女木島鬼ヶ島洞窟 と秋会期の新作を見に行ったことも書いておこうと思います。
女木島へは、始める前の桜の時期に1度、春会期の5月に1度、8月夏会期に1度、そして今回と4回目になります。
そんなに頻繁に行かなくても、という気もしますが、夏公開の新作と、夏に公開制作で、秋会期に完成という作品が一つあり、鬼ヶ島洞窟にも行っていなかったので、今回行ってきました。
女木島鬼ヶ島洞窟のことや、女木島秋会期の新作のことなどにご興味のある方の参考になれば幸いです。
目次
鬼女木島鬼ヶ島洞窟行きバス
普段より遅い出発で高松港を12時に出るめおんに乗りました。
今回の女木島へ行く目的は3つあり、
・鬼ヶ島洞窟へ行く
・鬼ヶ島倶楽部でランチ(前日に予約しました)
・秋会期の新作こんぼうやを見る
だったので、お昼から行き、15:20のフェリーで帰る計画を立てました。
週末だったので、めおんは乗客でいっぱいです。
秋会期は特に平日と休日の差が激しく、会期が終わりに近づくほど週末が混みあいます。
気候が良いし、終わる前に行こうと思う方が大勢いるのでしょうね。
女木港に着くと、最初に鬼ヶ島洞窟行のバスに乗る為、切符を買いに鬼の館へ向かいます。
瀬戸芸の係の方が「鬼ヶ島洞窟のバスは真っ直ぐバスの方へ」と声かけていたのですが、私の記憶では切符売り場は窓口で買うのでは?と「きっぷ売場」の窓口へ。
人は窓口にいるのですが、鬼の館の方だそうで、バス切符は自販機で買います。
買うのは別に困らなかったのですが、後で聞くと、少し複雑な仕組みになっていました。
実は鬼ヶ島洞窟行のバスは、2022年10月現在2社が運営しており、鬼の館の自販機では「マルイ観光」の切符のみを販売していました。
そして、もう一社の「鬼ヶ島観光自動車」(もともとこの会社がしていた)は、バスの前でドライバーによる手売りでした。
特に「マルイ観光」とは書いていませんが、この切符を買うとマルイ観光のバス切符が出てきます。
この後バスに乗る前に聞くと、「この切符ではマルイ観光のバスしか乗れません。往復の場合には行きも帰りも」とのことでした。
そして、先発は「鬼ヶ島自動車が5分早く出ます」とのことでした
なるほど、それで瀬戸芸の方は、先発の鬼ヶ島自動車のバスへ誘導していたのですね。
鬼ヶ島観光の乗り場はこちらでした。
少しわかりにくかったので、ご注意ください。
女木島鬼ヶ島洞窟にて
バスで鬼ヶ島洞窟前まで来まして、ここでも困ったことが一つ。
帰りのバスの時刻が、到着から1時間ないことです。
これまでの時刻表(瀬戸芸の載っている時刻表)だと、35分後に帰りのバスが降りていくはずだったので、とても困りました。
鬼ヶ島洞窟へ寄ると、行きと帰りとあわせて1時間以上かかるので、女木島、男木島を巡ろうとする方は十分に注意してください。
こちらのオニノコ瓦プロジェクト2は、2013年からその都度見ているので、もう今回はいいかな、と思っていました。
しかし、何となく女木島の番号欄でここだけ空いてしまうのもなあと思い見てきました。
女木島大洞窟へは入洞料が必要で、大人600円、パスポートの提示で大人400円でした。
記念撮影をしてくれるのですが、僕は人が映らないように撮りたい、とお願いしました。
外は暑かった(25℃)ので、洞窟の中はひんやりと気持ちが良いです。
毎回並べ直しているのでしょうかね。
県内の中学生たちが作った作品ですが、もう社会人になる頃ではないかと思います。
とても大変な作業だと思いますが、壮観ですので、作った方は、是非自分の作品を見に来たらよいと思います。
瀬戸芸で作品が展示される機会はなかなかないもの。
5分ほどで出口が見えてきました。
何度も訪れているので、迷うこともなくそのまま出てきました。
この頭上には、いつもの柱状節理があるので、見上げてきました。
これはいつ見ても立派な柱状節理です。
さて、この日は奥さんと一緒に来ていますが、このまま40分ほどバスを待つか、下に歩いて行くかを決めなければなりません。
一応バスは往復で買っていますが、使わなかった場合には払い戻しはできません。
