香川県にはたくさん美味しいものがあるので、そんなに めのりのつくだ煮 ばかり作らなくてもよいじゃないか、と奥さんは言っています。
最初は、「1キログラム」という重さを感じながら…。「メノリのつくだ煮」。
次に、早春の味覚!瀬戸内海の生海苔を煮る「メノリ(生のり)の佃煮」
と何度かめのりのつくだ煮を作ってきました。
しかし、やはりすぐ近くの瀬戸内海、宇多津沖で採れためのり(生のり)がスーパーで売っていたら、やはり一年に一度くらいはつくだ煮にして食べてみたいものです。
そんなに凝ったものではなくて、素材の味と、素朴な醤油味ですが、3,4日おいてから食べると美味しいものだから、僕はついつい買ってしまいます。
めのりのつくだ煮のことなんかに、もしご興味がおありでしたら、どうぞお読みください。
海苔の養殖は、香川県の漁業の中でも重要な産業の一つで、毎年冬になると海苔の試食会や、恵方巻などによって販路の拡大が行われています。
瀬戸内海のミネラルをたっぷり含んだノリは、「海の野菜」と呼ばれるくらい栄養満点です。
海苔 | LOVEさぬきさん より引用
中でも11月から12月に各産地で最初に摘み採られた初摘みノリはやわらかい歯触りと香り高い風味が際立ちます。
現在市販されているノリのほとんどは養殖により生産されています。
香川県ではハマチ養殖とともに、県漁業を支える重要な産業のひとつです。
普通のイメージで海苔というと、焼きのりや瓶詰になったつくだ煮なんかを思い浮かべるかもしれませんが、香川のスーパーでは2月頃になると、こんな感じで海苔が販売されています。
これまでも屋島沖は見たことはありましたが、こういうパッケージで「瀬戸内海産宇多津の生のり」というのは、はじめて見ました。
瀬戸大橋が描かれています。
沙弥島なので、それを「宇多津沖」というのか実際にはよく知らないけれど、砂浜の向こうに筏が見えていました。
これが海苔の養殖かどうかもよくわからないけれど、イメージ的にはこんな感じかと思います。
※その後、2020年6月にオープンした四国水族館。
ここが宇多津沖になるのでしょうかね。
さて、めのりの価格ですが、今回購入した約1kgのものは398円でした。
598円くらいから始まって、498円になることもあり、398円になっていたので買いましたが、もう少し安くなる時もあるかもしれません。
まずはざるにあげて、流水で洗います。
何度かこの作業をしていますが、なかなかどのくらいまで洗えばよいのかわからず、またこの時期は非常に水が冷たいので、「ああ、めのりの時期なんだなあ」という気持ちになります。
何と言っても一年に一度なので、気のせいかもしれませんが、いつも使っているめのりに比べ、やや太い気がします。
わかめ、とまではいかないけれど、しっかりした生のりです。
細いと網目から流れてしまうのですが、しっかりとしていたので洗いやすかったです。
やはりその年や場所によって生育状況なども違うのでしょうかね。
つくり方といっても、もうこれを弱火で混ぜながらぐずぐずと煮るだけです。
もしかしたら、こういうのが僕は一番好きなのじゃないかと思うのですが、少しめのりに火が通ってくると、色が変わってきます。
磯の香りが広がって、少し濃い緑色に変わってきました。
調味料ですが、僕はお醤油と鶏がらスープの素を少々入れました。
奥さんや子どもは食べないというので、砂糖は入れませんでしたが、お好みにあわせて調節してみてください。
20分ほどで水気がなくなり、もっさりとしてきたら完成です。
出来たばかりだと、フレッシュな感じがしまして、僕は冷蔵庫で3日ほど経った頃からが美味しいと思います。
めのりのつくだ煮
【材料】
・めのり 約1㎏
・醤油 50~60㏄
・鶏ガラスープの素 小さじ1
【つくり方】
1 めのりは流水で2,3回水を替えて洗い、ざるに30分ほどあげて水気を切る
2 鍋に入れて強火にかけ、醤油・鶏ガラスープの素を加える。焦げないように最初はヘラで混ぜる
3 緑色に変わったら弱火にし、20分ほど粘りが出るまで煮る。
1週間ほど保存できるということですが、みそ汁なんかにも入れて食べると、そんなに残りません。
温かい炊き立てのご飯にのせて食べると、海の味が口に広がります。
この時期だけの美味しさですね。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただきありがとうございます。