高松から伊勢へ行ったことを書いておこうと思います。
僕は正直に言うとどっちでもよかったのですが、奥さんが前から行ってみたい、と言っていまして、勤続の旅行補助があるからと行ってきました。
普通だったら、車や飛行機を使うことが多いのですが、今回は何と列車の旅。(それを含めて旅行代理店を通す必要のある補助だったので)
高松からマリンライナーと新幹線、御堂筋線から近鉄特急に乗って伊勢まで行ったことを書こうと思います。
高松から伊勢へ行くまでの列車の旅や、車窓の景色などにご興味のおありの方の参考になれば幸いです。
目次
- 高松から伊勢 は約5時間
- 高松から伊勢 週末のマリンライナー10号
- 朝の瀬戸大橋
- 高松から伊勢 岡山駅から新大阪
- 地下鉄御堂筋線でなんば駅へ
- 高松から伊勢 近鉄なんば駅
- 近鉄特急の車窓から
- 伊勢市駅に到着
- 伊勢市駅前
- 伊勢市駅から外宮へ
高松から伊勢 は約5時間
僕も奥さんも日本のどこに行ったことがないだろうか、と考えると二人とも東海、北陸、南九州に行ったことがありません。
厳密には東は沼津まで、西は奈良まで、北は京都まで、九州は熊本まで、という具合です。
他の地域には二度、三度と行く機会があったけれど、3つのエリアはどんなところかよく知りません。
前々から「一回伊勢神宮に行ってみたい」と奥さんは言っていましたが、地図で見るより、四国高松から伊勢までは遠い感じがします。
最初は車で行こうかな、と思って調べましたが、
神戸、大阪、京都を抜けるし、秋の行楽シーズン、週末の伊勢は混んでいるのでは、とやめておきました。(やめてよかった…)
普通は自分たちで宿などを手配するのですが、補助を申請するので旅行代理店に行きました。窓口に方に伊勢に行きたい旨伝えます。
僕は高松から伊勢に行く場合、岡山から新幹線で名古屋に行き、そこから伊勢に行くルートを思い描いていました。
すると、「高松から阪神フリー切符で大阪まで行き、そこから近鉄に乗るルートがありますよ」と教えてくれました。
なるほど、乗り換えが多くなるものの、料金が安くなるのだそう。
マリンライナーで朝出発して、岡山から新大阪までは新幹線、地下鉄で大阪なんば駅まで行き、近鉄特急で伊勢市まで、というルートです。
確かに、名古屋まで行くと行き過ぎだから、このルートの方が距離的にも近い感じがしますね。
まあ、旅行代理店さんを通していく旅行も、今後はそうないだろうから、メリット、デメリットを記しておきます。
〇交通費を安く抑えられた
〇予約の手間が省けた
〇チケットを用意してくれた
▲土日がお休み
▲幅広く日程や宿を選べない
▲窓口に出向かないといけない
総合的に思うのは、今後はよほどのことがない限り、きっともう利用しないだろうなあということです。
高松から伊勢 週末のマリンライナー10号
さて出発日、早速、朝7時台のマリンライナーに乗るため、高松駅へ到着です。
普段あまりJRに乗ることがないので、とても新鮮な感じがします。(6月に岡山へ行って以来)
高松駅ORNE(オルネ)完成が近いというのは聞いていましたが、もうすっかり外観は出来ていました。
エースワン、お菓子のたから、料亭二蝶、TSUTAYAが入るのだそうです。
港に近く、島の方がスーパー利用していたそうだから、ここが戻ってよかったです。
中に入って見ると、中の感じも随分出来上がっているようでした。
週末のマリンライナー10号はとても人気があるのか、発車の時刻までにほぼ満席になりました。
午前中に目的地に着こうと思えば、8時台の新幹線に乗ろうとするから、自然とこの時間になりますよね。
本当は7時に開くパン屋さんでパン買おうか、なんて言っていたけれど、それだと慌ただしかったので、先に乗ってよかったです。(セブンイレブンで少し買いました)
駅ビルに大学の移転、県立体育館のアリーナと、高松駅周辺では再開発が続きます。
2025年に次の瀬戸芸が開催される頃、高松駅はまた違う雰囲気になっているのでは、という感じでした。
朝の瀬戸大橋
お昼や夜にマリンライナーに乗ることはあっても、あまり朝に乗ることはありませんので、朝の瀬戸大橋も新鮮でした。
こちらが近い方の西側の車窓で、左に沙弥島、右に瀬戸大橋記念公園と瀬戸大橋タワーが見えます。
反対側が太陽の上る東側、高松側です。
朝日が差し込んで、綺麗なのですが、なかなかそれは撮りにくいところです。
坂出からは満席になり、立っている方もおられるので、その中をこそっと撮りに行くのは、少し勇気が要るところです。
朝のマリンライナーは通勤、通学で利用する方も多いから、写真撮ってる人もいないかな、と思っていましたら、僕が撮った後、何人か撮り始めていました。
なんだ、皆さん同じように思っていたのですね。
約1時間で岡山に到着です。
もし余裕があれば岡山の乗り換えも撮ろうと思っていたのですが、そんな余裕はありませんでした…
新幹線、時間駅には20分くらい余裕があったはずなのに、早く時間が過ぎるような気がしませんか?
