特別史跡石舞台古墳へ行ったことを書いておこうと思います。
1泊で、奈良への旅に行きました。すっかり旅のことばかりを書くブログになっていますが、書いておかないと季節が過ぎていくので、書いておきます。
一日目は石舞台古墳などの明日香の古墳群を見に行きました。
四国から、高松から石舞台古墳への行き方や、石舞台古墳の駐車場、昼食、石舞台古墳の様子などにご興味のある方の参考になれば幸いです。
目次
高松から石舞台古墳へ
昨秋伊勢へは電車で行ったので、今回は車で行きました。
神戸と大阪を抜けて行くので、躊躇いはあったのですが、現地で巡るのに何となく車の方が便利な気がしてそうしました。
高松から石舞台古墳へはgoogleマップを見ると、大体3.5時間から4時間ほど。
僕が実際に行った感じだと、淡路SAで一度休憩して、4時間とちょっと、という感じです。
実際には、8時頃出発して12時頃に着く、という感じです。
慣れている方は、そんなに気にならないかもしれませんが、慣れていないと大阪の高速道路を走るのはなかなか大変です。(2019年のUSJ、神戸以来)
左右に分岐が続くので、車線変更をうまくしないと(無理にでも入らないと)、永遠に目的地に近づきません。
道だけを見ると行けそうな感じがするのですが、実際には渋滞や事故があり、時間通りには抜けられませんでした。
奈良県に入ると、車の数も少なくなり、走りやすくなりました。
交通事情は、他の地域に比べて、僕らの足が向かない原因の一つです。
しかし、それでも一度見てみたいと思ったのは、今回訪れてる場所が、こんな感じで適度に距離があるからです。
レンタサイクルで自転車で巡る、という方法も紹介されていましたが、雨だとどうしようもないですよね…
お天気がよければ、電車と自転車でまわれるかもしれません。
石舞台古墳の駐車場
橿原市の中心部から、明日香村に入ると、交通量も少し減りました。
石舞台古墳の有料駐車場があり、そこに車を停めました。
これは後から気が付いたことですが、もう一つ先に無料駐車場がありまして、こちらは台数が限られているので、満車になっていました。
僕らは観光で来ているので、ゆったりと有料(500円)の方に停められてよかったです。この後に行く、高松塚古墳とキトラ古墳は無料駐車場を利用しました。
係の方がいて、広い、というのが安心なポイントです。
駐車場のすぐそばに、バスの乗り場があり、その奥にお手洗いがありました。
車の中から出ると、長閑な感じで良い雰囲気です。
桜にはまだ早かったのですが、時期になると綺麗に咲くのだろうなあと思います。
夢市茶屋のランチ
雨が降りそうだったので、先に石舞台古墳を見てもよかったのですが、お腹も空いていたので、先に昼食です。(石舞台古墳はなくならないが、ランチはなくなるかもしれない、ということらしい…)
外から見ると、全然混んでないように見えました。
まだ皆さんお昼ご飯食べに来てないのでしょうかね。
お土産コーナーの人もまばら。しかし、階段を上って行くと…
わあ、満席でした。
向かいの広場の方からも入って来られるようになっているのですね。
先に会計を済ませ、順番に席に案内してくれます。
ちょうど僕らの次の次の方から大きなテーブルの相席になっていました。
るるぶにも掲載されていたし、周辺にはあまりお店がなかったから、お昼はここに集中するのでしょうね。
「古代米御前」か「カレー」()で、大人は御前、子どもはカレー、という感じでした。
お腹が空いていたのもあって、美味しくいただきました。
国営飛鳥歴史公園 石舞台古墳へ
ここに来るまで知らなかったのですが、この地域全体が国営の歴史公園になっているのですね。
国営飛鳥歴史公園とは
国営飛鳥歴史公園とは | 国営飛鳥歴史公園より引用
飛鳥の豊かな自然と文化的遺産の保護、活用を図る一環として、国土交通省によって整備されたのが国営飛鳥歴史公園です。国営飛鳥歴史公園の特長は、公園といってもフェンスなどで仕切られている訳ではなく、「高松塚周辺地区」、「石舞台地区」、「甘樫丘地区」、「祝戸地区」、「キトラ古墳周辺地区」の5地区総面積約60haからなり、それぞれの特色を生かした公園づくりが行われています。
駐車場やレストランのある建物から、少し上って行った場所に石舞台古墳があるようです。
看板の矢印が向いている方へ歩いて行きます。
この道を上っていると、ぽつ、ぽつと雨が落ちてきました。
石舞台古墳を間近で見るには入場料が要ります。
大人300円ですが、JAFの割引で250円になりました。(まあ、いくらでも入るが…)
わあ、あれが石舞台古墳ですね!わあ、大きい!そして濠がある!
