岡山城(烏城)を見に行った際の様子です。岡山駅から路面電車に乗って、新しくなった岡山城内を見てきました。
岡山城天守閣へ行ったことを書いておこうと思います。
奥さんの用事で前日に岡山へ行き、一泊して岡山城を見てきました。
岡山城と岡山後楽園、何となく子どもの頃に訪れたことがあるような気もしますが、大人になってからは行っていません。
2022年(令和4年)10月に新しくなった岡山城や天守閣のことについて、ご興味のある方の参考になれば幸いです。
目次
- 岡山市内で宿泊
- 岡山駅から岡山城へ
- 城下から岡山城へ
- 岡山城 烏城公園
- 廊下門から表書院
- 不明門から岡山城天守閣へ
- 岡山城の中へ
- 岡山城天守閣最上階へ
岡山市内で宿泊
何となく行くことは決まっていましたが、ちょうど雨が降る予報ということで、高松から岡山までどうやって行こうか、どこに泊まろうか、と思案していました。
(特にここは個人的な感想が多いところですので、読み飛ばしてください)
2人で高松から行くので、出費を抑えるなら車です。
坂出北ICから早島ICまで行き、岡山へ向かうのですが、雨が多かったり、駅前が混雑していると嫌だなあという気持ちになります。
行けないこともないけれど、比較的安全に行くなら列車だね、ということでマリンライナーで行くことにしました。
そうなると、雨なので岡山駅から出来るだけ濡れないところを、と岡山駅周辺のホテルを探します。
駅の前にどんと構えるホテルグランヴィア岡山、も検討しましたが、さっと夕方に行ってさっと翌日お昼に帰るので、ここでなくても、ということで、その隣の
海外のお客さんが半分、日本の方が半分、という具合で、とても賑わっていました。
ツインのお部屋で朝食を付けましたが、朝食会場はいっぱい…。
時折それを忘れて朝食つけたプランにしてしまうけれど、味や内容に関わりなく、外に出て食べた方がよかったのでは、と毎回思うところです。
しかし、屋上に大浴場があって、チェックアウト後も荷物を預けられて、全体的に何か不便なことや困ったこともなかったので、人気があるのも納得できました。
岡山駅から岡山城へ
翌日は晴れていたので、車で来ていれば、きっと車で岡山城へ行っただろうなあと思います。
しかし、今回は歩くか、レンタサイクル、バスか路面電車かタクシーか、という選択になります。
岡山駅から岡山城へは約1.7km。僕一人であれば、確実に歩く距離なのですが、奥さんは歩かない、とのこと。
レンタサイクルはヘルメット持ってないのでやめ、バスは会社がたくさんあって調べるのが面倒なのでやめ、タクシーに乗るほど距離でもないのでやめ、と消去法で路面電車になりました。
岡山駅前は晴れて陽ざしが強かったです。
多くの方が地下を利用しているので、逆に地上は人が少なく思えます。
桃太郎像の前でポーズをとって写真を撮っている方がいました。
あれ、雉が二羽?と思っていたら頭の上のはハトでした。
桃太郎が見ている方向のもう少し左側に路面電車の乗り場がありました。
もちろん地下からも階段を上って行けます。
路面電車、乗ったことはあるはずなのですが、観光で訪れて久しぶりに乗るのには、最初勇気が要りますよね。
うっかり先頭になって違うところに並んでしまうと申し訳ないので、地元の方の後ろについていきます。
岡山駅前は始発なので、どうやら前後に列を作って、前後両方から乗れるようです。
「東山線」という路線のところで待ちます。
「岡山城」とあるので、この乗り場で良いのだと思います。
数分おきくらいに来るので、そんなに待つこともないし、わざわざ時間を調べることもありません。これが路面電車の気軽なところ。
しかし、大人の運賃120円×2の小銭を用意するのが結構大変でした。
路面電車の中で両替もできるけれど、両替時に小銭を落としたりしないか(やったことがある)心配になります。
僕らは前の方に続いて並び、後方から乗車しました。
乗る際に「整理券」をとりました。
誰もいないところを、と思っていましたが、路面電車の車内、人が多いのでなかなか撮りにくいですよね。
降りる際には、前方から下り、乗車は後方から、となっていました。
オレンジ色の機械(運賃箱)に両替機がついているので、停車したタイミングで両替ができます。
もちろんICカードをタッチする方がほとんどだけれど、僕らは普段使わないので持っていません。
「城下」に到着したので、機械に整理券と120円を入れました。
城下から岡山城天守閣へ
路面電車の停留所「城下」の南側に、地下へ通じる階段があります。
この下まで行くと、「しろちか」という地下道と広場がありました。
ここを南側へ出ると、岡山城方面の道へ出ます。
噴水のオブジェ、下から上に付き出ているのですね。
階段を上がると、素敵な雰囲気の街路樹があり、その緩い坂道を少し上って行きます。
ちょうど正面の自転車のあたりを進むと公園があり、その先は急に見晴らしがよくなります。
わあ、川沿いの道に出ると、正面に岡山城が見えました。
普通はお堀があって、というイメージですが、川沿いにあるのですね。
川沿いの道を歩いて行けば、着けそうな感じです。
「旭川」という川なのだそうで、雨の翌日だったからか、水の量が多く、流れも速かったです。
ぐるりと見渡すと、何となく川の向こう側が「岡山後楽園」なのかな、と思います。
