さて、今回は 庵治城岬公園の彫刻 について書いてみたいと思います。
今は高松市と合併しましたが、石の里は牟礼町と庵治町と別の自治体に跨っていまして、今回は庵治町の城岬公園(しろばなこうえん)です。
以前源平の古戦場を巡った際、舟隠しを訪ねて来たことがありましたが、その時から彫刻が置かれているので、じっくり見てみたいなあと思っていました。
庵治城岬公園の彫刻や、そこにある純愛ロード、牟礼地区に点在する彫刻作品なんかに、ご興味がある方の参考になれば幸いです。
目次
- 牟礼の野外にある彫刻
- 高松市牟礼総合体育館の彫刻
- 野上公園の彫刻
- 高松北高西側県道沿いの彫刻
- 城岬公園 場所と駐車場
- 庵治城岬公園の彫刻①
- 庵治城岬公園の彫刻②
- 庵治城岬公園の彫刻③
- 庵治城岬公園の彫刻④
- 城岬公園の純愛ロード
- 庵治城岬公園海辺から
牟礼の野外にある彫刻
庵治の城岬公園へ行く前に、いくつか牟礼にある彫刻作品を見てまわりました。
房前公園や石匠の里の彫刻作品を調べているうちに、野外の彫刻について書かれている方のブログを拝見し、なるほどと思って出かけました。
かけらを集める(仮)。
地方野外彫刻
牟礼の彫刻を調べていると、大体このお二人の記事が表示されるので、記事を拝見し手掛かりにしながら探して行きました。
まずは、牟礼原の交差点。
高松から行くと、郷屋敷の道を国道に抜ける道の途中にあります。
国道11号線から行くと、道の駅の東の交差点を右折し、しばらく行くとあります。
車から降りて見てみたいのですが、交通量が多く、前後ともに車が走っていたので、停められませんでした。(その後撮り直してきました。)
見られてよかったです。
高松市牟礼総合体育館の彫刻
続いて、高松市牟礼総合体育館。
体育館前に彫刻があるのは知っていましたが、どんなものかは曖昧でした。
奥には牟礼の図書館があり、駐車場があります。
1991年の作品なのでしょうね。
体育館のすぐ脇には、石彫ではないのですが、オブジェが置かれていました。
楊英風さん、石彫の里公園にも作品が展示されていました。
野上公園の彫刻
体育館から少し歩いて行くと、二つ作品を見ることができました。
まずは野上公園の作品。
ひと言で「野上公園」と言っても、なかなか場所が表示されるわけではないのですが、大体この辺だろうと歩いて探しました。
県営団地があるのですが、その近くになるのですね。
岩崎順一さんの「Sea II」も石匠の里公園、石の民俗資料館のエントランスにマケット(小型の模型)が展示されていました。
これらが、きっとどこかに展示されているに違いない、と思いながら探して行くのがは、なかなか楽しいところです。
牟礼町長賞を受賞された作品なのですね。
各賞を受賞した作品を、町内に展示しているのだろうと思います。
高松北高西側県道沿いの彫刻
もう一つ、野外に展示されている彫刻作品を見ておきたいと思います。
石彫の町「源平」と「石の町」牟礼町を見ると、「高松北高西側県道沿い」とあるのですが、車で通り過ぎる時に、何だろうかと気になっていました。
この彫刻の向こう側が北高敷地内になるので、すぐそばです。
こういう形の彫刻作品だったのですね。
城岬公園 場所と駐車場
さて、この後車で城岬公園へ向かいます。
一応最初に公園の場所と駐車場を見ておきます。
(もちろんご存知の方は読み飛ばしてください)
屋島の東側、牟礼の北側に庵治町があります。
庵治に向かう道(1つのみ)沿いに城岬公園があります。
周囲には石材加工の会社がたくさん並んでいます。
駐車場は、道に面したところと、左折して入っていく駐車場があります。
この日も平日でしたが、結構車でいっぱいです。
この辺りで車を停められる場所が少ないのもあるのでしょうね。
庵治城岬公園の彫刻①
駐車場に車を停め、公園内へ入って行きます。
もう入口からいくつもの彫刻が見えています。
なかなか全体を撮るのは難しいのですが、大きな船の遊具があるので、その上から撮りました。(誰もいなかったのでよかった…)