あれ?もう来た、乗った、出た、みたいな感覚です。
岡山で新幹線の乗り換えすると、僕が感じる時間の中では最も早く過ぎる時間の一つです。
高松から伊勢 岡山駅から新大阪
岡山から新大阪まではのぞみで44分。
マリンライナーの乗っているよりも短い時間です。
新幹線、例えば岡山-高松マリンライナーの時間が半分の30分になるなら(きっと他駅に停車しなければこのくらいでいける)、四国にもあったらいいなあとは思いますが、まあ、赤字だろうな…。
もう新幹線が走っていない地域は少なくなったけれど、出来てからしばらくして「無駄」みたいに言われるなら、なくでもいいや、という気持ちも理解できます。
新幹線は都市部に人を吸い上げるので、地方から人がますます減るからね。
岡山駅を出ると、しばらくして新しいチャイムが聴こえてきました。
わあ、チャイムが新しくなったのですね。
一時期新幹線にもよく乗っていました。
長年親しんでいた音が変わると、ちょっと寂しい気持ちもありますが、新しいチャイムにもすぐ慣れるのでしょうね。
UAの「会いに行こう」という曲をアレンジしているだそう。UA、久しぶりに聞きました。
「今日も新幹線をご利用いただき…」というアナウンスが女性の声なのですが、東北新幹線は男性の声でした。
岡山駅を出ると、スタジアムの屋根が見えました。
岡山県総合グラウンドで、サッカーのファジアーノ岡山のシティライトスタジアムがあるのですね。
周辺の紅葉が綺麗でした。
猪名川と神崎川の合流付近を渡ると、新大阪の到着チャイムが鳴りました。
まあ、秋の週末だから仕方がないのですが、新大阪駅はとても混んでいて、人が多かったです。
週末に皆さんお出かけされているのですね。
地下鉄御堂筋線でなんば駅へ
新幹線から御堂筋線への乗り換えはすぐにわかって行きやすかったです。
昨年ヤンマースタジアムでライブがあって、その時にも利用しました。(長居、遠いよね…)
何となく周りが空いていて女性ばかり、と思っていたら女性専用車両でした。
土日は誰でも乗れるのですが、女性の方が圧倒的に多い感じ。
奥さんは「このまま女性専用車両が良い」というので、一緒に乗りましたが、何となく居心地が悪い…。
土日の女性専用車両には、男性もいるのだけど、10分の1位。隣の車両は混みあっていて、男性ばかりでした。
20分ほどで「大阪なんば駅」へ到着です。
大阪なんば駅から近鉄に乗り換えます。
高松から伊勢 近鉄なんば駅
地下鉄から近鉄なんば駅の乗り換えはすぐにできたのですが、特急の切符をこの駅で引き換えてくれ、みたいなことがあったので、窓口に行って、引換券を出すと、いくつかのバスのフリー切符をくれました。
ホームに降りると、荷物を持った観光客と日常生活の方が入り混じったようになっていました。
少し時間があったので、ホームの端っこに…
鉄道グッズの自販機がありました。
隣にドリンクとパンの売店があったので、コーヒーとパンを買いました。
駅のホームの売店だから、すばやくお金を取り出したのですが、「精算はこちらで」と自動精算機となっていました。
何となく早くしなくては、と思っていましたが、慌てるあまり必要はなかったです。
ホームで小さい子がカメラを構えていたので、何事かと思っていたら、名古屋行きの特急「ひのとり」が入ってきました。
わあ、豪華な列車ですね。箱根に行く小田急ロマンスカーみたいです。
大阪から名古屋に行く用は今後もないだろうから、きっと乗ることはないけれど、見ることが出来てよかったです。
なるほど、奈良行きもこのホームからでるのですね。
僕は若い頃、過去に一度だけここから奈良へ行ったことがあったような記憶があるのですが、どうしてもその時期が思い出せません。勘違いだろうか、いや、行っただろうか…。
思い出す前に、列車が到着です。
賢島行き、ビスタカー車両でした。
近鉄特急の車窓から
最初は半部位の乗客でしたが、あっという間に満席になりました。
人気があるのですね。
小さい子を連れたご家族、若いカップル、ご高齢の夫婦など、皆さんこれから伊勢に行かれるんだな、という雰囲気でした。
