津嶋神社夏季例大祭のことを書いておこうと思います。
津嶋神社、沖の島の方へ社殿があって、一年に2日だけ橋を渡って行くことができます。
こどもの守り神で、小さい子を連れた家族でいっぱいでした。
ちょうど夏季例大祭にあわせて、JR四国の臨時駅「津島ノ宮駅」も2日間だけ開設されるので、付近は多くの方で賑わっていました。
津嶋神社の夏季例大祭の事に、ご興味がある方の参考になれば幸いです。
目次
津嶋神社の場所
高松から行くと車で約1時間。
海岸寺の少し西側、浜街道を西へ行くと見えてきます。新しい道も出来ていて、以前より行きやすかったです。
津嶋神社夏季例大祭の駐車場
令和5年はこんな感じで駐車場がありました。
車で行くと、混んでいるけれど停められないというほどではありませんでした。
朝晩が混むというので、午前中に行ってみましたが、この時間もなかなかの混雑具合です。
やはり午後からの一番暑い時間帯が空いているのかもしれません。
警備員さんが大勢いるので、案内に従っていけば空いている駐車場へ誘導してくれます。
車から降りて下の参道に向かっていくと、人が多くなり、津嶋神社の夏季例大祭に来たなあという気持ちになります。
以前は僕も奥さんと子どもを連れて来ていたので、そちらを気にしながら、という感じでしたが、この日は僕だけで来たので、好きなように動けます。
津島ノ宮駅
「津嶋神社」は「嶋」なのですが、臨時駅「津島ノ宮駅」は「島」の漢字になっています。
暑い日差しの下で、たくさんの方がカメラを構えて待っていました。
「もうそろそろ列車来るんですか?」
「あと5分くらい」
少し待っていると、踏切が鳴り出しました。
何だか急に人も多くなった感じがします。
こちらも一年に2日だけだから、楽しみにされている方も多いのでしょうね。
普段は停まらない臨時駅ですが、大勢の方が乗降していました。
津嶋神社へ
踏切を渡ると、次は露店が立ち並んでいます。
子どもさん連れの方が多いから、
「もう、買わんでええ!」
などの叫び声が時折聞こえてきます。
暑くて、子どもが何人かいて、露店で何か買って満足したら、ここで帰るというのも一つの手です。
炎天下の橋を渡るのは、小学生くらいでないと一人ではなかなか渡れないですよ。
僕が子どもだったら、橋を渡るのはどうでもよいから、ここでお祭りの気分だけ味わって、何か甘いものを食べたら、それで帰りたいところです…。
普段橋を渡れない時の社殿もありますので、子どもさんがぐずったら、無理せずにここでお参りして帰ってもよいと思います。
僕はせっかく来たので、橋を渡ってみますね。
つしま橋はしあわせ橋
海の見えるところまで来ると、わあ、橋を皆さん渡っておられます。
いつでも渡れそうな気持ちになるけれど、繰り返すと渡れるのは夏季例大祭の一年に2日だけ、8/4と8/5のみです。
おおよそ250m沖合にあるというので、往復500m歩くことになります。
毎回子どもの声で「こわいー」と言っているのを聞くのですが、確かに道が狭くて、すぐ隣が海だから、こわいと思う気持ちも理解できます。
「出札口」のところへ行くと、左側通行になっています。
窓口では若い子たちがいました。
「アルバイト?」と尋ねると「お手伝いです!」と元気よく答えてくれました。
そうか、お手伝い、暑い中ですが、頑張ってください。
津嶋神社へ渡るつしま橋の渡橋料は、大人は500円、小学生は200円です。
ちょうど「写真を撮らせて」とお願いしたら、チケットを持ってくれました。
指で隠れてしまいましたが、大人は500円です。
こんな感じで橋の板がかけられていまして、板は700枚ほど使われているのだそうです。
ちょっと道幅が狭いから、小さい子だと怖いのかもしれません。
つしま橋、別名「しあわせ橋」。渡ると幸せになりそうな名前ですよね。
僕もはじめて来た時には、歩きながら撮るのに苦労したけれど、何度か来ているうちにここは撮るポイント、というのがわかってきたので、うまく後ろの人に先に行ってもらったり、少し間隔を空けたりできるようになりました。
夜だとくらいし、もっと人が多くなるから、こういう感じで撮るのは難しいです。
津島神社夏季例大祭 つしま橋から
夜になると奉納花火が上がります。
僕も一度だけ見たけれど、詫間側の海の上にドーンと大きな音が鳴って、迫力があるのですよね。
歩いて橋を渡っていると、海風がふわっと吹いてきて、それはとても気持ちがよい風です。
暑くない、ということはないけれど、風があるとないのでは、全く違うだろうと思います。
ただし、日影はないので、日傘や帽子などをがあると良いと思います。
渡りきると、陸地から見るのとはまた違った印象になります。
東の海岸では、ザプン、ザプンと波が寄せて来ていて、コンクリートに当たった飛沫がかかってきます。きゃあきゃあ言いながら、波打ち際に行く感じ、この風景も津島神社ならではですね。
津島神社本殿へ
渡ると正面に本殿が見えてきます。
階段を上るとすぐなのですが、お参りをされている方が多い為、少しずつ進みます。
一つ忘れてはいけないのが、津島神社の柱状節理です。
香川県指定の自然記念物ですが、あまり見る人もいません…。
こちらの柱状節理も、多くの方が見られるのは年に2日だけです。
さて、階段をゆっくり上り始めると、今やってきた橋が見えました。
ああ、緑の山の合間に、夏の雲、照り付ける太陽を反射する海の色。
真夏の津島神社以外に、こんな雰囲気の場所は香川にはないなあと思います。
津島神社夏季例大祭の本殿
お参りを済ませ、本殿のまわりをぐるりとみてみます。
スピーカーから、雅楽の音色が聞こえてきます。時折「どん、どん」と太鼓が鳴り、それにあわせてお辞儀をしていました。
奥へ進むと、綺麗な青い空に、海が広がっています。
地元のかがわさんたちなら、見慣れているのかもしれませんが、この景色も一年に2日だけ。
お守りのコーナーでは、あんまりにも行列だったので、買わずにそのまま帰ります。
お昼に近づいて来たからか、少し来る方の数が減ったような気もします。
名残り惜しい気もするけれど、次の方が来るので、戻らないといけません。
次々に橋を渡っている人がいたので、どのくらいの人が来るのだろうと思ったら、2日間で10万人くらい!だそうです。
夏休みだし、なかなかこういう雰囲気の夏季大祭も珍しいので、人気があるのだと思います。
津島神社の夏季例大祭は、今日8/4の夜が花火、明日8/5まで行われています。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。