特別史跡 石舞台古墳
僕は特別に古墳に思い入れがあるわけではないのですが、石舞台古墳は教科書の最初の方に必ず出てくるので、一度見てみたいなあと憧れていました。
中部、関西の方は遠足や修学旅行で来ることがあるのかもしれませんが、そうでなければ、東大寺と奈良公園くらいで、なかなか石舞台古墳までは来られないのですよね。
石舞台古墳
石舞台古墳 | 国営飛鳥歴史公園より引用
国営飛鳥歴史公園内石舞台周辺地区の中央に位置するわが国最大級の方墳です。
墳丘の盛土が全く残っておらず、巨大な両袖式の横穴式石室が露呈しているという独特の形状です。天井石の上面が広く平らで、まるで舞台のように見えるその形状から古くから「石舞台」と呼ばれています。
なるほど、来てみてわかったことですが、石のある部分は玄室で、この全体が方墳なのですね。
これも間近で見るとわかりますが、巨石です。
これを積み上げるって、なかなか大変ですよね。
小学生の頃「日本の七不思議」というような本で、どのように積んだのかが紹介されていました。
石の重量は2300トン、右の天井石が77トン、左側が64トンだそうです。
「石舞台」という名がつくので、ついつい上に上がりたくなりますが、上ってはいけません。
何と言っても国内に63件しかない特別史跡です。
本来はここに盛土があり、石は見えない古墳だったのですね。
僕はずっと眺めていられますが、中にも入れる!ということなので、行ってみます。
石舞台の内部
僕はここに来るまで、中も見学できるとは知りませんでした。
巨大な石の下ですが、見てみたいですよね。
わあ、この辺りからもう両サイドの石がきちんと整っていて、すごいなあと感心します。
おお、中も結構広いです!
ボランティアガイドの方がお一人おられ、石舞台古墳の解説をされてました。
僕は巨石をどこから運んだのかを尋ね、数キロ先の川から運ばれた花崗岩であるとのこと。
30数個の石を組みあわせているということですが、がっちり組み合わせてあるので、建物の中にいるようでした。
石舞台古墳の復元石棺
玄室から出ると、そのまま濠を横切りました。
濠、幅 5.9~8.4mあるのだそうです。
濠の幅の広さや、その大きさにも驚きました。
説明版があったのですが、この説明版の写真が最もわかりやすかったです。
ピラミッドのように四角形で、団になっており、その外側に濠があったのですね。
中心部に玄室があり、その盛土は早くから失われていたそうです。
濠を超えて行くと、古くからある雰囲気の石舞台古墳説明版がありました。
その先には、復元した石棺がありました。
玄室から石棺は発掘されなかったものの、平らな凝灰岩の破片があったため、復元したそうです。
ちょっとだけ蓋が開いているので、中を覗いてみたくなりますよね。
もちろん、特に何も入っていませんでした。
30分ほどの時間でしたが、悠久の歴史を感じながら、古墳を見学できました。
石舞台古墳、本当に見ることが出来てよかったです。
続けて、車を停めたまま、石舞台古墳から歩いて、飛鳥宮跡に向かいました。
そのお話はまた今度。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。