さて、前回の房前公園に続いて今回は 東かがわ安戸池 について書いてみようと思います。
突如思いついて東かがわに行ったわけではなくて、JAFのぐるり東かがわスタンプラリーがあったので、行ってみようと思いました。
以前坂出のスタンプラリーでも、神谷神社に城山、四谷シモン人形館などなかなか行こうと訪れない場所があったので、今回もそんな場所があるのだろうか、という興味もありました。
結果から言うと、マーレリッコ、とらまるパペットランド、しろとり動物園、讃州井筒屋敷、香川のてぶくろ資料館アウトレットの5つで、いずれも訪れたことのある場所でした。
しかし、マーレリッコや讃州井筒屋敷のことは書いたことがないなあ、と思い書いておくことにしました。
東かがわ市安戸池 のことや活魚料理讃岐家のこと、ぐるり東かがわスタンプラリーのことなんかにご興味がおありの方がいましたら、どうぞお読みください。
目次
とらまる公園から讃岐家へ
いつもならば「まずは場所から」ということになるのですが、今回はスタンプラリーなので、何か所か巡ります。
高松を出たのが昼前で、まずは一番手前のとらまるパペットランドへ。
香川県の一番東側が東かがわ市です。
高松から国道11号線を車で約1時間、東かがわ市のとらまる公園に到着です。
僕は大体彫刻作品のある芝生広場の駐車場へ停めることが多いのですが、そこはスタンプスポットのエリア外となっていました。
ここならば、と停めた駐車場もエリア外…。
ここから歩いてミニチュア児童館のそばへ行きます。
とらまるパペットランドのミニチュア児童館の方まで行き、スタンプを受け取ることができました。
まあ、これは大半の方にはどうでもよいことですが、JAFのスタンプラリーを始めるまでの設定が長すぎます。
まずJAFの会員番号をアプリに登録するのですが、そのログインパスワードを求められます。アプリにログインした後にこのスタンプラリーに参加登録を行うのですが、この一連の操作が手間で仕方がないところ。 使いにくさで言えば、JAFのアプリはマイナといい勝負です。
しかし考えようによっては、JAF会員で、さらにアプリ登録して、さらに東かがわを巡るという、参加者が大勢にはならないので(たぶん)、当たる確率もあがるのかもしれない、と思います。
パスワードリセットなどをしていたら、結局参加設定までに 30分ほどかかりました。
この日は奥さんも一緒に来ていて「まだ?まだ?諦めたら」なんて言ってくるのですが、せっかく来たのに諦められない、という感じ。
何とか一つ目のスタンプを貰いました。
活魚料理讃岐家の駐車場
いつの間にかお昼を過ぎていて、奥さんはお腹が空いたので早く海鮮丼を食べたい、と言っています。
前回訪れて食べた海鮮丼がちょうどいいボリュームで気に入ったらしく、再び讃岐家さんで食べることにしました。(ここはスタンプラリーとは関係がないです)
本当はこの後に安戸池に行くので、ワーサン亭でもよかったのですが、事前に調べたらこの日はお休みでした。
なかなかワーサン亭で食べることができません。
とらまる公園から車で約15分。
国道11号線沿い、徳島県境の手前に讃岐家さんがあります。
向かいには「うどんや」さんがあるので、活魚かうどんか選べていいですね。
平日の昼過ぎということもあってか、駐車場も空いていたので、写真を撮りました。
週末には、大体この辺はいつもいっぱいです。
駐車場から店内への入口の脇には生簀が並んでいます。
幟に「いかの活造り」とありました。
奥の生簀で泳ぐのは、ハマチでしょうかね。
讃岐家店内
店内に入って行くと、手前のテーブル席が空いていました。
前回はお客さんがいっぱいで撮れなかったのですが、今回は店内を撮ることができました。
入り口脇からあがるお座敷と、奥のお座敷にそれぞれ3組ほどお客さんがいました。
年配の女性の店員さんがおしぼりとお茶を出してくれます。
