(奥には、第二、第三まであるようです)、山頂へ上って行く道があります。
ここからは徒歩でしか行けないので(一台だけ軽が上ったのを見たことはあるが)、頑張って歩いて上ってください。
紫雲出山山頂マップ、詳しく見たいところですが、HPに同じものがありました。
上の写真にある現地の看板は、非常に僕の頭を混乱させます。
下のマップの方が、しっくりくる感じ。
入場者数をカウントしているのか、機械が設置されていました。
あ、帽子を忘れた、とかトイレに行っておこう、なんて行ったり来たりすると二重にカウントされてしまうのでしょうか。
歩いて上って行くと、ところどころに綺麗なアジサイの花が咲いていました。
遊歩道全体、という感じではなくて、上り坂の途中にポツン、ポツン、という感じ。
木洩れ日の中に、時折涼しい6月の風が吹き、気持ちがよい遊歩道です。
5分ほどで、視界が開けてきました。
わあ、奥に鮮やかなブルーの色!
あの辺りがアジサイロードでしょうか。
アジサイロードにて
手前の木々は桜ですが、少し剪定をして、切り揃えてありました。
時期を見ながら桜の剪定を進めていると聞いていましたので、丁寧に保全管理を進められているのですね。
普段であれば、その桜を見るところですが、今回はあじさいです。
おお、道沿いにたくさん咲いています。
平日の午後ですが、結構な人が見に来られていまして、あじさいだらけの道の前で熱心に写真を撮られていました。
桜を見に来た際には、この道にこんなにもあじさいが咲くとは、想像できませんでした。
遊歩道の両サイドに、競いあうように咲くあじさい。
桜の時期には、桜ばかりに目がいってしまうから、その下の緑の垣根にはあまり注目していませんでした。
桜の下の緑、これが全てあじさいなのですね。
季節が変われば、もちろん咲く花は違ってくるのでしょうけれど、春の雰囲気と、初夏の雰囲気では、まるで印象が違います。
春には春の穏やかさが、初夏には初夏の爽やかさがあります。
紫雲出山アジサイロード のあじさい
紫雲出山のアジサイロードが、実際に何メートルくらいあるのかを計測したわけではないのですが、感覚的には100m~150m位ではないかと思います。
一つのあじさいの塊が、幾つかあるので、うまく人も分散して、次の場所はこっち、そうすると次の人、という感じで、順番に写真を撮る場所が移っていきます。
アジサイロードの途中からは両サイドではなくて、北側にだけ咲いていました。
ガクアジサイも見かけましたが、こちらには大量の虫の羽音が響いています。
ムムム、全てミツバチというわけではなさそうで、すごい勢いに怖気づいてしまうほど。
いつだったか、子どもを連れて来たことがあるのですが、「虫がいっぱいいる!帰る!」と言って、すぐに引き返して帰ったことがあります。
虫が苦手な方は、注意が必要な場所です。
駐車場から少し歩いて上らないといけませんが、歩いて上に来れば比較的平坦な遊歩道が続くので、歩きやすかったです。
またあじさいの花との距離も近いので、間近で花を楽しめるのもいいところですね。
この時期には、桜は青々とした葉を揺らしているので、それを気に留める人はいませんでした。
しかし、この日陰の感じも、紫雲出山のアジサイロードの魅力の一つではないかと思います。
遺跡館手前の東屋辺りが、アジサイロードの最終地点でした。
紫雲出山アジサイロード の先には遺跡館
その先には、遺跡館という建物があり、カフェや遺跡発掘時の様子が分かる史料などが展示されています。
今回はアジサイロードのことを書いているので、遺跡館のことは次回に書きますね。
遺跡館の周辺にも、いくつかあじさいが咲いていました。
しかし、日当たりが良すぎるからか、駐車場のアジサイ同様に既にしおれている花が多かったです。
もう少し早い時期に来れば、シャキッとした感じなのでしょうかね。
方角としては北東側、瀬戸大橋の向こう側だと思いますが、大きな雲が見えました。
もうこのくらいになると、夏の雲ですね。
箱浦漁港の辺りが見えるのでしょうか。
登山道があるらしいのですが、あの辺りから歩いて登ってくるのは、なかなか大変だろうと思います。
遺跡館から、展望台の下の遊歩道へ進むと、柵に沿って少しアジサイが植えられていました。
こちらも見頃は少し過ぎたかな、という感じ。
そして、その奥の桜並木を見ると、こちらも少し剪定が行われているようでした。
この桜並木、春には本当に桃源郷のようになるのですよね。
グループなのか、数人の方が登山の服装でおられたから、登って来られたのでしょうかね。
下の階段から展望台へ上がります。
わあ、誰もいない!
この展望台に誰も人がいない時間に来るのははじめてです。
北側を見ると、瀬戸内海の島々が一望できます。
もちろん、このまま記事を書き続けても良いのだけれど、紫雲出山からの眺望については、次回に書きたいと思います。
紫雲出山のアジサイロード、初夏を彩る素敵な遊歩道でした。
お近くに来られた際には、是非立ち寄って見て下さい。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。