ベネッセハウス南瓜を見に行ったことについて書いてみようと思います。
直島桜の迷宮を見た後、ベネッセハウスの方へ向かい、「南瓜」を見てきました。
台風で流されて壊れてしまったのですが、修復して昨秋再び設置されていました。
アートの島、直島のシンボル的な存在となっているベネッセハウス南瓜のことにご興味がある方の参考になれば幸いです。
目次
ベネッセハウスから
桜の迷宮からベネッセハウスの敷地内を歩いて約20分ほどで南瓜のある浜辺へ着きます。
海の向こうには写真左から女木島、高松、五色台の眺望が広がっています。
実はこの辺りにも無料で見られる屋外作品がたくさんありますが、今回は何と言っても南瓜です。
丘のカーブを上って曲がると、下に黄色いオブジェが見えてきました。
先ほどまでは日本の方半分、海外の方半分くらいでしたが、ベネッセハウスミュージアムを過ぎると、9割海外の方でした。これにはちょっとびっくりです。
ベネッセハウスの宿泊棟から東に向かって砂浜があります。
その途中の埠頭跡に南瓜が置かれています。
下に続く道を歩いて行くと、大きな荷物を持った海外のグループとすれ違いました。
皆さん、ここを旅の目的地の一つとして、来られるのですね。
この周辺は、綺麗に整備されていて、良いところですよね。
宿泊棟の前はちょっとしたテラス席のようになっていて、海を眺めることができます。
たまに日本語が聞こえてきて「沖縄みたいだね~」と言っていました。
そうですよね、確かにリゾートっぽい感じが沖縄に似ています。
しかし正面には見慣れた女木島や高松の街並みが見えます。
こちらから見えるのだから、あちらからも見えるのかと思うと、なかなか高松港からここを見つけるのは難しいです。
ベネッセハウス南瓜の周辺
芝生の広場のようになっているエリアがあり、屋外のアート作品が展示されている場所を抜けていきます。
杉本博司ギャラリーの南側と、売店に抜ける回廊の前を過ぎて行きます。
この日は平日でしたが、南瓜の前には列が出来ていました。
2022年5月、前回通った際には、まだ修復中でしたが、黄色いシンボルが戻ってきていました。
下の写真が修復中で何もなかった時期です。
当時は南瓜も、人もいませんでした。
その前の年、2021年の台風時に、南瓜は高波にさらわれてしまいました。
結構何度かそういうことがある、というのは聞いていたのですが、今回は破損して三つに割れてしまったのだとか。
その後、約二年間かけて修復され、昨秋元の位置に戻ってきました。
ベネッセハウス南瓜
やはり、ここに「ない」より「ある」方がよかったです。
アジア、欧米、日本の方、たくさんの方がその前で写真を撮っていました。
遠くから来られた観光の方にとっては、香川旅行の中のハイライト、ここが一つの目的地になっているのですね。
前の方は日本の方で「すみません、写真お願いできますか」と頼まれました。
もちろん!
南瓜前には、ささやかな交流があります。シャッター押すだけですが。
僕は正面より背景に高松が入るこの角度が好きです。
南瓜の国みたいな感じになりますよね。
正面から撮ると背景は瀬戸内海と五色台です。
以前見かけたよりも、少し新しい感じで鮮やかさを感じます。
復元作業、大変だっただろうなあと思います。
アジアからのお客さんで、女性のグループの方が隣にいて、南瓜を背景に熱心に写真を撮られていました。
確かに、たくさん撮りたくなりますよね。
さぬき百景 直島琴弾地浜
その東側、砂浜に埋もれた鳥居の前にバス停があります。
ここはさぬき百景の一つ「琴弾地(ごんだんち)浜と林海岸」です。
選定された当時は、先ほどの南瓜はなかったから、元々風光明媚な砂浜だったのですね。
この後、バスに乗って宮浦港へ行きました。
バスの移動中、驚いたのは海外の方の多さです。
僕はここまでは歩きで来たので、わからなかったのですが、バスを待つ方20名のうち、日本の方は僕を入れて3名だけでした。
「次は宮浦」とバスのアナウンスが流れても、誰も「止まります」ボタンを押さないので(海外の方だからか)、僕が押しました。
押さないでも止まるのだろうかな、と思いましたが、念のため。
アカイトコーヒー
つつじ荘を13時発のバスに乗り、13時半より前にはアカイトコーヒーに到着できました。
高松行帰りのフェリーが14時20分なので、残り時間は1時間ほど。
昨年とても混んでいる週末にお邪魔したので、今回はゆっくり出来るといいなあと思って来ました。
ちょうど他にお客さんのいないタイミングでした。(後から来ました)
前回はこの窓から注文するスタイルでしたが、
「中へどうぞ!」
と声かけてくれました。
窓から春の陽ざしが差し、気持ちの良い店内です。
瀬戸芸の時はとても賑やかでしたが、落ち着いた雰囲気もまた良いですね。
結局、その陽ざしのあるカウンターに座りました。
スコーンなどもありましたが、少しお腹が空いていたのでカンパーニュにしました。
スコーンは二つ買ってお土産に。
アイスコーヒー、コーヒー屋のカンパーニュ、どちらも美味しかったです。
オリーブオイルとバター、どちらをつけて食べようか、と食べ比べている間に、食べ終わってしまいました。
アカイトコーヒー、ご馳走さまでした。美味しかったです。
直島赤かぼちゃ
船の出航まで、20分ほどあったので、宮浦の「赤かぼちゃ」も見てきました。
わあ、誰もいないのははじめてです!
大抵何人か見ている方がいますが、行った時には誰もいませんでした。
1分ほどすると海外からのお客さんが見に来ました。
僕より年上の雰囲気ですが、中に入って楽しそうに遊んでおられました。
黄色のかぼちゃは見るだけですが、赤カボチャは中に入れます。
毎回来るたびに思いますが、一度夜に来てみたいところです。
時間に余裕があったので、またしても瀬戸芸2016のガイドブック構図で撮りました。
直島の南瓜、アカイトコーヒー、赤カボチャ、どれも楽しく見れましたが、最後にもう一つ楽しいことがありました。
フェリー「おりんぴあせとどりーむ」が停泊していました!
ふだんは「あさひ」か「なおしま」なのですが、この日は「なおしま」が定期検査でドッグに入っているとのこと。
知らずに来たので、とても嬉しいです。
一応直島のことはこれで終わりで、次回はおまけのようにおりんぴあせとどりーむの記事を書く予定です。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。