出航とお見送りについて書いておこうと思います。
2025年の4月に開幕し、11月に閉幕した瀬戸内国際芸術祭2025では、各港の出航の際、手を振って、時には旗を振ってお見送りをしてくれました。
高松港をはじめ、小豆島、直島、伊吹島など、それぞれの出航とお見送りにドラマがありました。
一つずつ振り返りますので、よろしければお読みください。
女木島 出航とお見送り
春の女木島、まだ春会期が始まって間もない頃に行きました。

男木島へ行く際と、秋に二度目の女木島へ行く際に見ましたので、合計3回この光景を見ました。
船員さんは出航の準備で忙しいので、見送ってくれるのは瀬戸芸のスタッフとこえび隊の方々です。
毎回大きな声で「行ってらっしゃーい!」と手を振ってくれました。
めおんはこの向きで少し後ろに下がり、その後回転して180度向きを変えます。
僕は最初は前、動きだしたら後ろ、となかなか忙しく動きました。
帰り、女木島のスタッフは2人くらいということが多いので、一生懸命手を振ってくれます。

右舷側がお見送りのポジションになります。
この日はお父さんと小さな子が手を振っていて、可愛らしい出航でした。


結構遠くまで、鬼の灯台を過ぎるころまで手を振ってくれます。
男木島 出航とお見送り
続いてお隣の男木島、こちらも春会期に訪れました。
会田誠さんが作業されたいたのが一番印象に残っています。
男木島からの出航はお一人でのお見送りでした。

めおんには座れないほどの人数が乗っていて、こちらから手を振る方の方が多かったと思います。
しかし、見送りは人数ではないなあと思ったのが男木島でした。

一人だと目立つし、何となく良いですよね。
直島 出航とお見送り
今回、直島へは4月、6月の会期外、8月の夏会期の三度行きました。
真夏の暑い日、8月の高松港のお見送りです。

この日は8名ほどの方がお見送りしてくれました。
瀬戸芸の期間中、直島行きはいつも混雑していました。
6月だったと思いますが、宮浦港を出る時、赤カボチャの近くにいた方が手を振ってくれました。

2019年の瀬戸芸から、フェリーで手を振ると、向こうも手を振ってくれることを知り、大きく手を振っています。
もちろん空振り(結構恥ずかしい…)こともありますが、応えてくれると嬉しいものです。
よく見えなかったけれど、海外のお客様だったような気がします。

向こうもスマホを構えているように見えたから、一生懸命に手を振る僕の姿もカメラにおさまっているに違いない、と想像しています。
小豆島土庄港盛大な紙テープで出航とお見送り
豊島へ行った際、途中に寄港した小豆島土庄港で、派手なお見送りをしてくれました。
10月の三連休の中日で、夕方16時台のフェリーだったと思います。
時間になっても車の積み込みが終わらず、「まだかな?まだかな?」とお互いに待っていたら、動き出しました。

和太鼓の演奏とともに、テープが風に揺れます。
小豆島では、結構紙テープのお見送りがあるので、ニュースなどでは見聞きしていましたが、実際に見るのは、はじめての経験で、とてもよかったです。

見知らぬ旅人を盛大に見送るのは、どういう気持ちなんだろう?と考えましたが、
「小豆島に来てくれてありがとう、また来てね」
という雰囲気で、また小豆島へ行こうと思いました。
伊吹島岸壁を走るお見送り
何度か来ている伊吹島。
まずは観音寺港の出航のお見送りがありました。
白と青の綺麗なフラッグです。

帰りの便、伊吹島自体も楽しかったけれど、僕の中では伊吹島のお見送りも一大イベントです。

最初は横に並んで大漁旗を振ってくれます。
これだけでも嬉しいのですが、その後、左舷の島の岸壁を見ると、ここでも大漁旗が!

走り出して、映画のワンシーンのような風景になります。
毎回落ちたりしないかとハラハラしますが、頑張ってお見送りしてくれます。

船内は大盛り上がりで「あ、あそこ!走ってる!」「気を付けて!」「すごいね」という感じになります。
たぶん島で見送る方には聞こえていないだろうから、それをお伝えしたいな、という気持ちにいつもなります。
犬島宝殿港のお見送り
秋会期の犬島へ行った際、岡山宝殿港で船に乗りました。
普段はお見送りはないのですが、たまたまこの日はスタッフの方がいて、普段は犬島勤務なのですが、この日は港の担当だったとのこと。

次便を待つ間、長野から来たという若者も交え、少し会話をしました。
出航すると手を振ってお見送りしてくれました。
一日その場にいる、というのも大変ですね、と言うと、「こういう会話があるので、何とかなります」と言っていました。
そうですよね、一人でずっとじっとしているわけではないものね。
お話できてよかったです、お見送りありがとうございました。
大島へのお見送り
高松港から官用船「せいしょう」で高松港から大島へ行きました。
瀬戸芸への見学者は船の下の客室に行くように誘導されるので、座席にいると船内からはほとんど外は見えません。
しかし、窓際にカメラをおいて、出航を撮っていると…
(そんなことをするのは僕だけではあるが)

スタッフの方が手を振って見送ってくれていました。
船内のほとんどの方が気が付かないお見送りですが、撮れてよかったです。
これは結構毎回のことなので、また次回皆さんもチャレンジしてみてください。
粟島、詫間須田港のお見送り
粟島へ行く時には、詫間須田港から船に乗ります。
普段は港から手を振って、という感じですが、この日は岸壁で旗を振ってくれました。

この日の船は結構満員で、お隣には警察の方が立っていました。
高見島の駐在さんですが、この日は粟島へ手伝いに来ていたのだそうです。

少し天気が変わりやすい日でしたが、懸命に旗を振り送ってくれました。
若さって良いですね。
本島の盛大なお見送り
もしかしたら、「お見送り」自体が大きなイベント化していて、一つの作品になってきているのではないか、と思ったのが本島です。

笛と太鼓の音が響き、それに合わせて旗を振ってくれました。
50名くらいはいたかな、と思います。
ゆるキャラと、その奥にいる背の高い髭の男性はアーティストだと思います。
この日は本当にたくさんの方が来ていて、盛大なお見送りを見て、船内も盛り上がっていました。
高見島 夜のお見送り
高見島へは、最終週の土曜日に行きました。
多度津港で、待合室にいた男性の方とお話して、また3年後に、なんて話していましたら、その方がお見送りしてくれました。
(2022年もお会いした気がする)

青色が綺麗な秋空で、温かい気持ちになりました。
帰りの便は、日没の時間で、あたりは真っ暗です。
スマホのライトを振って見送ってくれました。
秋会期、日没が早まる時期ならではのお見送り、フェリーからもスマホライトで応えました。(奥さんが)

小豆島池田港の出航とお見送り
最終日に訪れたのは、小豆島。
池田港からの出航です。
これは本当に感動してしまいました。
出航前に案内所に立ち寄っていて「最終日お疲れさまでした」みたいな会話を交わしていました。
当日は小雨交じりの天気で、しみじみと出航を撮っていたら、何と案内所から出てきて、手を振ってくれました。

池田港では、これまで出航の際にお見送りはなかったから、とても驚いて、嬉しい気持ちになりました。
小豆島、土庄港と池田港で、二度も感動があって、本当によかったです。
瀬戸芸の楽しみの一つ、船の出航とお見送り、いかがでしたか?
普段は見られない光景が、3年に一度あらわれます。
あれは、幻だったのでは、と思うこともありますが、ちゃんと3年後もお見送りをしてくれるはずですよ。
お見送りをしてくれた皆さん、ありがとうございました!
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。