庵治城岬公園の彫刻

四国瀬戸内海香川県高松市の庵治城岬公園の彫刻を見に行った際の様子です。大小さまざまな彫刻が設置されていました。

さて、今回は 庵治城岬公園の彫刻 について書いてみたいと思います。
今は高松市と合併しましたが、石の里は牟礼町と庵治町と別の自治体に跨っていまして、今回は庵治町の城岬しろばな公園(しろばなこうえん)です。
以前源平の古戦場を巡った際、舟隠しを訪ねて来たことがありましたが、その時から彫刻が置かれているので、じっくり見てみたいなあと思っていました。
庵治城岬公園の彫刻や、そこにある純愛ロード、牟礼地区に点在する彫刻作品なんかに、ご興味がある方の参考になれば幸いです。

目次

  1. 牟礼の野外にある彫刻
  2. 高松市牟礼総合体育館の彫刻
  3. 野上公園の彫刻
  4. 高松北高西側県道沿いの彫刻
  5. 城岬公園 場所と駐車場
  6. 庵治城岬公園の彫刻①
  7. 庵治城岬公園の彫刻②
  8. 庵治城岬公園の彫刻③
  9. 庵治城岬公園の彫刻④
  10. 城岬公園の純愛ロード
  11. 庵治城岬公園海辺から

牟礼の野外にある彫刻

庵治の城岬公園へ行く前に、いくつか牟礼にある彫刻作品を見てまわりました。
房前公園石匠の里の彫刻作品を調べているうちに、野外の彫刻について書かれている方のブログを拝見し、なるほどと思って出かけました。
かけらを集める(仮)。
地方野外彫刻
牟礼の彫刻を調べていると、大体このお二人の記事が表示されるので、記事を拝見し手掛かりにしながら探して行きました。

まずは、牟礼原の交差点。
高松から行くと、郷屋敷の道を国道に抜ける道の途中にあります。
国道11号線から行くと、道の駅の東の交差点を右折し、しばらく行くとあります。

水のかたち 高濱英俊
高松市牟礼町原の交差点 水のかたち 高濱英俊

車から降りて見てみたいのですが、交通量が多く、前後ともに車が走っていたので、停められませんでした。(その後撮り直してきました。)

水のかたち ascent 高濱英俊
水のかたち ascent 高濱英俊
水のかたち ascent 高濱英俊
水のかたち ascent 高濱英俊

見られてよかったです。

高松市牟礼原の交差点 水のかたち 高濱英俊の場所
高松市牟礼原の交差点 水のかたち 高濱英俊の場所

高松市牟礼総合体育館の彫刻

続いて、高松市牟礼総合体育館。
体育館前に彫刻があるのは知っていましたが、どんなものかは曖昧でした。

高松市牟礼総合体育館 MESSAGE OF ETERNITY 高岡 典男
高松市牟礼総合体育館 MESSAGE OF ETERNITY 高岡 典男

奥には牟礼の図書館があり、駐車場があります。

高松市牟礼総合体育館 MESSAGE OF ETERNITY 高岡 典男
高松市牟礼総合体育館 MESSAGE OF ETERNITY 高岡 典男
高松市牟礼総合体育館 MESSAGE OF ETERNITY 高岡 典男
高松市牟礼総合体育館 MESSAGE OF ETERNITY 高岡 典男

1991年の作品なのでしょうね。
体育館のすぐ脇には、石彫ではないのですが、オブジェが置かれていました。

高松市牟礼総合体育館 宇宙からのメッセージⅢ 楊英風
高松市牟礼総合体育館 宇宙からのメッセージⅢ 楊英風
高松市牟礼総合体育館 宇宙からのメッセージⅢ 楊英風
高松市牟礼総合体育館 宇宙からのメッセージⅢ 楊英風

楊英風さん、石彫の里公園にも作品が展示されていました。

野上公園の彫刻

体育館から少し歩いて行くと、二つ作品を見ることができました。
まずは野上公園の作品。
ひと言で「野上公園」と言っても、なかなか場所が表示されるわけではないのですが、大体この辺だろうと歩いて探しました。
県営団地があるのですが、その近くになるのですね。