何度か訪れたことがありますが、午後には結構混んでいる印象があったので、この日は誰もいなくてよかったです。(しかし駐車場はいっぱい…)
一番手前にある彫刻作品から順番に見て行きますね。
まずは、佐治正大氏の「見つくせぬままに」。
一つずつ見ていて面白いなあと思うのは、場所によって展示するアーティストに違いがあるところです。
知らない、はじめての名前が次々と出てきます。
伊藤正人氏の「合掌」。
ここにいる時には作品名はわからなかったのですが、知ると手をあわせたくなりますね。
庵治城岬公園の彫刻②
続けて海辺の方を見てみます。
寺田武弘氏の「遺石一億年の海の底から」というタイトル。
ここで見た時には「本当に?」と思いましたが、本当でした…。
確かに遺跡っぽい感じです。
ロバート・シンドロフ氏の「SUN DISC」
もう一つ同じような輪の作品があるのですが、こちらは台の上に浮かんでいます。
竹内淑浩氏の「空間の記憶」。
どこかで見たような、という感じがしたのですが、はじめてでした。
よく見るとバランスや置き方など、いろいろ面白いなあと思います。
庵治城岬公園の彫刻③
再び海辺から駐車場の方へ戻るような感じで見て行きます。
鈴木武右衛門氏の「海に向かって(風になりたい沈黙)」。
お隣には宮地豊氏「石の事」。
二つの大きな石が重なっているのかな?と思って近づいたら中に石がありました。
渋谷吉昭氏の「やがて愛の風が吹いてくる」。
同じ名前の作品が他にもあるようです。
近藤隆氏の「追い風」。
風に関する作品名が多いのも一つの特徴です。
庵治城岬公園の彫刻④
海側に戻ると、長方形の石が積まれていましたが、これは水飲み場でした。
岩崎幸之助氏の「太陽暦No.3」。
先ほどは台座にのっていましたが、こちらは地面に直接設置されています。
穴の向こう側に瀬戸内海が見えるので、良い感じです。
海側と山側でまた雰囲気が違います。
崔召東氏「古跡香」。
韓国の作家の方なのですね。
角が丸くこすれていたので、皆さん座ったりされているのだと思います。
駐車場横に石のモニュメントがあるのですが、どなたも言及されていないので、作品名や作家名などはわかりませんでした。
駆け足で見て行きましたが、城岬公園内で見かけた彫刻作品は以上です。
どこかに作品の案内があると良いのですが、現地でもそういうのは見当たりませんでした。
城岬公園の純愛ロード
城岬公園には、彫刻の他に「純愛ロード」がありました。
海の青と樹木の緑が美しいロケーション抜群の臨海公園。特に夕日の美しさはすばらしく、多くのカップルや家族連れでにぎわいます。
城岬公園|スポット・体験|香川県観光協会公式サイト – うどん県旅ネットより引用
2004年に大ヒットした純愛映画「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地に近く、現在でもデートスポットの定番。公園内には、映画のフィルムに見立てて愛のメッセージを刻んだ地元特産の石が並ぶ「純愛ロード」もあり、カップルに人気のスポットとなっています。
少し中へ入り組んだ湾になっていて、その岸壁にメッセージが記された石が並んでいます。
なるほど映画のフィルムに見立てているのですね。
石のベンチもハートの形で、可愛らしいですね。
庵治城岬公園海辺から
純愛ロードからは屋島が見えます。
少し前に那須与一の扇の矢を再現するテレビ番組があり、この沖の扇を射っていました。
以前は源平古戦場として見に来ましたが、なかなか眺めの良いところです。
屋島の先には男木島。
その先は大島。
何もしなくても、特に用がなくても、ただ海を眺めるだけでも良いですね。
案内図にあるように、公園の敷地内に園と十字が描かれています。
この辺りを源平ロマン街道というのですね。
本当はここで帰ろうかと思ったのですが、「緑道公園やすらぎの道」というのが見えて、ついつい寄り道してしまいました。
そのお話はまた次回に。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。