2020年10月に 高松市美術館北斎展 が開催されていて、それを見に行ったことを書いておきます。
美術展の記事は、中で写真が撮れないと、行きました、終わり、という感じになってしまうのですが(まあ、どれもそうだけれど)、一応どんな雰囲気だったか残しておくことにします。
北斎のことに詳しくないのですが(浮世絵の美術展ははじめて)、もし 高松市美術館北斎展 のことににご興味がおありでしたら、どうぞお読みください。
高松市美術館の場所と駐車場
まずは場所から見て行きますね。

高松市美術館は、丸亀町商店街に隣接していて、市内の中心部にあります。
その名も「美術館通り」という道路があって、その通りから行くのが一番行きやすいです。

僕はその都度行くお店によって駐車場を変えているので、高松の商店街で特にここがお勧めという駐車場はありません。
(本当はあるけれど、WEBで公開する内容ではないです)
高松市美術館には地下に約140台停められる駐車場があるので、そこが美術館には最寄りの駐車場です。

あんまりこの駐車場が混みあうということはなくて、満車になるところはあまり見たことがないです。近隣にたくさんあるからでしょうかね。
入口は初めて行くと、少しわかり難いかもしれません。
ちなみに出口は一方通行の反対側の通りに出るので、右折してください。

週末の天気の良い日で、奥さんも行ってみたいということだったから、二人で行きました。本当は高校生以下は無料だから、子どもも一緒に行けばよいのだけれど、行かないとのこと。
高松市美術館北斎展 のエントランス

高松市美術館 北斎展
結構週末は混みあうとあったのですが、エントランス付近は普段と変わらない感じです。


昨年(2019年の)瀬戸芸の際に来た以来だから、約1年ぶりです。
中に入ると大きな黄色いオブジェがありました。

飯川雄大さんという方の特別企画を開催しているのだそうです。
流さんの彫刻「ナガレバチ」を囲むように配置してあって、なかなか面白いところです。
高松市美術館北斎展

週末などの混雑時には、人数制限することがあります、とあったのですが、2階の入口でチケットを購入するとすぐには入れました。
しかし、驚いたことに、中は多くの人で賑わっていました。
皆で列を作り、その列に沿って一歩ずつ進む感じです。
こうやって、このままその列がどうやって進んだかなんてことを文字で書き続けてもよいのですが、それでは面白くないですよね。
葛飾北斎さんは、江戸後期、1849年に88歳で亡くなるまで3万点以上の作品を作った浮世絵師です。
その作品は世界中の美術館が所蔵していて、綺麗な画像で見ることができますので、そこから一部お借りして観ていきますね。
パンフレットやポスターにその波が描かれていた「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」。

2024年から発行される新千円札紙幣に、この浮世絵が使用されるのだそうです。
どれもそれほど大きいものではないのですが、実物を見ると、細かいところまで描写されていて、船上の人をじっと見てしまいます。
もちろん何十枚もの連作ですが、全て見ているわけにもいかないので、印象に残ったものだけ載せておきますね。

先ほどの波もそうですが、こちらは風が強く吹くところが描かれていて、こういう風に止まっていても、その瞬間を見て、思い出しながら描くのすごいなあと思います。
笠や紙、後で必死に追いかけて拾いにいったのだろうというところまで想像できて面白かったです。

これも浅草本願寺の屋根に上っている人を描いていますが、正面の凧がもう一つ上がっていて、そこから見たような景色になっています。
きっと空に上がっていくことを想像しながら描いたのでしょうね。
奥さんはこの「赤富士」と呼ばれている富士山の絵が気に入っていたようです。

僕はどちらかというと、後に青の染料で刷った「青富士」の方が、僕のイメージする富士山に近いかな、と思います。
東海道名所一覧もじっくり見てしまいました。

これを見ながら、江戸から京都の名所の話をしたのでしょうね。ここはこうだったとか、どこそこの宿は、なんていう感じで。
北斎さんは妖怪も描いていまして、お岩さんなんかも見ていて面白かったです。

最初はそうでもなかったのですが、じっと見ていると、ちょっと怖くなってくるから不思議なものです。
ずっと集中してみていたら、ちょっと疲れてきましたので、休憩所に立ち寄ります。

展示の内容にもよるのだろうけれど、こんなところあったんだ、という感じの隠し部屋になっていますので、探してみてください。
六歌仙を描いたものもあって、衣装の太い線をたどると、名前になるのだそうで、これもじっくり見てしまいました。

「ぶんやのやすひで」となっているそうで、「の」あたりが難しいところ。
後半は肉筆画や弟子の美人画、アンリ・リヴィエールのパリの絵などが展示されていました。
最後までしっかり見ると、結構展示されている数が多いので、ぐったりという感じになりますが、親しみやすくて人気があるのもわかりました。
グッズコーナーも賑わっていて、皆さんいろいろ購入していました。
僕もクリアファイルなどを買ってしまいました。
あんまり細かく小難しい感じではなくて、わかりやすい庶民にむけた絵が多いので、見やすかったです。
パッと見て、あ、これ知っている、見たことある、という感じになるのも親近感が湧いて良いのでしょうね。
帰りにシューレでランチ
美術館に行ったら、お腹が空いたというので、帰りにご飯も食べることにしました。
すぐそばの丸亀町三番館東館のまちのシューレカフェへ。
普段はエスカレータで上がりますが、南側に小さな階段もあります。

なかなかこうした目につくところにあるけれど、普段人の少ない階段って良いですよね。


お店の入口にオリーブの木があるのですが、いくつか実がなっていました。
いろんなところにオリーブの木があって、その実で秋を感じるというのも、香川らしいところですね。
お弁当のテイクアウトもよかったのですが、やはり出来立てをいただくのは、また美味しさが違いますね。

9月後半のランチはたこ飯でしたが、いつもながら、美味しかったです。
(10月の栗ご飯もおいしかったです。ペイペイ利用できるようになっていました。)
北斎展は、10月18日(日)まで開催しているそうです。
もしお近くに来られることがありましたら、どうぞお立ち寄りください。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。