満濃池森林公園の桜 について、書いておこうと思います。
この記事を書いている頃、2020年3月は、なかなかお出かけの記事なんかは書き難くなってきているのですが、香川県には満濃池森林公園という、広いけれど人の少ない!公園があって、そこに行ったお話を書いておきます。
どうしようかな、とも思うこともあるけれど、なるべくいつもと同じように、同じ内容で書けたらよいなあと思います。(きっと今とは違う状況もやってくるだろうから)
道路が舗装されていて、小さい子からお年寄りまでまわりやすかった 満濃池森林公園のことなんかに、もしご興味がおありでしたら、どうぞお読みください。
※追記
もうこの記事を書いて一年になりますが、2021年の春も下記のようなお願いがHPに出ていました。
園内シートを敷いての宴会等自粛をお願いします!
公園ご利用の皆様におかれましては、日頃より新型コロナウイルス感染症拡大防止にご協力いただきありがとうございます。
さて、桜の開花時期にあたり重ねてのお願いですが、昨年に引き続き「桜の開花時期の宴会等の自粛」をお願いいたします。
香川県満濃池森林公園 管理事務所
まあ、宴会は仕方がないところですが、広くて、人が少ないことに関しては、安心して桜が見られる公園ですよ。
※追記終わり
満濃池
ではいつものように場所から見ていきますね。
香川や四国にお住いの方はまんのう公園といえば、大体の場所はわかっていただけると思います。
レオマや金毘羅さんなんかも近くにあります。
もちろん香川を代表するこれらの観光地の片隅に(いや別に隅ではない…)、満濃池森林公園はあります。
もしかしたら、地元のかがわさんたち(香川県の方)は、学校の遠足なんかで行ったことがあって、当たり前なのかもしれません。
しかし、僕も香川にきたばかりの頃は、今のようにWEBなんてなかったから、どこがどこだか区別がつきませんでした。
満濃池の東側には国営讃岐まんのう公園、その東側には香川県立満濃池森林公園、そして紛らわしいことに北側には、丸亀市立綾歌森林公園というのもあります。
道路にも標識みたいな形で掲げられているので、どうぞ間違わず行ってください。
この日は奥さんも休みで、子どもは春休み。
本当であれば旅行に行くはずだったのですが、各県の往来も控えた方が良いのではという情勢になっていて(厳密にはこの後でしたが)、やめました。
臨時休校がはじまってから、子どもが3月に外で遊んだのは、一度さぬき空港公園に行った際と、近所の公園に行っただけだったので、身体を動かせるところに行きたいと思っていました。
もちろんまんのう公園も素敵なのですが、春休みで混んでいるかもねということで、満濃池森林公園にしました。
満濃池森林公園は、広いし空いていることに関しては、間違いがないところです。
公共交通機関(JR)で行けないこともないけれど、ほぼ全員の方が車で来られていると思います。
無料の駐車場が普通車324台だそうで、広い敷地なので他にも駐車場があるのでは、と思ってしまいますが、一か所だけのようです。
駐車場に車を停めたところから、見ていきますね。
駐車場から置県百年記念の森へ
昼前でしたが、車の台数は約40台でした。
季節や時間帯によっては混んでいるのかもしれませんが、普段車を停めるのに困るということはなさそうです。
ご覧の通り、青空が一つもない曇天で(後から雨も…)した。
駐車場に入る手前から、桜のトンネルのようになっているので、車の中から見ても綺麗だなあという感じでした。
駐車場から第二運動場の方へ移動すると、森林の館が見えるので、そちらから公園内へ入りました。
訪れた当時、公園の利用にあたってという注意書きがあって、
・体調管理
・手洗いで殺菌
・オードブル形式の食事禁止
・多人数ではなく、他のグループとも間隔をあけ、接触を少なく
・散策の際も咳エチケット、マスクを
などが書かれていました。
公園の案内図の中には、車椅子・ベビーカー周遊コース案内図というのもあって、駐車場からそのままバリアフリーで園内を散策できるようです。
広くアップアダウンもある園内でしたが、車からそのまま散策できるコースがあるのは良いですね。
以前のように普段通りでれば森林の館の内部も見ていくのですが、今はやめておきます。
記憶では、公園の案内パンフレットや写真なんかが置いてあったように思います。
飲み物の自販機は園内にいくつかあったのですが、何かを食べたりするようなところはありません。
暑い時期にお菓子やアイスくらいあったらいいのにね。
第二運動場の桜を眺めながら、階段を下に進みます。
下の写真の奥からも行けるようになっていたので、好きな方面へ行ってください。
ちょうどベビーカーを押しながら歩いている方がいました。
なるほど、車も来ないし、静かでこれは良いですね。
階段を下りて道を下ると左右に広場が広がっていて、左側の芝生広場に入ります。
こちらは少し前に全国育樹祭の会場となりました。
奥さんと子どもはここでしばらく遊ぶというので、僕は桜並木が見える奥の方へ歩きました。
