海岸寺に続き、 風車の丘と屛風浦 のことも書いておこうと思います。
海岸寺へ行った後、どこかカフェに寄りたいね、と言っていたのですが、その時には通り過ぎてしまい、別の場所に行きました。
海岸を見にもう一度行こうよ、と訪れた際に立ち寄ったのがcafe風車の丘です。
ブログやSNSで時折拝見していたのですが、行くのははじめてでした。
Cafe 風車の丘と屛風浦 (海岸寺海水浴場 )のことに、ご興味のある方の参考になれば幸いです。
目次
風車の丘の場所
まずは風車の丘の場所から見て行きますね。
香川県の西の方、多度津町にあります。
高松から車で行くと約50分。
多度津港を超えた先の交差点、宮の前で左折します。
(なんて書いているけれど、間違えて一つ手前で曲がってしまいました。それでも行けます。)
さぬき浜街道の信号のある交差点なので、高松丸亀方面からは左折、海岸寺の方から行くと右折になります。
曲がると緩く登る坂道になります。
50mほど行くと、看板が左右にあるので、さらに上へ行きます。
ここから少し道が細くなります。
まあ、車で通るには十分な幅ですが、速度を落として慌てず上がってください。
それぞれ角に看板が出ているから、赤い矢印の通りに行ってみます。
なるほど、「夕日が沈むまで」営業とあるので、夏は長めに、冬は早めに終わるのでしょうね。
向こうから車が下りてきたらどうしよう、と思うけれど、音や影なんかでわかるから、大丈夫ですよ。
大抵の方は慣れているから、避けてくれるはずです。
坂を上りきると、駐車場があるみたいで、何台か停まっているのが見えました。
風車の丘の駐車場
わあ、少し上がっただけですが、海や島(正面は高見島)が見えて良い感じですね。
結構お客さんがたくさんいるのか、手前の駐車場は空きが少なく、入られている車があったので、奥の方の駐車場へ停めました。
なるほど、こんな感じで風車があるのですね。
あわせて20台くらいは停められそうな感じだったので、人気のあるお店なのですね。
浜街道から風車の丘の駐車場まで、ちょっと山の方へ入る、という感じですが一度行けば間違えることはなさそうです。
Cafe風車の丘
車を停め、お店の方へ向かいます。
写真を撮っていると、奥さんも一緒だったので「暑いから早く中へ入ろう」というので、中へ。
まあ、確かにお店の写真を撮っても、ゆっくりできないものね。
入ってみると、お客さんがたくさんおられ、人気のお店、という感じでした。
若い方から家族連れまで、気軽に入れる雰囲気です。
屋内はエアコンが効いていて、ソファと椅子の席があったのですが、僕は景色の見える「テラスが良い」、 奥さんは換気を気にして「外でもいい」と外へ。
テラス席にウサギさんがいました。
柵の向こうには瀬戸内海が見えます。
午後というか夕方に伺ったので、西日がテラス席に伸びていました。
最初は涼しい風が吹いていてよかったのですが、このパラソルでは防ぎきれない陽ざしになり、やや暑くなってきました。
中に入ろうかとも思ったのですが、別の席にいた小さい子たちが中に入りそうだったので、やめておきました。
注文した後、少しテラスからの景色も眺めてみます。
風車の丘テラス席から
西の方には詫間、粟島などが陸地のように見えます。
真ん中は高見島。
気が付かなかったのですが、こうして見ると沖合にポツンと目立つので、この辺りの方はシンボルのように思えるでしょうね。
西側には多度津の街並みと工場地帯が見えました。
少し高台からこうして海を眺めるカフェは、珍しいですね。
人気があるのも、理解できます。
テラスでは振り向くと屋内のカウンター席のお客さんと目が合ってしまうので、それは注意が必要なところです。
しばらくすると、ワッフルがきました。
訪れた時期はまだ夏の陽ざしが残る頃だったのですが、秋や春などはここは気持ちがいいのだろうなあと思います。
僕は飲み物を、奥さんはワッフルを注文しました。
アイスクリームがのっているので、溶けないように、と早めに食べていました。
ワッフル、パリッと香ばしい感じで美味しかったのだそうです。
美味しくいただいた後、海岸寺の北側にある旧海水浴場に向かいました。
Cafe風車の丘
・所在地:〒764-0038 香川県仲多度郡多度津町東白方 864-1
・電話:0877-32-0368
・営業時間 : am8:30~夕日が沈むまで
・定休日 : 木曜日、第3金曜日
風車の丘と屛風浦(海岸寺海水浴場)
今回訪れる前、海岸寺をお参りする途中で、少し広めの場所があるなあ、と思っていました。
Cafe風車の丘から海岸寺までは車で2、3分です。
海側、海岸時に沿って垣根があるのですが、その一角が門になっていて、車で中に入って行けます。
ここが駐車場なのかどうかは、よくわかりませんが、何台か車が停まっていました。
中に入って行くと、こんな感じで、海辺の綺麗なところです。
上の写真はその前に行ったものです。
本当はその時に海岸も少し見ていたのですが、人が少なかったのと山の方へ行こうということになったので、行けていませんでした。
車を停めても大丈夫とは思いましたが、誰もいないとやはり心細いものです。
今回訪れると、何台も車が停まっていて、海岸にも人がいました。
帰ってから調べると、ここは昔海水浴場だったということです。
県のHPには、「西白方海岸(旧海岸寺海水浴場)」という表現が使われていますね。
