さて、今回は2月に 男木島第一水仙郷へ 行ったことを書いておきたいと思います。
ここ数年2月に水仙を見るために男木島を訪れているのですが、第一水仙郷の場所がよくわからなくて、そのままになっていました。
男木島の灯台から第二水仙郷、第一水仙郷を歩いて巡ったことに、ご興味のある方の参考になれば幸いです。
目次
- 男木島第一水仙郷を目指して
- 高松港を出港
- 女木から男木へ
- 男木島灯台へ
- 男木島灯台
- 男木島水仙郷の案内図
- 男木島第二水仙郷までの道
- 男木島第二水仙郷
- 男木島第一水仙郷へ の道
- 男木島第一水仙郷へ 水仙の道
- 男木島第一水仙郷を探して
- 男木島灯台へ引き返す
男木島第一水仙郷を目指して
普段なら最初に場所を見つけて、ここに行こうと行動を開始するのですが、今回は「ここじゃないだろうか…」という感じで行ってみます。
何度か第二水仙郷(第1、第2の書き方でもよいが、今回は「一」「二」にしますね)には行きましたが、「第一水仙郷」は「ここかな?」というくらいしかわかりませんでした。
先ほど見たらgooglemapにも「第1水仙郷」として場所が指定されているので、ここなのではないだろうか、と思うのですが、まあ見ていくことにしますね。
男木島の場所はこの辺り。
高松港の沖合、女木島と男木島は香川県高松市にあります。
高松港からフェリーが出ていて、女木経由で約40分の船旅です。
男木港からは徒歩約30分で男木灯台まで行きます。
この道は比較的平坦で舗装された道ですが、灯台からは山道の上り坂が続きます。
では、実際に高松港を出るところから、見て行きますね。
高松港を出港
まあ、これは普通どっちでもいいところなのですが、船に乗るところは書いておきたいと思います。
本当ならば、新造船のシマシマのめおんに乗ることを楽しみにしていたのですが、この日は点検中ということで、めおん2でした。
まあ、また瀬戸芸があるから、乗る機会がありますね。
乗船すると(いつもながらなぜかぎりぎり)、結構多くの方が乗っていました。
天気もよかったので、皆さん出かけたくなりますよね。
フェリーも昨年以来だから本当に久しぶりという感じです。
港を見送る光景を、また今年はたくさん見られるとといいなあと思います。
赤いガラスの灯台「せとしるべ」を過ぎ、
向かいの白灯台が過ぎていきます。
毎日見ている方には、何ら変わったこともないことに見えるかもしれませんが、やはり晴れた日に見る海は、とても気持ちがよかったです。
女木から男木へ
フェリーのデッキからは屋島の北嶺と大島。
奥には豊島、小豆島。
もう少し沖合に出ると、屋島全体が見えました。
こんな感じで、ずっと島の様子を見ていても良いのですが、出航から20分ほどで女木港へ到着です。
いつものように半分くらいの方が降りました。
船が女木港に入る際に見える「おにの灯台モニュメント」はアキホタタさんの作品です。
ちょうど観光客の方がいたから、その大きさがよくわかります。
その後フェリーめおん2は女木港から男木港へ向かいます。
前方にちょっとお邪魔して男木港を見てきました。
良い天気なので、海も空も綺麗なブルーです。
男木島に到着!
