金刀比羅宮の桜について書いておこうと思います。
香川の中でも最も観光客が多く集まるエリアの一つで、桜の時期には表参道沿いに桜が咲いています。
こんぴらさんの石段を上りながら、琴平町公会堂や大門前の桜、桜馬場の桜並木を眺めながらご本宮へお参りしました。
春の金刀比羅宮の様子や、金刀比羅宮の桜について、ご興味ある方の参考になれば幸いです。
春の金刀比羅宮
金刀比羅宮は他の桜の名所より例年早めに満開を迎えるようで、訪れた日には「満開」となっていました。
金刀比羅宮は地元の方が訪れるというよりも、県外からのお客さんが多いようで、すれ違う車も県外ナンバーが多かったです。
いくつも駐車場はあるけれど、僕は大体JR琴平駅前の琴平町営駐車場に停めます。
表参道から少し離れるけれど、線路や駅、琴平の街並みを見ながら参道に迎えるし、停めやすいので気に入っています。
写真を撮ったりしながらだけれど、ご本宮まで行って帰って、約2時間弱でした。
僕はお参りして桜を見てぱっと帰るけれど、じっくり観光したり、食べたりしていたら、3~4時間くらいはいるのでは、と思います。
わあ、表参道もとても人が多くて、賑やかな雰囲気です。
僕は前回昨年の秋に来ているけれど、もう一つ賑わいが上がった気がします。
一段目の石段からご本宮までの石段785段、桜と一緒に見ていきますね。
この日は海外からのお客さんも多く見かけました。これは秋には見かけなかった光景です。
まだ高松の方だとマスクをしておられる方が多い印象ですが、この辺りだと三分の二ほど。
石段もあるから、確かにマスク息苦しいですよね。
琴平町公会堂の桜
本当は表参道だけ、と思っていたのですが、お手洗いに行った際に目に入ってきたので、琴平町公会堂の桜も見てきました。
以前お仕事で伺った際にも、綺麗な桜が咲いていて、今度は桜を見に行きたいなあと思っていました。
とても有名な桜の名所、ということではないけれど、地元の方が数組お花見を楽しんでおられました。
確かに、この辺りだと観光客が来ないから、静かにお花見ができますよね。
(なので、ここで紹介するかは少し迷うところでしたが、綺麗でしたので載せておきます)
昭和9年に建造された木造日本建築の公会堂は、象頭山を見上げる金刀比羅宮参道に程近いところ、美しい緑の山を借景に荘厳な佇まいを見せています。春には、庭園の桜の木々が一斉に咲き乱れ、あでやかな風景が広がります。また、公会堂は、現在も各種催しや集会などに使用され、国の登録有形文化財に登録されています。
公会堂 – 琴平町公式ホームページより引用
琴平町公会堂は、国指定の登録有形文化財なのですね。
なかなか雰囲気の良い建物で、桜を静かに楽しめました。
大門手前の桜
さて、もとの表参道に戻り、石段を上がっていきます。
百段は過ぎて、もう少しで大門という辺りだと思います。
北側にある裏参道へ続く道の入り口があり、その周辺に桜が綺麗に咲いていました。
「夜間参拝禁止」の看板とロープがあるから、その奥には皆さん行っていませんでした。
地元の方はすたすたと行くのだろうけれど、誰もいないと僕もやっぱり躊躇います。
奥に桜が続いていそうなこの奥は次回にして、今回は表参道を行きますね。
参道沿いの陽光桜が舞い散っていて、緩く風が吹くたびにひらひらと落ちてきます。
わあ、満開のソメイヨシノにバトンを渡すように、桜のリレーが続いています。
石段を登ってくると、この辺りで一度足を止めたくなるし、桜を見たくなるのか、多くの方がこの辺りで写真を撮っていました。
大門の手前、金刀比羅本教総本部にも、綺麗な桜の木。
大門をくぐると、五人百姓、桜馬場と続きます。
金刀比羅宮桜馬場
金刀比羅宮の桜馬場(さくらのばば)は、五人百姓の飴を売っている場所の奥にあります。
僕は桜を見るのに必死で、今回加美代飴(かみよあめ)を買うのを忘れてしまいましたが、奥さんと子どもに「なんで買ってこんのよ?」と言われてしまいました。
ここのべっ甲飴、とにかく美味しいらしく金刀比羅宮へ行った際には、必ず買ってきてほしいのだそうです。
わあ、ここから150mほど平坦な場所が続き、その両サイドに桜が植えられているのですね。
桜の時期にここに来るのははじめてじゃないだろうか、と思いつつ歩いて行きます。
通る方が口々に「きれいだね」「ここすごいね」なんて言っているのが聞こえてきました。
歩きながら眺められるのも、良いところですね。
皆さん先に進みつつも時折立ち止まって桜の景色をスマホやカメラで撮っていました。
確かに、これは見ていたくなりますよね。
次の石段を上がると、また違った景色が見えるので、それも楽しみなところです。
桜馬場を抜けると、再び階段が見えてきました。
書院手前にも桜の木が植えられていました。
金刀比羅宮 祓戸社前の桜
ここから神椿の前の石段は緑が多く、桜はありませんでした。
小さい子が疲れてくるのか、息を切らしたり、ぐずぐず言い始めるのがこの辺り。
ここと最後がきついよね。
もう少し頑張って、と励ましあいながら石段を上っていました。
少し石段を上ると、祓戸社前に桜が見えました。
この場所は目線に桜の木があるからか、若い海外の方が代わる代わる桜の前で写真を撮られていました。桜の綺麗な時期のこんぴらさん、良い記念と思い出になりますね。
何かぶら下がっている、と見てみるとおみくじが結んでありました。
旭社の前を抜け、賢木門前に1本桜の木。
ご本宮の前の最後の桜でした。
金刀比羅宮御本宮
さて、木々で覆われた参道を進むと、最後の石段です。
最後の急な坂を「御前四段坂」と言うのだそうですが、僕は読み方がわからず、金刀比羅宮に尋ねてみました。
「おんまえよだんざか」あるいは「おまえよだんざか」と読むのだそうです。
「おんまえ」の方が読みやすい気がするので、僕は前者で読むことにします。
余談ですがchatgptに尋ねたら「ごぜんしだんざか」と読んでいたので、この辺りはまだまだな感じです。(しかしきっといつかこの記事を読んで学習するだろうと思います)
若い頃には一気に上れたけれど、やはり休み休み行った方がよいと思います。
一気に上ると、一段、また一段と足が上がらなくなっていく気がしました。
御本宮に到着です!
来るたびに上るのが苦しくなっている気がするけれど、他の方も息が上がっているので、やはり誰でもそうなのだろうと思います。
息を整えてお参りを済ませます。
展望台から、讃岐富士、飯野山や讃岐平野を眺めます。
キャプションでは「讃岐平野」としたけれど、「丸亀平野」としてもよいと思います。
山間から讃岐平野の中の丸亀平野、丸亀市、琴平町が見渡せました。
香川を代表する観光スポット金刀比羅宮、桜もとてもきれいで楽しくお参りできました。
今回は表参道、桜馬場を中心に桜を見てきましたが、裏参道や周辺の桜もきれいだろうなあと思います。
また次回、桜の季節に訪れる際には、そちらも見てみたいなあと思います。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。