高松市牟礼野上公園の彫刻 Sea II 岩崎 順一
高松市牟礼野上公園の彫刻 Sea II 岩崎 順一
高松市牟礼野上公園の彫刻 Sea II 岩崎 順一
高松市牟礼野上公園の彫刻 Sea II 岩崎 順一

岩崎順一さんの「Sea II」も石匠の里公園、石の民俗資料館のエントランスにマケット(小型の模型)が展示されていました。

石匠の里公園の彫刻 SeaⅡ 岩崎 順一
石匠の里公園の彫刻 SeaⅡ 岩崎 順一

これらが、きっとどこかに展示されているに違いない、と思いながら探して行くのがは、なかなか楽しいところです。

高松市牟礼野上公園の彫刻 Sea II 岩崎 順一
高松市牟礼野上公園の彫刻 Sea II 岩崎 順一

牟礼町長賞を受賞された作品なのですね。

高松市牟礼野上公園の彫刻 Sea II 岩崎 順一
高松市牟礼野上公園の彫刻 Sea II 岩崎 順一
高松市牟礼野上公園の彫刻 Sea II 岩崎 順一
高松市牟礼野上公園の彫刻 Sea II 岩崎 順一

各賞を受賞した作品を、町内に展示しているのだろうと思います。

高松北高西側県道沿いの彫刻

もう一つ、野外に展示されている彫刻作品を見ておきたいと思います。
石彫の町「源平」と「石の町」牟礼町を見ると、「高松北高西側県道沿い」とあるのですが、車で通り過ぎる時に、何だろうかと気になっていました。

牟礼高松北高校近くの彫刻 genesis(Ⅲ) 太田 清人
牟礼高松北高校近くの彫刻 genesis(Ⅲ) 太田 清人
牟礼高松北高校近くの彫刻 genesis(Ⅲ) 太田 清人
牟礼高松北高校近くの彫刻 genesis(Ⅲ) 太田 清人

この彫刻の向こう側が北高敷地内になるので、すぐそばです。

牟礼高松北高校近くの彫刻 genesis(Ⅲ) 太田 清人
牟礼高松北高校近くの彫刻 genesis(Ⅲ) 太田 清人

こういう形の彫刻作品だったのですね。

牟礼高松北高校近くの彫刻 genesis(Ⅲ) 太田 清人
牟礼高松北高校近くの彫刻 genesis(Ⅲ) 太田 清人
牟礼高松北高校近くの彫刻 genesis(Ⅲ) 太田 清人
牟礼高松北高校近くの彫刻 genesis(Ⅲ) 太田 清人
高松市牟礼総合体育館周辺の彫刻
高松市牟礼総合体育館周辺の彫刻

城岬公園 場所と駐車場

さて、この後車で城岬公園へ向かいます。
一応最初に公園の場所と駐車場を見ておきます。
(もちろんご存知の方は読み飛ばしてください)

屋島の東側、牟礼の北側に庵治町があります。
庵治に向かう道(1つのみ)沿いに城岬公園があります。

城岬公園の場所
城岬公園の場所

周囲には石材加工の会社がたくさん並んでいます。

城岬公園の場所
城岬公園の場所
城岬公園の駐車場
城岬公園の駐車場

駐車場は、道に面したところと、左折して入っていく駐車場があります。
この日も平日でしたが、結構車でいっぱいです。
この辺りで車を停められる場所が少ないのもあるのでしょうね。

庵治城岬公園の彫刻①

駐車場に車を停め、公園内へ入って行きます。

城岬公園
城岬公園

もう入口からいくつもの彫刻が見えています。
なかなか全体を撮るのは難しいのですが、大きな船の遊具があるので、その上から撮りました。(誰もいなかったのでよかった…)