ゆっくりと列車が発車して、しばらくは地下を走るのですね。
上本町辺りから地上に出てくるのですね。
しばらく行くと、行く方向に山が見えてきました。
お手洗いに行くと、おしぼりがついていました。
大きく開いた窓の外には紅葉の木々が次々過ぎ去っていきます。
わあ、倍速、早送りで視てるみたいで面白いです。
近鉄線の路線図、見たことがなかったので、こんな感じになっていました。
京都、大阪、奈良、名古屋、伊勢志摩を網羅しているのですね。
ひと山超えると奈良盆地です。大和高田駅という駅でした。
僕が座ったシートと反対側が明日香村になるので、ちょっと見ました。
陽ざしが眩しいのか、皆さんカーテン閉めてしまっていて、なかなか難しいところ。
橿原を出たあたりだと思うのですが、何となく良い雰囲気でした。
紅葉の山の間を抜けて、三重県に入ると名張へ。
奈良を抜けると三重県です。わあ、三重県にははじめてきました。
はじめてなので当たり前ですが、普通の景色も新鮮で、のんびり穏やかな田畑が続いているのだなあと思います。
名張を出ると「伊賀○○」という駅名がでてきました。
わあ、この辺りが伊賀の里ですね。
家康の伊賀越えの話を聞く度に、伊賀ってどんなところだろうか、と想像を巡らせていましたが、確かに山が連なっているのですね。
列車の車内には大きな喫煙室がありました。
誰も利用していなかったのですが、利用する方もいるのでしょうかね。
前の車両にも結構乗っている方がいました。
榊原温泉口駅に停まると、外に大きな観音像や彫刻が見えました。
わあ、噂に聞く「ルーブル彫刻美術館」ですね。
今回は通り過ぎるだけでしたが、見ることが出来てよかったです。
伊勢市駅に到着
大きな川を渡ると、伊勢市駅に到着のアナウンスがありました。
半分以上の方が動き、伊勢市駅で降りていました。
「伊勢神宮(外宮)へはJR側出口へ」という表示があったので、その通りに進みます。
なるほど、ホームの反対側に移動できる通路があるのですね。
なかなか私鉄駅のホームからJR改札でそのまま出られるって珍しいですよね。
本当に近鉄のきっぷで改札を出られるのだろうか、と思っていましたが、大丈夫でした。
改札を出ると、何となくテレビなんかで見たことのある伊勢市の駅前でした。
伊勢市駅前
ちょうどお昼頃でしたが、コインロッカーはいっぱいでした。
小さな手荷物があったので、手荷物預かり所へ。
一つ500円ということでしたが、1000円位で宿泊する宿に送ってくれるというので、送ってもらうことに。
身軽になると、動きやすいですよね。
少し雲はありますが、青空も見える天気です。
すでにこれを書いている時には、行ったのでわかることですが、駅やバス停がたくさんあって、どこに停まるのか、というのが行く前は今一つわかりませんでした。
「伊勢市駅」と「近鉄宇治山田駅」、バス停はそれぞれの駅前に加え「外宮」の乗り場がありました。
どこからも次々と内宮行きバスが出ていますが、外宮へ戻る際には、それぞれ行き先が違ったので、ちょっと面倒でした。
駅前の鳥居をくぐって、まっすぐ進むと外宮です。
案内図もありましたが、北が下に来るという…
北が下の案内板、日本全国どこにでもあるのですね。
伊勢市駅から外宮へ
さて外宮に向かって歩いて行きます。
参道を歩く人は道幅に比べてそんなに多くなくて、ゆっくり行けました。
お土産屋さんや飲食店が立ち並んでいましたが、そんなに混んでいませんでした。
この後内宮のおはらい町やおかげ横丁はすごい人だったので、個人的にはこちらの方が落ち着いていてよかったです。
大きな横断歩道の向こう側に森がこんもりしているところがありますが、そこが外宮の表参道入口でした。
この横が「外宮前バス停」なのですね。
さて、高松から伊勢まで、5時間ほどかけて到着です。
次回は外宮を参拝したことを書こうと思います。
よろしければ、引き続きご覧ください。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。