おいでまい祝祭2022のことも書いておこうとおもいます。
そういえば何かを書き忘れていたような気になって、見返してみたらこのイベントのことでした。
夏から秋にかけて、高松の商店街を中心に開催されていたスタンプラリーがありました。
少しずつ商店街の展示を見ていたのですが、最後は金比羅さんまで行くことになり、というお話です。
おいでまい祝祭2022にご興味のある方の参考になれば幸いです。

夏のおいでまい祝祭2022
夏から秋にかけてのお話をまとめて書くと、どうしても季節ごと、時期ごとに書いていく方が僕は楽だということに気が付いたので、そうすることにします。

最初に気が付いたのは丸亀町グリーンのアンブレラスカイを見かけた際、その向かいに大きな猫がいました。

わあ、これは大きいし、奥にも何だか違う種類の生き物がいる!と見ていると、スタンプラリーの看板がありました。
あんまりそういうことを書くのもどうかと思うのですが、香川でスマホを利用したスタンプラリーは、今のところとても当たりやすいです。
JAFスタンプラリー2回、高松市の野菜食べるイベント1回、そして今回と当たらならなかったことがありません…。
ハガキやweb応募に比べてアプリのインストールやスタンプ取得のハードルが、運営者の思惑より高いかな、という気がしています。

僕も夏会期は少し苦労しました。
アプリのインストール自体は簡単に出来るのですが、アプリを開いてカメラでQRコードを読むと、カメラの位置情報などの権限を操作する画面に。指示に従って操作しても「エラー」が続きます…。
ムムム、大丈夫だろうか、と思いながら次の地点を探します。
しかし、結局この日は一つだけスタンプをもらえただけで、他の地点ではエラーで起動せず…。
スタンプ最低3つ集めないといけないので、もうこのままやめようかと思ったのですが、気を取り直して再び夜に。

わあ、今度は目が光っています。
グリーンには瀬戸芸の時期に何らかの作品が置かれているのですが、今回は夜のSHIP’S CATが印象的でした。

猫のまわりには毛のある生き物がいて、それぞれ違う作家さんの作品なのですね。
モフモフ・コレクティブ
おいでまい祝祭2022 / OIDEMAI SHUKUSAI 2022より引用
モフモフ系のアートユニット「モフモフ・コレクティブ」として、全身を毛だらけの柔らかな彫刻をつくる小西葵氏、有機的なボディに特徴的な顔を取り付けた山口京将氏とタッグを組み、ヤノベ氏の新作<SHIP‘S CAT(Mofumofu22)>を始め、小西氏の《ケダマ》や山口氏の新作《ホッグ》などの作品を展示。訪れた人々に癒しと安らぎをお届けします。
この日は他の場所の作品も見に行きました。(と言っても歩いてすぐ近く)

無印良品の店舗ディスプレイの一部に大きな月が置かれていました。
スタンプを読み込むと、一つ目はすっと取得できました。
これはあと一つならさっと行けるのでは?と次の場所へ向かいます。
「イングリッシュローズ」さんというアパレルショップの前にありました。

こちらのスランプが3つ目なのですが、何度か読み込んでも「エラー」の表示が続きます。
ムムム、3つ目を押せない仕様にしてあるのかなどと訝しむ気持ちも持ちながら、夜に訪れたのでもう一度やり直します。
4度目くらいで取得できたので、これで終わりにしようかと思ったのですが、すぐ近くの「かまど」にもスタンプがあるとのこと。
しかし、この先は何度やってもうまく取得できませんでした…。
もしかして、と2度ほど訪れたのですが、この場所のスタンプは結局取得できませんでした、残念…。
3つの次はスタンプ6つということだったので、商店街を南の方へ向かます。
「メガネのタナカヤ」さんにも作品がありました。ここはうまく取得ができました。

何か撮る場所やアプリを開くタイミングのようなのが関係していたのでしょうね。
どうしようかな、と思いつつも別の日「春風堂」さんの前で見かけたので、スタンプを取得しました。


