すなはまフェスティバルが津田の松原で開催されていると聞き、行ってきました。
高知県黒潮町で、毎年5月の連休に開催されている「Tシャツアート展」も、昨年に引き続き開催されているというので、見てみたいなあと思っていました。
平日に行き、奥さんに言うと行ってみたいというので、祝日にも、二度行ってきたので、それぞれの雰囲気を書けるといいなあと思います。
また、二度目に行った際には、津田の松原周辺も歩いてきたので、それは後編に書こうと思います。
津田の松原やすなはまフェスティバル、Tシャツアート展などにご興味のある方の参考になれば幸いです。
目次
- 津田の松原の場所と行き方
- 津田の松原は琴林公園
- すなはまフェスティバルの会場
- すなはまフェスティバルTシャツアート展
- すなはまマルシェ
- 引田の讃岐家
- すなはまフェスティバル すなはまステージ福島節&渚
津田の松原の場所と行き方
多くのかがわさんにとっては、津田の松原がどこにあるのか、なんて書かなくても当たり前のように知っていることですが、他の地域の方は意外と知りません。
僕も香川に来るまでは「津田の松原」は知りませんでした。
「津田の松原?って地名ですか?どこの辺?」
という感じ。
津田の松原は、香川県の瀬戸内側、その中でも東の方、小豆島の南側、さぬき市にあります。
高松からは車で約40分ほど、高速利用すると25分くらいで着きます。
ほぼ国道11号線を走るので、行きと帰り、時間帯によってかかる時間が大きく変わります。
JRでも行くことができて、高徳線で津田讃岐駅までは約50分、駅から歩いて数分という距離です。
高速で行くと、高松・岡山・松山方面からは津田寒川(つださんがわ)インター、徳島・神戸・大阪方面からは津田東インターが最寄りです。
その中央にあるので、どちらから行っても、かかる時間は同じです。
高速バスでも乗降できる津田の松原サービスエリア。
高速バスの停車場があるので、そこで降りて歩いて行く方法もあるけれど、約2キロほど歩かないといけません。でも、行けないことはないですね。
僕は高松から車で行き、道の駅津田の松原に車を停めました。
道の駅から、津田の松原のすなはまフェスティバル会場までは、歩いてすぐです。
祝日はさすがに満車だったのですが、ふるさと海岸の脇に停める方が多かった印象です。
では、実際に道の駅津田の松原から見ていきますね。
津田の松原は琴林公園
道の駅津田の松原の奥に神社があり、その奥に松林が連なっています。
「津田の松原は琴林公園」というのは、なかなか書くのが難しいところなのですが、そのままその通りです。
「津田の松原」という名称が広く一般的に使われているので、ほぼ地元のかがわさんたちには「津田の松原」で場所とイメージが湧くと思います。
そして、津田の松原一帯が「香川県立琴林公園」に指定されていますので、「琴林公園」という呼び名も間違っていません。
琴林公園とは、普段はあまり聞かないし、言わないかな…。
僕はこの辺りがどうにも最初はよくわからず、「琴林公園」は津田の松原とは違う場所だと何年も思っていました…。
似たような場所では、観音寺の「有明浜」が「琴弾公園」というのもあります。
こちらも訪れた際に、その名の由来を聞いて、納得できたので、今回も琴林公園の名前の由来を見てみると、
松林の中を吹き抜ける風音が、あたかも琴を奏でているような音に聞こえたことに由来している
なるほど、昔話とかではなくて、松林の風の音なのですね。
栗林公園、琴林公園、琴弾公園、琴平公園、なんか字面が似ていますね。
歩いて海の方へ向かうと、大きな松の木がたくさん。
香川の海辺には、まだいくつもこうした松林が残っているけれど、津田の松原よりも立派な松原はないよなあと思います。
わあ、やはりここは海辺のカフカですね。
古い街並みを抜け、防風林になっている松林を抜け、防潮堤をこえて海岸に出る。
(海辺のカフカ第25章より引用)
細かい方は「防潮堤がないじゃないか」というかもしれませんが、それはもっと奥にありまして、長くなるので後編で…。