階段を上って右へ行くと置県百年記念の森があるようです。
「置県」ということなので、香川県が出来てから100年を記念して作られた森なのでしょうね。
1888年12月3日現在の47都道府県のうち最後にできた県(知っているようでしらなかった!常識なのかな…)だそうで、その置県100年だから、1988年なのだと思います。
上の写真の左側の道路沿いに桜が並木が続いています。
行ってみたくなりますよね。
脇に広場のような歩いて通り抜けられる道があったので、舗装された道路へ出てみます。
なるほど、車はここからは入れないようになっているのですね。
この先に都道府県の森があるようです。
空全体を覆うような感じではないのですが、実際にはどこもかしこも桜、という感じです。
そして人もいないので、鳥の声、虫の羽音、風に揺られる木々の音だけが聞こえてきます。
一人でお散歩されている高齢の方とすれ違いました。
すれ違ったのは、これで2人目。
本当であればもっと人がいるのだろうけれど、やはり閑散としています。
もう少し青空が広がっていたら、グリーン・ゲイブルズのアンがマシューの荷馬車に乗って向こうから現れそうな小径です。
しかし、その横には緑にうずもれた石碑があって、置県百年記念の、までしか読めませんでした。
どうして、各都道府県の木々を植えているのでしょうね。
香川県は最後に出来た県なので、香川県の100周年が、そのまま置県100年になるので、それを祝う行事が以前香川であったのだそうです。
帰宅してそのことを知るまで、なんで他の地域の木が?と思っていたので、何となくわかった気持ちになります。
全部だと多いので四国だけ紹介すると、愛媛はマツ、徳島はヤマモモ、高知はヤナセスギ、香川はオリーブ。
満濃池森林公園の桜
なかなか四季を通じて育てていくのは大変だろうと思います。(実際オリーブは木がなかった…)
そこを抜けて行くと、水の流れがあって、その脇に桜とユキヤナギ。
ちょうどこの奥には市町の森があるそうで、香川県の各市町(村はない)の木が植えれれていました。
合併前(10年以上経つが)の看板のままなので、少し懐かしい感じがします。
これはこれで、そっとこのままにしておいて、そういえば昔はこんな町の名前があったんだよね、とひっそり振り返れるスポットにしてほしいものです。
そして驚くべきことに、この辺りの雰囲気が僕はとても気に入りました。
どのへんが?と尋ねられると困るのですが、水が流れていて、地面には白いユキヤナギの花、上には満開の桜、森の奥からは鳥のさえずり。
人が大勢で来るような絶景や洗練されたという感じでは全くないのですが、素朴な森林公園の良い雰囲気を閉じ込めたような、そんな場所でした。
芝生広場の周囲に桜並木
賑やかな子どもの声が聞こえる、と思ったら小さなお子さんを連れた親子が通り過ぎました。3組目。
こういう風に歩いていて気が付いたのですが、結局最初に見た芝生広場の周囲を囲むように園路が整備されていて、その路地に桜並木があるようです。
芝生広場で遊んでいた奥さんと子どもが地面を見ていたので、見てみると、
立派なつくしでした。
先ほどの水の流れは、こちらの方までずっと続いているのですね。
ペットを連れた方も見かけました。4組目。
芝生の方はペット立ち入り禁止となっていましたが、園路はOKということになっているようです。
芝生広場の先には、第一運動広場があります。
東屋があって、幾人かの方がおられました。
写真だとわかりづらいのですが、地面の土と芝生が結構水分を持っていて、ぬかるんだ状態でした。
ちょっとこの日はここで運動という感じではありませんでした。
第一運動広場の奥には遊具のある広場があります。
子どもはもう遊具では遊ばない(それはそれで寂しいのだが)というので、以前訪れた際に撮った写真を掲載しておきます。
ポツリポツリと大粒の雨が降り出したので、駐車場に戻ります。
もうお一人ワンちゃんを連れた方がいたので、6組目。
もしかしたら、遠くて気が付かなった方がもう少しいたのかもしれません。
再び駐車場前の第二運動広場。
ここでも2、3組遊んでいましたが、雨が降って来たので車に戻っておられました。
もう今では散ってしまっただろうけれど、また来年も、その先も同じように穏やかに咲いているといいなあと思います。
ぐるっと歩いても30分ほどなので、天気の良い日にお散歩するのにもちょうど良いと思います。
お近くに来た際には立ち寄ってみてください。
それでは今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
香川県満濃池森林公園
・住所:〒769-0303 香川県仲多度郡まんのう町七箇字三田4109-24
・TEL・FAX:0877-78-3364
・駐車場:普通車324台大型バス10台分
・開園時間:4月1日~8月31日(夏時間)午前7時00分 ~ 午後7時00分
・開園時間:9月1日~3月31日(冬時間)午前7時30分 ~ 午後5時30分
・休園日:12月31日~1月3日