男木島灯台へ
男木島へ降り立ち、トイレを済ませてから灯台に向かいます。
少し並んでいましたので、その間に今回見てみたかった建物を見てみます。
ちょうど男木島の魂の真向かいに出来ていました。
新築された男木コミュニティセンターです。
ちょうど行った日にお引越しをされていたのか、トラックで荷物を運ばれていました。
瀬戸芸までに間に合って、よかったですね。
男木港から灯台までの道のりについては、男木島水仙郷で詳しく書いていますのでよければご覧になってください。
ブログの良いところですが、水仙郷のことを書きたいので、灯台が見えてきたところから。
同じフェリーに乗って来た方と、大体同じルートを行くことになります。
向かいからは、その前のフェリーでやって来た人とすれ違います。
途中誰もいないところではマスクを外して、大きく息を吸い込みます。
ああ、気持ちがいい。
道の向かいから、或いは後ろから人が来るとおもむろにマスクを着け、「こんにちは」なんてあいさつしました。
そういえば、こんな感じでもう2年もしているので、その感じに慣れてしまって気もします。
灯台の入口には、軽トラと工事の物資が積み上げられていました。
なるほど、水仙郷の遊歩道を整備されているのですね。
男木島灯台
何年か前に灯台の内部に入って見学する機会があって、その時にはすごい行列でしたが、この日は灯台のまわりには誰もいませんでした。
1957(昭和32)年に映画「喜びも悲しみも幾年月」のロケ地となった男木島灯台。
男木島灯台・男木島灯台資料館|スポット・体験|香川県観光協会公式サイト – うどん県旅ネットより引用
125年の歴史をもつ、全国的にも珍しい無塗装、庵治石造りの灯台は、「日本の灯台50選」にも選ばれています。
灯台に併設された「男木島灯台資料館」では、全国の灯台や男木島の歴史等に関する資料を展示しています。
ここにもお手洗いがあるので、一度休憩します。
ここのお手洗いは空いていましたが、やや古いので、なるほど男木の魂のお手洗いが行列になるのも理解できました。
もちろん建物の建替えや遊歩道の整備もとても大切なことですが、綺麗なお手洗いがある(特に女性用)というのも、観光地の大事なところだなあ、と思います。
灯台を横切って進むと、その先に水仙郷への登り口があります。
男木島水仙郷の案内図
ここに案内板が一つありますので、見てみます。
この案内板は、男木島北部の観光名所を強調しているので、距離感が幾分違うのですよね…。
大体の場所はわかるのですが、実際に歩いて見ると「あれ?あれ?」ということになります。
そこでお勧めしたいのは、灯台に来る道の途中にあった案内板。
この案内板は、昨年はまだなかったと思うので、今年はじめてみました。
こちらの案内板の方が実感に近いと思います。
行った後なので、僕も自分なりの地図を作るとこんな感じです。
第二水仙郷までは10分もかからないけれど、そこからずっと上りが続きますので、ちょっとした山登りになります。
奥さんはその上り坂を知っているので「行かない」とのこと。
僕もどうしようかと思うけれど、今年は行くと決めていたので、行ってみます。
男木島第二水仙郷までの道
猪よけの柵を超え、山道を上って行きます。
道沿いには水仙の花がたくさん咲いていました。
水仙郷という言葉もいいけれど、この遊歩道は水仙の道という表現がぴったりです。
ここから第二、第一水仙郷まで、ずっと水仙の道が続きます。
水仙と灯台と瀬戸内海。
花の香りが辺りに広がり、爽やかな春の兆しを感じながら上っていきます。
最初はよかったものの、階段の上りがずっと続きます。
「ちょっと待って、ちょっと休憩」と言いながら、上ったり止まったり。
ふと道の横から下を見ると、綺麗な海岸が見えました。
エメラルドグリーンの岩礁、何か呼び方はないだろうか、と考えてしまいました。
男木島第二水仙郷
途中で「第一水仙郷まであと800m」の看板がありました。
灯台から階段を上がって第二水仙郷に着くまでの距離は、特に案内板に書かれていませんでしたが、300mくらいだと思います。
休み休み上っても約10分。
つまり、第二水仙郷に行く2.7倍ほど上りが続きます。
少し木々が減り、ひらけた斜面が見えて来ると、男木島第二水仙郷に到着です。
この場所から海が見えるので、とてもいいところです。
もしもっと登ったらこれより素晴らしい景色があるのでは、とも思うけれど、ここが一番です。
奥さんはこのベンチでしばらくいた後、下の砂浜にいるとのこと。