城岬公園の彫刻
城岬公園の彫刻
城岬公園の彫刻
城岬公園の彫刻

何度か訪れたことがありますが、午後には結構混んでいる印象があったので、この日は誰もいなくてよかったです。(しかし駐車場はいっぱい…)
一番手前にある彫刻作品から順番に見て行きますね。

まずは、佐治正大氏の「見つくせぬままに」。

城岬公園の彫刻 見つくせぬままに 佐治 正大
城岬公園の彫刻 見つくせぬままに 佐治正大

一つずつ見ていて面白いなあと思うのは、場所によって展示するアーティストに違いがあるところです。
知らない、はじめての名前が次々と出てきます。

伊藤正人氏の「合掌」。

城岬公園の彫刻 合掌 伊藤 正人
城岬公園の彫刻 合掌 伊藤正人

ここにいる時には作品名はわからなかったのですが、知ると手をあわせたくなりますね。

城岬公園の彫刻 合掌 伊藤 正人
城岬公園の彫刻 合掌 伊藤 正人

庵治城岬公園の彫刻②

続けて海辺の方を見てみます。

城岬公園の彫刻
城岬公園の彫刻

寺田武弘氏の「遺石一億年の海の底から」というタイトル。
ここで見た時には「本当に?」と思いましたが、本当でした…。

城岬公園の彫刻 遺石一億年の海の底から 寺田 武弘
城岬公園の彫刻 遺石一億年の海の底から 寺田 武弘

確かに遺跡っぽい感じです。

城岬公園の彫刻 遺石一億年の海の底から 寺田 武弘
城岬公園の彫刻 遺石一億年の海の底から 寺田 武弘
城岬公園の彫刻 遺石一億年の海の底から 寺田 武弘
城岬公園の彫刻 遺石一億年の海の底から 寺田 武弘

ロバート・シンドロフ氏の「SUN DISC」
もう一つ同じような輪の作品があるのですが、こちらは台の上に浮かんでいます。

城岬公園の彫刻 SUN DISC ロバート・シンドロフ
城岬公園の彫刻 SUN DISC ロバート・シンドロフ

竹内淑浩氏の「空間の記憶」。

城岬公園の彫刻 空間の記憶 竹内 淑浩
城岬公園の彫刻 空間の記憶 竹内 淑浩

どこかで見たような、という感じがしたのですが、はじめてでした。

城岬公園の彫刻 空間の記憶 竹内 淑浩
城岬公園の彫刻 空間の記憶 竹内 淑浩
城岬公園の彫刻 空間の記憶 竹内 淑浩
城岬公園の彫刻 空間の記憶 竹内 淑浩

よく見るとバランスや置き方など、いろいろ面白いなあと思います。

庵治城岬公園の彫刻③

再び海辺から駐車場の方へ戻るような感じで見て行きます。
鈴木武右衛門氏の「海に向かって(風になりたい沈黙)」。

お隣には宮地豊氏「石の事」。
二つの大きな石が重なっているのかな?と思って近づいたら中に石がありました。

城岬公園の彫刻 石の事 宮地 豊
城岬公園の彫刻 石の事 宮地 豊
城岬公園の彫刻 石の事 宮地 豊
城岬公園の彫刻 石の事 宮地 豊

渋谷吉昭氏の「やがて愛の風が吹いてくる」。
同じ名前の作品が他にもあるようです。

城岬公園の彫刻 やがて愛の風が吹いてくる 渋谷 吉昭
城岬公園の彫刻 やがて愛の風が吹いてくる 渋谷 吉昭
城岬公園の彫刻 やがて愛の風が吹いてくる 渋谷 吉昭
城岬公園の彫刻 やがて愛の風が吹いてくる 渋谷 吉昭