旭川を挟んで、右手が岡山城、左手が岡山後楽園でした。
そのまま案内に沿って進むと、岡山城に到着です。
岡山城 烏城公園
近くで見ると黒い天守閣がとても立派です。
昨秋改修を終えたばかり、ということで真新しい輝きを感じます。
手前の碑は洪水があった際に、新たに堤防を築いたという石碑なのだそうです。
確かに、川の傍だから、洪水があったのでしょうね。
ここで皆さん立ち止まり、写真を撮っているものの、どちらへ進んで良いかわからない様子でした。
案内図を見ると、正面の道に進まず、右手の門から入った方が良さそうです。
こんな感じで説明版が置かれているので、なるほど、と読みながら散策できます。
石垣の石、犬島から運び出したのですね。
海外からのお客さんも半分ほどおられ、多言語表示のQRコードを読みとっていました。
廊下門から表書院
「廊下門」という門をくぐり抜け、階段を上っていきます。
奥にあるのが月見櫓で、この一帯が「藩政の場、表書院」だったそうです。
竈の跡ものこされていました。
こんな感じでお城のすぐそばで生活されていたのですね。
フェンスに囲まれた半分地下に埋まったところには、石垣がありました。
「地中に埋もれている石垣」だそうで、宇喜多秀家の頃の築城当時の石垣なのだそうです
石を目の前にすると、約400年前、大きな石を積み上げた当時の感じが伝わってきます。
不明門から岡山城天守閣へ
表書院から「不明門」と呼ばれる門に向かいます。
この奥は限られた人しか入れないエリアなのだそうで、開かなかったことから「不明門あかずのもん」と呼ばれていたそうです。
この門をくぐり、階段を上り、岡山城天守閣へ。
わあ、青空が広がっていて、その下に黒と白の天守閣がくっきり見えました。
手前に人がいると、一瞬建物が小さいように見間違えてしまいますが、大きくて立派なお城です。
石積みの部分、地下一階から入城できます。
岡山城の中へ
驚いたことに、奥さんは天守閣には行かないと言っていました。
僕は行かない、という選択肢はないので、中に入ります。
岡山城とこの後訪れる後楽園のチケットは大人一人640円でした。
もう一つ驚いたのは、お城の中にエレベーターがあるところです。
奥さんは上って行くのが嫌だったらしいので、
「エレベーターがあるよ!」
とメッセージを送ると、中に入って来ました。
お城、狭いから上るの大変な印象がありますよね。
岡山城にはエレベーターがあり、それで上まで上って降りてくる、という展示ルートになっていました。
お互い見ることが違うので、天守閣で集合ね、ということにします。
さて、岡山城内の展示ですが、以前は写真撮影が不可となっていたみたいですが、その後に少し変わったようです。
よくある質問 | 【公式】岡山城ウェブサイト
Q 館内撮影はできますか。
A 一部をのぞき、写真撮影可能です。ただし、ほかのお客様のご迷惑にもなりますので、フラッシュ撮影、三脚や自撮り棒での撮影はご遠慮いただくようお願いいたします。
僕も不安だったので、係の方とその後に電話で確認しましたら、同じ内容でした。
「写真NG」とあるところ以外は、写真を撮っても大丈夫ということでした。
いろんなコーナーがあるのですが磯田道史氏の解説があるので、皆さん足をとめて熱心に読まれていました。
5階まで上がると「岡山城金鯱瓦と写真を撮ろう!コーナー」がありました。
岡山城金鯱瓦と写真を撮ろう!コーナー
岡山城金鯱瓦と写真を撮ろう!コーナー
なるほど、お城の外から金色に見えたのは、この鯱なのですね。
岡山城天守閣最上階へ
一つ階段を上っていくと天守閣最上階に到着です。
岡山城天守閣最上階
最上階は結構狭いのですが、たくさんの方が次々に来られていました。
確かにお城に来たら一度は最上階に行ってみたいですよね。
僕が驚いたのは、半分ほどが外国からのお客さんだったことです。
アジアからのお客さんが多かった印象です。
窓の外覗いてみると…、
岡山城金鯱瓦
結構近くに鯱が見えるのですね。
窓の外に交互に板があるので、全体を見渡す感じではないのですが、その隙間から岡山の景色を楽しめます。
岡山城天守閣最上階
こちらが東側になるのでしょうか。
続いて北側、岡山後楽園の方面です。
岡山城天守閣最上階
岡山城天守閣最上階
月見櫓や岡山駅のある西側。
岡山城天守閣最上階
そして先ほど正面からお城を見て南側。
岡山城天守閣最上階
僕は最初知らなかったのですが、ツアーのガイドさんが、
「ここに金の桃があるので見て帰ってください!」
と案内していました。
本当だ、下の方に金の桃がありますね。
岡山城天守閣最上階
岡山城天守閣最上階
大体景色も見ることが出来たので、奥さんと合流して下に戻りました。
岡山城天守閣最上階
岡山城(2023年6月)
「思った以上に人が多いね」と言いながら、下のお土産ショップを見て、お城から出ました。
新しい施設なのですが、はじめて行く方も歴史に詳しい方も満足できる内容になっていると思います。
観光用のお城施設という感じですが、観光目的で皆さん来ているのだから、それ以上はないよなあと思います。
続いては川の対岸岡山後楽園に行きました。
もしよろしければ引き続き次回もご覧ください。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。