なかなか表現し難いところなのですが、今でも海水浴場であるのか、そうではないのかは、検索やサイトだけではよくわかりませんでした。
わからなかったら、役場にお尋ねすれば大体のことは教えてくれます。
以前は「高見島」の読み方が「たかみじま」であるのか「たかみしま」であるのかも教えてくれました。(たかみじまが正しいのだそう)
尋ねてみたら、まだ夏のシーズンに海水浴場として利用される方はいるのだそうです。
感染対策のためにバーベキューなどは今の時期ご遠慮ください、とのことでした。
また駐車スペースについても、車を停める場合、海岸寺や神社の道に邪魔にならないように、道の上を避けて停めてほしい、とのことでした。
なるほど、「旧」とはあるものの、海の家などはないものの、まだ夏の季節には海水浴場として利用できることがわかりました。
お忙しいところ、貴重な情報をありがとうございました。
海水浴場だよ!と奥さんには伝えてみたものの、前回も今回も潮の関係で波打ち際は遠くにありました。
どうする?降りてみる?と聞くと、行ってみる、というので海岸へ降りて行きます。
この手前のところは砂の綺麗な浜になっているから、ここまで満ちてくれば綺麗な砂浜なのだと思います。
しかし、この時には随分沖合まで潮が引いていました。
母が瀬戸内海の出身なので、今でもしばらく海岸を見ていると潮が引いているのか、満ちているのかすぐにわかるのだと言っていたことがあります。
いやあ、これは僕も見につけたい能力の一つですが、なかなか難しいです。
毎日海を見ていないと、わからないのだろうなあと思います。
海の近くに住む方には笑われるかもしれませんが、僕から見たら「超能力」みたいに思えます。
しかしながら、砂浜から少し歩いて行けば潮だまりや波の打ち寄せる場所へ行ける、ということは何となくわかります。
西の方、太陽の下に見えるのは紫雲出山、荘内半島のあたりでしょうかね。
なかなかはっきりとは見えないものの、高見島や粟島からも見えるかもしれません。
まあ、あんまり島に気を取られていたら、下の水でシューズが濡れてしまうので、うまく避けながら歩いて行きます。
僕はここは行ける、と思ったところでも、奥さんは「むりー」と遠回りしていました。
屏風浦
ここに降り立って、どこに似ているのかと言われれば、仁尾の父母ヶ浜です。
ふと気が付いたのですが、「屏風浦」というのはここのことなのでしょうかね。
「屏風浦」とは、海側から望む天霧、弥谷などの山々が、屏風を立てめぐらせたような形をしていることから名づけられました。
多度津町【屏風浦海岸寺】(びょうぶがうらかいがんじ)より引用
四国別格二十霊場第18番札所である海岸寺は、「病気封じと幸運の寺」として知られています。
なるほど、海側から見たら、確かに屏風のように見えなくもないところ。
風車の丘からは木々に隠れて見えなかったので、こちらからも見えませんでした。
陽ざしの向きは違うし、潮だまりの感じも違うけれど、歩いた海岸の土やそこにいる海の生き物は似ています。
海岸寺の境内の方を眺めていて、これは水面に映るのでは?
おお、奥之院の建物が、水面に写り込んでいます。
よくよく他の方も見ていたら、同じように水面に映り込む姿を写真に撮っていました。
閉鎖されていないし、人も多くないので、ここなら気兼ねせずに撮れますね。
波打ち際まできましたので、この先は海です。
海底では、海藻などの生き物がこんな感じで生きているのですね。
わあ、一つ先では波が打ち寄せているのに、手前では静かな海面となっていて、視ているだけでなかなか面白い海岸です。
屏風浦から見る瀬戸内海
穏やかに打ち寄せるさざ波は、足元に届かず、一つ前で止まります。
西の海岸で水面近くから瀬戸内海を眺めるのは、もしかしてはじめてかもしれません。
これはなかなか綺麗な景色です。
確かにこれは写真を撮りたくなる風景ですね。
奥さんが「足元に時折透明な柔らかそうなものが落ちている」というので見ていましたが、クラゲか何かでしょうかね。
干からびてしまうでもなく、また海の水が満ちてくるのを待っていました。
小さな蟹もいっぱいいて、歩くたびにサササと穴に隠れてしまいます。
その様子が面白いので、僕は見ていたいのだけれど、奥さんはちょっと多すぎると、言っていました。
豊かな干潟なのですね。
陽ざしを受けて 10分くらいいたら、少し暑くなってきました。
戻ろう、と言うので、元来たルートを戻ります。
僕らと入れ替わるように、次の方がやって来ていて、賑やかに過ごされていました。
確かに、この辺りなら大きな声を出したり笑ったりしても、全て海が受け止めてくれるから、大丈夫ですね。
特に何かの百選に選ばれているわけでも、評判の海岸でもないのですが、何だか長閑で、綺麗な景色の海岸だなあと思います。
また潮が満ちてきて、砂浜近くまで来ると、印象も随分違うのでしょうね。
海岸寺と風車の丘、屛風浦をさっと巡りましたが、まだまだ何かあるのでは、と思うような場所でした。
屏風浦(海岸寺海水浴場)
〒764-0037 香川県多度津町西白方997 海岸寺北側
天気の良い日が続くので、もしお近くに来られた際には、是非立ち寄ってみてください。
それでは今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。