男木島第一水仙郷へ の道
上から数組の方が下りてきました。
そうか、第一、第二と見て行けば、ここが水仙郷のクライマックス、ということになるのですね。
しかし、僕は今回ここから第一水仙郷へ行かなくてはなりません。
両端の水仙がそよ風に揺られながら、登って登って、と言っているように見えました。
見えている角のところまで行くと、またその奥には階段が続きます。
水仙の道はとても綺麗なのですが、ずっと登ることになるので、途中で写真を撮って休みます。
木々の合間から豊島が見えました。
徐々に高い場所へ向かっているのがわかります。
前を撮っては後ろを振り返り撮る、を繰り返しましたが、果たしてこんな山道の階段を誰が見るんだろうと思いながら歩き続けます。
そうそう、ふらっと登れるのでは、という気持ちで行ったらとても大変ですよ、ということがいいたいのですね、たぶん。
息を弾ませ、もういくら何でもそろそろ着くのでは、という期待を込めて足を前に。
男木島第一水仙郷へ 水仙の道
もし灯台から続く階段を登ってきたなら、この看板が見えてくればひと安心です。
第一水仙郷までの道に、これ以上急な上り坂や階段はありません。
左右に分かれる道で、左はタンク岩、右はジイの穴、展望所とあります。
僕らが目指す第一水仙郷は右手、「ジイの穴」という方向へ向かってください。
「第一水仙郷まであと300m」という案内板もありました。
ということは、第一水仙郷から約500mの階段を登ってきたということですね。
500m、と思って頑張って上ってください。
山側を見ると、石垣が積まれているような雰囲気でした。
随分古そうな感じですが、崩れるのを防いでいるのでしょうかね。
ここから300mは一部緩い上りと下り坂が続きます。
少し木々も少なく光が差し込んでいるので、水仙の道も輝いて見える気がします。
(精神的にも肉体的にも…)
ここからの道はとても素敵な雰囲気でした。
春の陽に輝く水仙の道。
ベンチに腰掛け、しばらくここにいても良いのだけれど、第一水仙郷へ向かわなければなりません。
下り坂、最高!
そして、この斜面の道沿いに植えられた水仙が、この日最も印象的でした。
木々の隙間からの瀬戸内海も、青さが際立って綺麗に見えます。
男木島第一水仙郷を探して
この辺りの道の階段が綺麗になっていたので、ちょうど整備されていたのでしょうね。
ここまで資材を持って登って来ることを考えると、とても重労働ですね。
何往復もするのだろうから…。
しかし、そのおかげで多くの方が安全で快適に散策することが出来ています。
数組、子ども連れの方ともすれ違いました。
最後の下り坂の正面に緩やかな斜面が見えました。
おそらくこの場所が男木島第一水仙郷です。
第二水仙郷のように、海が見えて「わあ!」という感じではないのですが、斜面に水仙が咲いています。
もう少し先に進んでみますね。
第一水仙郷から少し進むとまた看板が見えてきました。
ここからさらに上がると「ジイの穴 展望所」となっているので、先ほど見てきた案内板の通り、その手前の場所が第一水仙郷でよいようです。
もし灯台から登るのではなく、灯台へ行く道の途中の登山口から来れば、ここが最初の水仙郷になるので、「第一」になるのでしょうね。
男木島灯台へ引き返す
僕はこのまま下りて行っても良いのですが、帰り道に動画を撮りながら引き返しました。
ここまで約30分。
奥さんも灯台で待っているので、急ぎつつ…。
第一水仙郷を横切って来た道を戻ります。
この場所ともう一つ同じようにひらけた斜面がありました。
こちらもちらほら水仙が咲いているのですが、ここもたくさん咲いたら壮観だろうなあと思います。(もしかしたらこちらも第一水仙郷の一部なのかも、とも思います)
まあ、この辺り一帯が第一水仙郷ですので、見過ごさないようにお気を付けください。
帰り道も水仙を眺めながら灯台に戻ります。
引き返す道は下りが多めで、距離の感覚がつかめているので、楽でした。
第二水仙郷に着くと、奥さんの姿は見えませんでした。
もう下の砂浜に降りたのでしょうね。
ここで男木島水仙郷のお話はひと区切り。
探していた男木島第一水仙郷を自分の目で確かめることが出来てよかったです。
さて次回は砂浜からランチを食べたお話を書く予定です。
もしよろしければまたご覧ください。
それでは今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。