やっていて思ったのは、店内に入らないで写真を撮ったりスタンプを取得することができるので、お昼にお店の方がいるとちょっとした不審な人みたいになってしまいました。
お店のイメージアップとスタンプラリーがうまく結び付くと良いですね。
(そんな期待も込めてこの記事を書いているところもありますが)
夏に最後に訪れたのはWeBase高松 。

各地のWeBaseにSHIP’S CATがいるのですね。
定期的にメンテナンスされているそうで、高松の繁華街を見つめている感じです。
この時ちょうど小さな子たちがカートでお散歩していて、
「猫さん!」と指さしていました。
街の中のシンボルになっているのですね。
スタンプはスマホのアプリで取得するのですが、最後の抽選はホテルのロビーにて、ということなので訪れてみました。

エスカレーターの傍にもコミカルなオブジェがありました。
一つ一つに名前があるのですね。

上に行くとまた一つ、二つとありました。


瀬戸芸の開催期間中、アート作品をテーマにしたお部屋もあったのだそうです。
高松の宿泊施設になかなか入る機会がありませんので、ここははじめてでした。


なるほど、グリーンに置かれていた作品と同じ作者なのですね。

先ほどの変わった顔の作品もありました。

カウンターで「おいでまいの祝祭で」と声をかけると、隣の抽選場所へ案内してくれました。
スタンプを見せると(ここはアナログでした…)
「6個で4回ですね」
と抽選器、ガラポンを回すようにということでした。

最後はガラポン、と思いながらもまわすと、一つ色の違うのが!
「チリンチリン、おめでとうございます!」
と黄色いTシャツをくれました。
わあ、エラーが出て苦労したけれど、当たったら何だかそんなのどうでもよくなりました。
特に着てみたい、というTシャツではないのですが、当たると嬉しいですよね。
「ありがとうございます!エラーが出てもまわった甲斐がありました」
これで、ひと段落と思っていましたら、何と秋会期にも開催するとのことでした。
秋のおいでまい祝祭2022
まあ、夏に巡ったから終わっても良いじゃないか、と思ったのですが、秋にはこんぴらさんにも作品が展示されるとのこと。
また、全てのスタンプ13個を巡ると、抽選10回にTシャツということになっていました。
瀬戸芸の作品が高松空港にあるので、どちらにしても行くので、せっかくならば、と秋も参加してみました。

秋は、また作品の展示替えがあり、違う作品が登場していました。

最初見た際には何かの訓練や掃除?と思ってしまいましたが、作品でした。
ディプレイが秋ものに変わると、また印象が違いますね。


瀬戸芸の期間中何だか高松がお洒落な感じになる、と奥さんが以前言っていましたが、そんな感じ。
若い方が時々列を作っていた「unioん」さん。

「メガネのタナカヤ」さんの展示は夏から変わっていました。


僕が見た感じでは、スタンプを取得している方は一人も見なかったので、なかなか多くの方に浸透している、と言うわけではなかったようです。
だけど、この夏や秋にここには何かあったよね、というイメージは、また次に繋がりますね。
おいでまい祝祭2022 金刀比羅宮
さて、今回のおいでまい祝祭で一番驚いたのはこんぴらさんの参加です。
はじめて聞いた時には「ええ?参加したの」という感じ。
しかも境内や書院に現代アートというから尚更驚きました。
町営駐車場(平日は線路を超えた西側だけになるのだそう)に車を停め、まずは参道を目指して歩きます。

途中のホテルこんぴら温泉湯元八千代 へ立ち寄り、スタンプを取得します。

エントランスを入ったすぐの場所に大きなオブジェがありました。

わあ、これは大きくて面白い。

僕のようにわざわざこれを見に来るという方は少ないかもしれませんが、宿泊したお客さんが見て興味を持って、ということはあるだろうなあと思います。

やはり難点は最後にWeBaseに行かなければいけないということではありますが…。
平日だったので、それほど混みあうこともなく参道を歩くことができました。
この頃から海外からのお客さんの姿もちらほら見かけるようになりました。

