今年はいろんなイベントが中止となってしまったのですが、 まんのう公園コキアライトアップ はやるよ、というお知らせがあったので見てきました。
正直な気持ちでは森林公園の桜や満濃池に続き「また、まんのう…」という気分なのですが、お出かけをしていなかった奥さんと子どもも一緒に連れて出かけました。
書く前からこういうのも何だけれど、それほど大規模でもないし、ライトアップ?という感じもするのですが、こういう時期であってもこんな感じならイベントしても大丈夫じゃないかな、ということもあったので、書いておこうと思います。
もし、2020年8月に行われた讃岐国営 まんのう公園コキアライトアップ ほのか(確かに仄かな灯り…)や、その賑わいについてご興味がおありでしたら、どうぞお読みください。
まんのう公園コキアライトアップ
何度も書いてしまい申し訳ないのですが、楽しみにしていた、ゆる抜き、サマーナイトフェスティバル、屋島山上のちょうちんカフェなど夏のイベントは軒並み中止でした。
個人的に僕は、この後秋の仁尾八朔人形祭の中止がもっともショックでした。
気候が良くて、気持ちが良いんですよね。
この先も次々に従来行われていた行事は中止になっていくだろうから、そういう意味でも、国営公園がどんな感じでライトアップしていたのかも気になるところです。
いつも通り、まずは場所から。
高松から車で行くと約50分。
特に暑さを避けて夕方から夜にかけて走ったので、行きやすかったです。
19時くらいに太陽が沈むまで、西の方を向いて車を運転すると本当に西日がきついのです。ほぼずっとフロントガラスから太陽を浴びる感じ。
気温は高いままですが、この時期の香川は日没後の方が動きやすいです。
暑い時期は昼間を諦めて朝夕に活動するのも良いかもしれないですね。
肝心のコキアですが、普段ほとんどの方が停める中央駐車場ではなく、北駐車場の方にあります。
同じような名前が溢れて僕も全く定着していない呼び名ですが、竜頭の丘に花巡りの丘があります。
まあ、2011年に出来てからまだそんなに年月が経過していないから、と思っていたら9年か…。
・竜頭の丘=花巡りの丘、ドッグラン
・竜頭の里=モンバスする広い芝生広場のところとアスレチック
・竜頭の森=スライダーやキャンプ場
名を呼んでその場所がイメージできるようになるには、もう少しかかりそうです。
北口の料金所で大人二人分、駐車場代を支払います。
特に事前にチケットを買う方法はなくて、料金所に人がいて、現金を授受します。
香川県におけるフェリーチケットと並ぶ二大現金収集所です。
何十年もかけて古いお札やコインでも集めているのかと訝しむほどですが、この日も車列が出来ていたので、こんなの早く自動化するべきです。
それが嫌なら窓口があるのだから、そこでやり取りすればいいじゃないかと強く思います。コロナの今が変える時ですよ。
夜間には、人を入れる想定になっていないので、道路は暗闇に覆われていますので、ゆっくり進みます。
100mほどで交差点がありました。
まっすぐは中央駐車場、右がキャンプ場、左がコキアの会場(竜頭の丘・花巡りの丘・ドッグラン)。書いていても僕もわからなくなるので、写真にしました。
この画像では、左は封鎖されているけれど、この日は正面が封鎖されていて、警備員の方が赤いライトで左へ誘導していました。
僕は何となくイメージがあるから迷うことはないけれど、はじめて来たら戸惑うかもしれません。
普段はこちらの駐車場はガラガラで、ほとんど車が停まっていませんが…、
わあ、すごい、ほとんど満車に近い状態です。
皆さん他に行くところないから、こういうのに来たかったのでしょうね。
県外のナンバーもあるけれど、ほとんどが香川県の方のようです。
「あれ、もしかして○○ちゃん、久しぶり!」
という子連れ女性や、
「あれ、どうもどうも、来てたんやね」
という会社の先輩後輩的な会話がそこら中で交わされていましたから、地元や西讃の方が多かったのでしょうね。
特に夜間やライトアップだからと言って別料金は要りません。
料金所で支払った通常の入場料金で入れます。
感染対策ということで、手首で体温を計測されました。
体温が高かったら、その人は入場できないだろうけれど、無事に三人ともOKでした。
入ったところには、消毒液が置かれていました。
体温測定、マスク着用、手指消毒、欲を言えば接触アプリくらいが、今の段階では現実的な感染対策なのでしょうね。