普段夏に海水浴場になっていて、海の家などが立ち並ぶ海岸とは逆の方向に向かいます。
すなはまフェスティバルの会場
赤い欄干の橋の手前に、受付がありました。
平日は誰もいない無人の受付でしたが、祝日には受付の人も、来場者もおられました。
協力金方式で、箱が置いてあったので100円入れてきました。
誰もいないけれど、結構箱の中にはコインが見えました。
受付の奥には「願い橋叶え橋」という赤い欄干の橋があり、橋を渡ると砂浜です。
すなはまフェスティバルTシャツアート展
願い橋叶え橋を渡ると、思わず「わあ」と声が出てしまいました。
青い空に青い海、風が緩やかに吹く砂浜に、白地に色鮮やかなデザインのTシャツが揺れていました。
もともと高知県の黒潮町が「砂浜美術館・Tシャツアート展」として、30年以上前から5月の連休に開催しています。
黒潮町の砂浜美術館は、2019年5月の写真ですが、広い砂浜にたくさんのTシャツでした。
津田の松原は約400枚ということですが、海沿いにたくさんのTシャツが展示されていました。
わあ、いろいろ手作りされていて、盛り上げようととても丁寧に作られておられる感じです。
高齢のグループの方々が、カメラを抱えて来られていて、Tシャツや小さい子を連れた家族などを撮られていました。
黒潮町の海岸は南向きでしたが、津田の松原は北東に向かって開けています。
なので、太陽の向きが若干違います。
そして5月と11月の違いも何となくありますね。
11月だというのに、最高気温が26度とかになっていたので、日向は暑さを感じます。
日影にしばし入って休憩。
サラサラと松林が揺れると、その後に風がTシャツを揺らします。
奥から順番にひらひらと揺れる様子は、なかなかよかったです。
さて、そのTシャツですが、それそれ写真やイラスト、書などを事前に応募し、プリントして展示しています。この辺りは黒潮町と同じですね。
それぞれ代金は応募者が負担しています。
自分で作成したTシャツが展示されていたら、やっぱり見に行きたくなりますね。
津田の松原で、朝市をしていると聞いたことがありますが、そのTシャツもありました。(なかなか早起きできなくて、行けていないが、いつか行ってみたい…)
学生や小さい子のイラストなど、順番に並べれていました。
どこに誰のTシャツがあるのかは、パンフレットに記載されていました。
裏側は白いままなので、裏側にまわるとそれはそれでよかったです。
あっ、という感じでそこで気が付いたのですが、黒潮町は海側にイラスト、山側に白地でした。
海の方向、太陽の向きなどから、この向きにしているのでしょうね。
Tシャツのイラストに海があって、その向こうにまた海があって、なかなか良い景色です。
太平洋のように一面の水平線ではなく、近くに遠くに島影があるのも、また瀬戸内海らしくて良いですね。
砂浜には4列の展示列ができていました。
その一番海側に近づくと、潮騒が耳に入ってきました。
恐らくこの辺りに住んでいる方は、もうこの景色が当たり前で、何も珍しくもないのだろうけれど、なかなかないですよね、こんな綺麗な砂浜。
僕も行きたいなあ、見たいなあ、と思うけれど、こうした何かのきっかけ(今回はTシャツアート)がなければ、あまり足を運ぶことはないです。
「いつでも見られる」って思ってしまうのだけれど、意外と天気や気候を考えると、そうでもないのですよね。
すなはまマルシェ
すなはまフェスティバルのTシャツアート展の隣では、小さなマルシェが開かれていました。
ちょうど大きな松の下の影で、写真だと見えにくいけれど、3店舗、向かいに1店舗ありました。
日向では飯田桃園さんが完熟桃ジュースなどを販売していました。
キッチンカーはクレープ屋さん。
スーパーなっでもよく見かけるVan de Crepeバンドゥクレープさん。
奥さんがこの写真を見て、行きたいと言ったのですが、祝日は別の場所に出展されていました。
雑貨とコーヒーを販売されているお店と、
FRUITS&TEAのお店がありました。