ふと思うと一人でこんぴらさんに来るのははじめてです。
一人だと石段を早く上ってしまいがちです。

いやあ、あんまり気が付かなったことですが、一人で黙々と上るのはけっこうきついですね。
やはり誰かと歩調をあわせながら、休憩しながら上ることをお勧めします。

この辺りでは息を切らしてフウフウという感じでした。
少し呼吸を整え、先へ進みます。

ここからは少し平坦なので、少し歩きやすかったです。

帰りにお土産に加美代飴買っていったら、奥さんも子どもも喜んでいました。
ここの飴美味しいのだそう。

この先に「書院」があって、ここにも作品があるということです。


僕は一度中を見たことがあるのですが、写真撮影ができません。
受付で一応聞いてみると、「ちょうど奥に襖絵があるので撮影はできません」とのこと。

まあ、これは仕方のないところです。
そのままさらに上の本宮を目指します。


旭社を超えて、本宮へ。

この石段、こんなに急だっただろうかと上るたびに思います。
おそらく何十年もこの傾斜は変わっていないのだろうから、きっと自分が年をとり足取りが重くなっているのだろうと思います。

本宮に着きました!
お参りをして、皆さんが眺める景色を撮りました。

本宮から下に降りる階段の手間、「三穂津姫社」に作品がありました。

金刀比羅宮 三穂津姫社
わあ、このオブジェは想像したより結構大きいです。
他の方のブログや紹介する写真で見ていたけれど、3mくらいの高さがありそうです。

なるほど狛犬をイメージして作られたのですね。
ちょっとSFっぽいけれど、周囲の雰囲気を損なわず、昔からあったかのようでした。
三穂津姫社を挟んで反対側にもう一つありました。

こちらも凛々しくて大きいです。

こんぴらさんにお参りに来ている方が、何だろう?という感じで写真を撮られていました。
知らないで来ている方も、大きくて目立つから見ていたという感じでした。
ザ・チャルシー
こんぴらさん以外の場所でも展示があり、面白かったのは香川町の結婚式場「ザ・チャルシー」です。
香川の多くの方も「マツノイパレス」と呼ぶ方が馴染みがあるのではと思いますが、今は「ザ・チェルシー」となっているのですね。

大きい建物で、式場の他に宿泊施設もあるそうです。
ここにアート作品があるというのですが、どんな感じか気になりますよね。
普段宿泊や結婚式以外で訪れることはあまりない場所です。

ロビーに看板がありましたので、やはりここで間違いなさそうです。
エレベーターで二階に上がり、長い廊下を歩いて行きます。

わあ、何だかすごく長い廊下です。
この右手が式場なので、その長さの分歩いているという感じです。

まだあと少し先ですよ、という感じです。


「ザ・チェルシー ザ・ニックダイニング」という場所が作品の展示スペースになっていました。

扉を開けると、広いスペースに大掛かりな作品が展示されていました。

ちょうど西の4つの島を巡っていた時期と同じ頃なので、広さや建物の立派な感じに驚いてしまいました。ちょっと島の作品とは趣が違う感じがしました。

作品の規模や内容を考えると、有料作品としてもよいようなそんな内容でした。

もう一つ別の場所にも作品が展示されているというので、行ってみます。
「リチャード」というお部屋です。

わあ、こちらも結構大きな作品が置かれています。

うつりかわりゆくもの/大間 光記

一つ一つのオブジェが瀬戸内の島なのでしょうね。


これもなかなか面白い作品でした。
「ザ・チャルシー」の中へ入る機会もそんなにないので、行くことができてよかったです。
高松空港
最後は高松空港です。
ちょうど瀬戸芸の作品も見に行ったので、そこで一緒に見てきました。

国内線出発ロビーと到着ロビーの間にありました。


知らない方が見たら、きっと驚くと思います。
しかし、僕はあちこちで見かけたので、ああ、あった!という感じになりました。
こんな感じで秋は全てのスタンプを取得し再び抽選会場へ。
今回は全て末等でしたが、除菌のウエットティッシュや栓抜き、Tシャツをもらいました。
観光地や商店街を盛り上げるためのスタンプラリーでしたが、なかなか広範囲に広がり、楽しく巡ることができました。
瀬戸芸の作品の場所とは違うところにあったのもよかったです。
また3年後、楽しいイベントがあるといいなあと思います。
おいでまい祝祭2022、楽しいイベントでした。