「お決まりになったらお声かけくださいね」
ちょっと西の方の話し方と違って、おっとりした印象があります。
奥さんは以前同様海鮮丼。
僕は同じものにならないように、讃岐家B定食にしました。
観光客向けの定食メニューだけでなく、普段立ち寄って食べられますよ、というメニューもありました。
後から来たビジネスマン風の方は、天丼を頼んで、さっと食べて出て行かれました。
先に奥さんの天丼がきました。
海鮮やご飯の量が食べやすく、ちょうど良いのだそうです。
確かに、大きくもなく小さくもなく、適量ですね。
すぐに僕の讃岐家B定食もきました。
蟹の爪の酢のものはどうでも良いのですが、僕はこの焼き物(おそらくブリ)を食べてみたかったのですよね。
なるほど、あっさりと仕上げてあって、美味しいです。
汁気は少ないのですが、しっかり味がついていて、ブリの美味しさを楽しめました。
なるほど、焼き物と一口に言っても、こういう感じのもあるのですね。
お刺身も美味しかったので、また食べに来たいなあと思います。
東かがわ市安戸池 マーレリッコ
ブリやハマチを食べたので、そのまま安戸池に向かいます。
讃岐家さんからは車で約10分ほど。
ここが駐車場ですよ、と紹介するほどのところもなく、道沿いの空いているところに停めているようです。
車から降りて東の海側を見ると、引田城跡が見えます。
少し南の方は田の浦海岸、大池オートキャンプ場の方面です。
入り江になっている湾の西側に大きな池があります。
こちらも一見海のように見えますが海水の池になっています。
引田の安戸池(あどいけ)は瀬戸内海に面した海水池で、1928年(昭和3年)に引田出身の野網和三郎(のあみ・わさぶろう)氏がハマチ養殖に成功しました。現在、安戸池は釣りやエサやり体験ができる施設になっており、養殖は沖合に移りました。
ハマチ養殖発祥地を訪ねる | 東かがわ旅ナビ うどん県東端発「新しい」観光より引用
引田で今盛んに養殖されているのは地域ブランドにもなっている「ひけた鰤」。25メートル四方で深さ20メートル以上の天然に近い環境の大型イケスで育てられ、瀬戸内海の水温の差が脂をのせ、その美味しさは高い評価を得ています。
わあ、知りませんでしたが、安戸池、今は養殖は沖合で行われ、ここは釣りや餌やり体験の施設になっているのですね。
池の畔にワーサン亭がありました。
ここで引田ブリのお刺身を一度食べてみたいと思い、2、3度訪れているのですが、午後13:30で閉まってしまうのと、火曜日が定休日なので、一度も食べたことがありません。
火曜日でなく、さらにもう少し早い時間に来なければ、と思うのですが、なぜかいつもそうならないワーサン亭です。
隣にはマーレリッコ marre riccon / 海と魚の体験学習館があります。
なかなかマーレリッコというのは珍しい名前です。
マーレリッコとはイタリア語で「豊かな海」という意味で、ハマチ養殖が始まった豊かな海水池である安戸池から名付けられたのだそう。
ハマチ餌やり・鯛釣り体験&ひけた鰤料理を堪能|ハマチ餌やり・鯛釣り体験&ひけた鰤料理を堪能|香川旅帖|香川県観光協会公式サイト – うどん県旅ネットより引用
なんでイタリア語なのだろうか、という疑問は残りますが、餌やり体験などが出来る施設なのだそうですが、この日はあいにく定休日…。
スタンプだけ受け取りました。
安戸池の歴史など解説した説明版がありました。
奥には野網和三郎さんの像も建っています。
1970年頃に作られた像だそうですが、作者などはわかりませんでした。
安戸池を見守るように立っているのが良いですね。
かめびし屋
さて続けて讃州井筒屋敷へと行こうと思い車を走らせます。
僕は何となく勘違いをしていて、東かがわの「かめびし屋」と「讃州井筒屋敷」は一つ施設だ、と思っていて、かめびし屋の駐車場へ向かいます。
何となく細い道をいくのだよな…と行くと、誉田八幡宮に続く赤い欄干の橋御幸橋があり、渡って行きます。