何となくレモンティーにしようかな、とメニューを見ていたら、「瀬戸内レモン」というのがあって、それにしました。
写真を撮らせてもらっていたら、「海を背景にしても良いですよ!」とお姉さんがいうので、海を背景に。
甘さ控え目で、レモンの香りを楽しめる美味しい飲み物でした。
最後少し残ったのだけれど、持ってたお水を入れたら、それもまた美味しかったです。
引田の讃岐家
僕はその前の平日に行きましたが、11/3が最終日というので、奥さんと再び行ってみることにしました。
もちろん、どこでご飯を食べても良いのだけれど、せっかく東の方へ行くなら海鮮丼が食べたい、というリクエストがあり、津田の松原よりさらに東の引田讃岐家さんへ。
僕らはちょうどお昼の12時前に入ったので、ぎりぎり並ばなかったのだけど、帰りには行列でした。
道路の向かい側のうどん屋さんは、さらに大行列で、ずらりと車が並んでいました。
こちらも海を見ながらうどん食べることが出来るので、良いですよね。
今回は海鮮丼なので、活魚の方へ入ります。
僕らの次の次の人は待っていたから、皆さんちょうど12時をめがけて来店されるのですね。
そして、何と観光バスが停まり、二階へ団体さんが入って行きました。
わあ、前に来た時には、まだコロナが心配な状態だったけれど、今回は満席の讃岐家です。(滅多にないがらんとした讃岐家店内の様子は東かがわ市安戸池をご覧ください)
いつもいる年配女性の方が忙しそうにお膳を運んでいました。
「海鮮丼とぶりのお刺身定食を。忙しいですね。」
「そうなんよ、休みの日は大勢来るんよ…」
お料理も、決して安価ではないのですお料理のボリュームや新鮮さなんかを考えると、相対的に丁度良い感じです。
讃岐家さんの海鮮丼は酢飯ではないところも奥さんは気に入っているようです。
僕は引田ぶりの刺身定食。
お膳が足りなくなっていて、そのまま持って来てくれました。
大忙しですね。
手前の刺身の下にさらに二切れあったから、大満足です。
美味しいね、と言いながら食べ終え、二人で3000円を少し超える程度でした。
お休みの日はちょうどお昼前後が混むけれど、是非近くへ来たら立ち寄ってみてください。
すなはまフェスティバル すなはまステージ
引田でお昼を食べ終え、そのまま西へ約30分、津田の松原へやってきました。
この日はすなはまステージで、直島から「福島節&渚」さんがやってくる、というので、見に行きました。
福島さん、「あるある直島」とか、いろんなところで活躍されていて、一度ステージを見てみたかったのですよね。
夕方のローカルニュースとか、ドコモのCMにも出ていて、「どんぎつね」の歌とか作られている方です。
わあ、平日とは違って、多くの人が集まっています。
歌声が聞こえてくると、海から、シャボン玉もたくさん飛んできていて、なんか楽しそうな雰囲気です。
「写真撮って、SNSなどでどんどん宣伝してください!」
というので、僕も少しだけ撮りました。
たくさん歌ってくれて、とても温かい、良い感じのステージでした。
最後に恐竜や子どもたちもステージに上がって、一緒に歌っていました。
11月は高知、呉の方にまで行くのだそう。大忙しですね。
奥さんはこっそり飯田桃園のジュースを買っていました。
僕ははじめて見たのだけれど、リユースカップを使用していて、飲み終わったら所定の場所に返し、繰り返し使うのだそうです。
何の不便もなかったので、これ普及するなあと思います。
Tシャツアートに、歌、美味しい食べ物、そして青い海と白い砂浜。
すなはまフェスティバルは、とても楽しいイベントでした。
また訪れてみたいなあと思います。
さて、本当はここでこのお話は終わるつもりだったのですが、津田の松原では、今いろんなお店などが出来て、盛り上がっているらしい、と聞き、少し周辺を歩いて見ることにしました。
「うみの図書館」と「ごんべや」というカフェなのですが、そのことはまた後編に書きますね。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。