近藤隆氏の「追い風」。
風に関する作品名が多いのも一つの特徴です。

城岬公園の彫刻 追い風 近藤 隆
城岬公園の彫刻 追い風 近藤 隆

庵治城岬公園の彫刻④

海側に戻ると、長方形の石が積まれていましたが、これは水飲み場でした。

城岬公園の水飲み場
城岬公園の水飲み場

岩崎幸之助氏の「太陽暦No.3」。
先ほどは台座にのっていましたが、こちらは地面に直接設置されています。

城岬公園の彫刻 太陽暦No.3 岩崎 幸之助
城岬公園の彫刻 太陽暦No.3 岩崎 幸之助

穴の向こう側に瀬戸内海が見えるので、良い感じです。

城岬公園の彫刻 太陽暦No.3 岩崎 幸之助
城岬公園の彫刻 太陽暦No.3 岩崎 幸之助
城岬公園の彫刻 太陽暦No.3 岩崎 幸之助
城岬公園の彫刻 太陽暦No.3 岩崎 幸之助

海側と山側でまた雰囲気が違います。

城岬公園の彫刻 太陽暦No.3 岩崎 幸之助
城岬公園の彫刻 太陽暦No.3 岩崎 幸之助

崔召東氏「古跡香」。
韓国の作家の方なのですね。

城岬公園の彫刻 古跡香 崔召東
城岬公園の彫刻 古跡香 崔召東
城岬公園の彫刻 古跡香 崔召東
城岬公園の彫刻 古跡香 崔召東

角が丸くこすれていたので、皆さん座ったりされているのだと思います。

城岬公園の彫刻 古跡香 崔召東
城岬公園の彫刻 古跡香 崔召東

駐車場横に石のモニュメントがあるのですが、どなたも言及されていないので、作品名や作家名などはわかりませんでした。

城岬公園駐車場横のモニュメント
城岬公園駐車場横のモニュメント

駆け足で見て行きましたが、城岬公園内で見かけた彫刻作品は以上です。
どこかに作品の案内があると良いのですが、現地でもそういうのは見当たりませんでした。

城岬公園の純愛ロード

城岬公園には、彫刻の他に「純愛ロード」がありました。

城岬公園 純愛ロード
城岬公園 純愛ロード

海の青と樹木の緑が美しいロケーション抜群の臨海公園。特に夕日の美しさはすばらしく、多くのカップルや家族連れでにぎわいます。
2004年に大ヒットした純愛映画「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地に近く、現在でもデートスポットの定番。公園内には、映画のフィルムに見立てて愛のメッセージを刻んだ地元特産の石が並ぶ「純愛ロード」もあり、カップルに人気のスポットとなっています。

城岬公園|スポット・体験|香川県観光協会公式サイト – うどん県旅ネットより引用

少し中へ入り組んだ湾になっていて、その岸壁にメッセージが記された石が並んでいます。

城岬公園 純愛ロード
城岬公園 純愛ロード
城岬公園 純愛ロード
城岬公園 純愛ロード

なるほど映画のフィルムに見立てているのですね。

城岬公園 純愛ロード
城岬公園 純愛ロード
城岬公園 純愛ロード
城岬公園 純愛ロード

石のベンチもハートの形で、可愛らしいですね。

庵治城岬公園海辺から

純愛ロードからは屋島が見えます。
少し前に那須与一の扇の矢を再現するテレビ番組があり、この沖の扇を射っていました。

城岬公園から屋島
城岬公園から屋島

以前は源平古戦場として見に来ましたが、なかなか眺めの良いところです。

城岬公園から屋島
城岬公園から屋島

屋島の先には男木島。

城岬公園から男木島
城岬公園から男木島

その先は大島。

城岬公園から大島
城岬公園から大島

何もしなくても、特に用がなくても、ただ海を眺めるだけでも良いですね。

城岬公園(2021年12月)
城岬公園
城岬公園
城岬公園 案内図
城岬公園 案内図

案内図にあるように、公園の敷地内に園と十字が描かれています。
この辺りを源平ロマン街道というのですね。

城岬公園 案内図
城岬公園 案内図
城岬公園 案内図
城岬公園 案内図

本当はここで帰ろうかと思ったのですが、「緑道公園やすらぎの道」というのが見えて、ついつい寄り道してしまいました。
そのお話はまた次回に。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

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