橋を渡ると奥に赤い壁の建物が見えました。
その手前には駐車場。
いつももう少し混んでいる印象があるなあ、と思いながら車を停めます。
なるほど川沿いに縦に駐車をするのですね。
停めて下りて建物に近づいてみると…
あらあら、こちらも本日は臨時休業だそうで、閉まっていました。
ちょうど醤油の仕込みの時期なのでしょうかね。
生駒家の家臣だった方がその後醤油蔵を始めたのですね。
建物は随分前に登録有形文化財にしていされていましたが、令和3年(今年)の夏、讃岐の醬油醸造技術として登録無形民俗文化財に指定されたのだそうです。
むしろ麹を使った伝統的な技法を今も守っているのだそうです。
登録無形民俗文化財への登録は「土佐節の製造技術」と並び、はじめての登録だそうです。
建物も変わっていますよね。
こちらも登録有形文化財に指定されているのですが、蔵ごとに指定されているようで、18か所ほどあるのだそうです。
これはやはり一度中に入って見てみたいと思うところです。
なかなか素敵な門構えなのですが、どこがどういう風になっているのか外からだけではわかりませんでした。
本当はここにカフェがあるのでは、と期待してきたので、お休みで奥さんは残念で仕方がないという感じ。
すっかりスタンプラリーも忘れて「もう帰ろう」なんて言っていました。
かめびし屋はお休みでも、しかしたら讃州井筒屋敷は開いているのでは、と調べてみると営業中とのこと。
実はかめびし屋と讃州井筒屋敷は隣設してるので、本当は車をここに停めて両方まわるとつもりだったのですが、そうもいきません。
車でこのまま移動しても良いのだけれど、道が狭いのですよね…。
通り慣れている方や、運転の上手な方は行けると思いますが、僕は登録有形文化財の建物脇を抜ける勇気はちょっとありませんでした。
どうぞこの先が讃州井筒屋敷で、向こうから車が来なければ、十分に通行は可能ですので、行ける方はどうぞお気をつけて進んでください。
僕は少し離れた讃州井筒屋敷の駐車場へ向かいます。
讃州井筒屋敷駐車場
僕はここに広い駐車場があることを知ってましたが、はじめて来る方にはわかりにくいかもしれません。
引田のお雛さんを飾っている時に何度か来たことがあり、その際にもここに停めましたが、この日は僕らの他に1台のみ。
逆に本当にここに停めて大丈夫だろうか、と思うほど車が停まっていません。
誰も讃州井筒屋敷には来ないのだろうか…。
まあ、ちょうど人のいない日、時間帯だったのかもしれません。
しかし「引田の古い町並みや引田城などの観光にお越しの方は駐車できます」とあるので、大丈夫そうです。
南側に「つばさ交流センター」という看板がありました。
そういえば、引田で何か新しい施設がオープンしたとニュースなどで聞いていましたが、ここだったのですね。
屋外にお手洗いがあったので、お借りしました。
電動カートが走っているとあるので見てみると、
おお、ありました。
グリーンスローモビリティの実証実験で、この辺りを走るのだそうです。
確か以前瀬戸芸の粟島で乗ったあれですね。
ゴルフカートみたいなのを公道で走らせるのですが、何か問題があるだろうか、というほど快適でした。
バスやワゴンでは大きすぎるから、観光向けにはちょうどいいのでは、と思います。
男木、女木、豊島なんかでも活躍できそうな感じです。
引田では現在日曜に運行しているのだそうです。
さて、この駐車場から讃州井筒屋敷へ向かったお話は次回にしようと思います。
一つだけ思ったことを書くとすれば、東かがわへ行くのならば火曜日は避けた方がよい、ということだけお伝えしたいところです。
まあ、スタンプだけ受け取りに行くのならば、空いていていいのかもしれません。
よろしければ、また次回もおよみください。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。