天気も良いし、数百円だからいいか、と歩いて麓へ帰ることにしました。
僕は一人なら20分ほどで降りますが、奥さんは「下りもひざにくる…」と言いながら30分ほどで下まで歩きました。
慣れている方なら上りも30分ほど、季節の良い時には試しに登ってみてください。
女木島鬼ヶ島洞窟から秋会期の新作 「こんぼうや」へ
歩いて帰る道は、全て下りなので、楽でした。
秋の晴天ならば、慣れている方は行きはバス、帰りは歩きが一番いいですよ。
奥さんは女木島名店街のリサイクルショップで品を交換してみたい、というので、二手に分かれます。
僕は秋会期の新作、「こんぼうや」へ。
はじめイントネーションが「棍棒屋」ではなく「こん坊や」と呼んでしまい、その癖がなかなか抜けませんでした。
鬼が持つ「棍棒」「屋」です。
わあ、綺麗な建物があり、案内板も出来ています。
夏に訪れた際には、大きな木を削っていたので、これがどんな作品になるのか、楽しみでした。
こん棒、受注制作なのですね。
60Gで購入して、竜王退治にでも出るのだろうか…。
建物の中に入ってみます。
なるほど、鬼が持つこん棒をイメージしているのですね。
わあ、大きくていかついこん棒だらけ!
あの丸太を切り出して、こん棒に仕立てたのですね。
先ほど鬼ヶ島洞窟で見てきた鬼たちが持っていたこん棒より、リアルでとてもかっこいいです。
こんなの持ったら、魔物と戦おうという気持ちになるかもしれないですね。
こん棒コレクション、僕は右から三番目の曲がったのをまず手に取るだろうと思います。
中で一人で見ていたら、ちょっと怖くなってきましたが、すぐに他の方が入って来て助かりました。
少し先を触ってみたけれど、とても硬い木でした。
こんぼうや、見ることが出来てよかったです。
この作品で、女木島の作品を全て見ることができました。
なかなか女木島の作品を全て見ることが大変だったことを、次回は覚えておこうと思います。
鬼ヶ島倶楽部でランチ
女木島へ行く大きな楽しみの一つは鬼ヶ島倶楽部さんでランチをいただけることです。
春に灯台を見に行った帰り、たまたま立ち寄りました。
その後にランチを食べたら、とても美味しく、またあらためて訪れたいと思っていました。
今のバスの運行だと、12時のフェリーで女木島へ行き、鬼ヶ島洞窟に行ってからこちらでランチ、となると14時頃になると思います。
ビートルズのBGMが心地よく流れる落ち着いた店内でした。
「あけび」、珍しいですよね。
人生であけびを食べるのは2度目か、3度目です。
タネを出さないといけないから、お店などではほとんど見かけません。
20年に一度食べるか、食べないか、という珍しい果物。
ほのかな野生の甘さがあって、美味しかったです。
そういえば、春には山椒の実を佃煮にしたのをいただき、こちらも旬の味でとても美味しくいただきました。
この日のメニューはお魚が「アジの三杯」、お肉が「ポークソテー」でした。
僕はアジ、奥さんはポークにしました。
わあ、前回同様、とても美味しそう!
どの料理も美味しいのですが、特にお出汁にこだわっておられるのか、しみじみ美味しいです。
割烹や料亭で食べるのと、変わらないお味で、毎回驚きます。
ポークソテーも、タマネギソースの甘味が染み込んでいて、とても美味しかったとのこと。
食後にコーヒーもいただきました。
こちらもこだわりの美味しい珈琲でした。
また女木島に来る時には、立ち寄りたいです。
美味しいランチ、ご馳走様でした!
15:20のめおんは男木から120名ほどを乗せて女木港に着きました。
男木から乗って女木で20名ほど降りるのだそうで(確かにそうでした)、その後200名ほど乗りました。
この日は臨時便も出ていましたが、この便に乗れなかった方はいなかったようです。
船内満席のめおんは、20分で高松港へ到着です。
秋会期、もし平日に行ける方はそうされることをお勧めします。
賑わいは控え目ですが、その分ゆったり作品を鑑賞できます。
賑やかな雰囲気を味わいたい方は、週末がお勧めです。
好みにあわせてラスト二週間、良い瀬戸芸の旅を!