これをしていて、屋外で感染したら、もう仕方がない運が悪かったという感じ。
屋外のイベントとはいえ、少し先にはトイレと北案内所があるから、その辺も安心感がありますね。
手洗いもできるし、もし体調悪くなっても休憩できそうです。
少し小高い丘だからか、まんのう公園の付近は気温が下がっていて風もあるから、よかったです。
入ってすぐの場所には、ドラ夢ドーム(この名もややこしい…)があって、琴のコンサートが開かれていました。
手前には、飲食のテントもありました。
実は子どもはコキアのライトアップにこれっぽっちも興味がなかったようで、お店とコンサートがあったのは、とても助かりました。
僕がライトアップを見ている間にオリーブ豚の焼きそばとタピオカを買ったのだそうです。
合流してからはいちごのかき氷。
この夏は一度もかき氷を食べないのかも、と心配していたけれど、こうやって外でお祭り気分的な雰囲気を味わえて、本当によかったです。
ドラ夢ドームは、普段日差しや雨を除けて遊具で遊ぶ子が多いのですが、この日は大人の方が多めでした。
琴の奏者yorikoさんという方がライブパフォーマンスをされていまして、皆さん適度に距離を取りながら、聴いておられました。
前回大串半島のテアトロンで野外劇場のことに触れたけれど、なるほど屋根がついている野外広場であれば、小さなステージを組んでパフォーマンスが出来ますね。
あとは人が熱狂したり、密集しすぎないような工夫が求められるけれど、聴いている方も十分に気を遣っているから、野外のイベントはこんな感じで大丈夫だと思います。
コロナだってインフルだって、ここで感染したらもう仕方がないよね、あきらめだよね、と思います。
花巡りの丘コキアライトアップ
素敵なお琴の調べをBGMに、僕はライトアップの方へ向かいます。
わあ、なかなか綺麗じゃないですか。
まずは手前にある実りの丘付近から。
かりんや四国各地の柑橘などが植えられていて、普段は地味目な一角ですが、ライトアップの時には人気でした。
そうか、ライトを使って、皆さん交互に自分を撮ってもらっているのですね。
若い方やグループの方が多かったけれ、ど次々に入れ替わりながら写真を撮っていました。確かに写真を撮るにはいいかもしれませんね。
先に進むと、まだ青々としたコキアが灯りに照らされていました。
ムムム、コキアは、桜や紅葉と違って、照らされてもあまり幻想的な感じではなく、ちょっと垣根のように見えてしまいますが…。
2017年に夏と秋にコキアを見に行って、色が変わる様子を見たけれど、ライトアップははじめてです。
なるほど、遊歩道に沿ってLEDライト配置しているのですね。
普段は順路のようなものはないと思うのですが、この日は皆さん何となく一方通行的な感じで、同じ方向へ歩いていました。
ちょうど奥のドッグランの方向へ向かって歩いていきます。
一つコキアを挟んだ道にベンチが一つあって、そこも人気なのか人が入れ替わりで集まっていました。
確かに他の場所は暗いから、灯りがあるところに集まっているのでしょうね。
暗くなったドッグランの傍を通り、坂を下っていきます。
少し人が多いかな、という休憩所でしたが、それでも10人くらい。
座るところがあるので、ゆっくりコキアを鑑賞されていました。
さらに下へ向かうと、丘の中の一番下には、たくさんの方がカメラを構えていました。
三脚を使って皆さん頑張って撮影されていました。
ライトアップ、久しぶりですものね。
大体ここで、ひとまわりという感じなので、コキアの中を上り戻っていきます。
何度か光に照らされたコキアを眺めて見たのですが、ライトアップではなくて明るいところで鮮やかな緑や赤を楽しむほうがいいかも、という気持ちにもなりました。
仄かな灯りで綺麗なのは綺麗ですが、桜や紅葉はその時々の色が足りない感じ。
緑のもやっとした丸い植物は、ライトで照らしてもどうなのだろうと個人的には思います。
低いところを照らすのもあるかもしれません。
まあ、それでも暑い時期に、夕方から夜にこうやってまんのう公園をそぞろ歩きするのも悪くないと思います。
無理にコキアライトアップとせずに、芝生や遊歩道でも良いんじゃないだろうかとも思います。
その雰囲気なんかに皆さん魅かれてくるのだろうから。
ドラ夢ドームまで戻ると、二人が「遅い!」なんて言って待っていました。
また来年は、同じようなイベントが例年通り開けると良いですね。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。